高登谷山
2023年3月12日(日)
ルート:高登谷山登山口→天狗岩→▲南峰→▲高登谷山山頂→高登谷山登山口
今年初の高登谷山(たかとやさん)です。
前回は昨年の大晦日の登り納めに登ったのが、この高登谷山です。
登山客は少なく、新緑や紅葉の季節でもなければ、
他の人と出会うことも稀な、マイナーな山です。
コースタイムが3時間とありますが、
実質的には2時間半でも余裕のよっちゃんイカ、
本日の我々の実測歩行タイムは、トータルで2時間を切っています。
そんなサイズ感の山ですから、
わざわざ他所からやってきて登るには、物足りないのでありましょう。
ということで、本日も我々のみ。
こういう、静かな里山、とても好きなんですよね。
雪かきされた雪が かろうじて残っていましたが、
道中の雪はまったくありません。
今季は12月~1月の雪が少なく、2月の気温が高かったため、
シーズンを通して路面の凍結箇所が少なく、助かりました。
別荘地の脇を抜けるように、登山道が設けられています。
この別荘地は、いつきても人気(ひとけ)が少ないです。
車で10分ほどでスーパーのナナーズ川上店があるので、
定住も可能な立地でもあるのですが。
高登谷山は、雑木が多く明るい山です。
初めて登ったのは2017年12月のことですが、
当時はそれほど好印象は持ちませんでした。
なんというか、「陰」の氣を持つ山だなぁという印象です。
その後、2018年4月にもう一度登ったきり、足が向かなかったんですよ。
ところが、2021年の11月に3年半ぶりに登ってみたところ、
山の持つ氣が「陰」の氣から「陽」の氣に反転していたのです。
明るく気持ちのいい、ステキな里山に変貌を遂げていたんですね。
それ以来、ちょいちょい足を運ぶようになり、
といっても本日で8度目の高登谷山ではありますが、
近場の里山のローテーションに加わったわけなんです。
岩場も多く、ちょいちょいテクニカルな場面もあって、
変化に富んだ登りを楽しむことができますよ。
天狗岩に到着しました。
雲が無く空気が澄んでいますと、ここから富士山が見えるんです。
今日は気温が高く、霞がかっているので、眺望はあまりよろしくありません。
南峰山頂が見えましたよ。
南峰山頂に到着。
実は高登谷山、南峰の標高が1,862m、
本峰の標高が1,846mと、南峰のほうが標高が高いんですよ。
ただ、眺望は本峰のほうが開けていていいんです。
そんな本峰へ、さっそく向かいましょう。
積雪期は、この南峰から本峰のルートが分かりにくいだけでなく、
風が抜けて雪庇ができやすいので、下手をすると遭難してしまいます。
なので、冬季は南峰だけピストンすることもありました。
南峰から本峰は近く、12~3分といったところ。
本峰に入ると、山の氣が変わります。
連なった山でも、よくあることですね。
高登谷山山頂にて、敬礼っ!
残念ながら、南アルプスも八ヶ岳も、霞の中です。
とにかく人気(ひとけ)がないので、山頂での過ごし方もあなた次第。
さてさて、下ってまいりましょう。
本峰側のルートは、南峰側のような岩場やテクニカルな場面は少なく、
ひたすら直下りといった面持ちです。
面白さという意味では、南峰のルートのほうが面白いです。
こうした、まっすぐな場面もあったりして。
新緑の時期には、緑のシャワーが楽しめます。
別荘地にある登山口に下りてきました。
ここから、10分ほど別荘地内を歩いて駐車場まで戻ります。
駐車場に到着です。
脇には沢が流れているので、靴が汚れている場合は洗うこともできますよ。
さて、この高登谷山、他所からわざわざこの山だけに登りにくるには、
ちょいとサイズ感が小さくおすすめできませんが、
横尾山と併せて登るのでしたら、オススメできます。
高登谷山と横尾山、あわせて5時間ほどの道程になりますので、
これならば、わざわざ登りにくるもの楽しいでしょう。
順序としては、まずは急登の高登谷山を登り、その後、
比較的のんびりと歩ける横尾山に登るのがオススメです。
どちらも眺望が良いので、天候のよい日を選ぶとより楽しめますよ。
それではまた(人 •͈ᴗ•͈) ♪