八ヶ岳南麓在住。里山好きのおじさんのブログでありんす。

【登山メモ】燕岳~餓鬼岳(1日目)

燕岳(2763m)~東沢岳(2497m)~餓鬼岳(2647m)
2013年9月21日(土)~23(月)
ルート:
1日目 中房温泉~合戦小屋~燕山荘(泊)
2日目 燕山荘~▲燕岳~▲東沢岳~▲餓鬼岳~餓鬼岳小屋(泊)
3日目 餓鬼岳小屋~大凪山~白沢登山口

今回はめずらしくツアーに参加。
お世話になったのはアルプスエンタープライズさん。

昨年、同じくアルプスエンタープライズの北岳ツアーに参加した時に
山友となった男子2人と筆者と相方と4人で申し合わせて申し込みをしました。

なおツアーの場合、立ち止まって写真を撮るのが難しいので、
今回は写真少な目、メモ書きとして残しておく雰囲気です。

■初日

スタート地点の中房温泉。
クラブアルプスのツアー参加者は年齢層が高めですが、
我々40代カルテットが最若手というメンバー構成。

槍・穂高などならともかく、餓鬼岳メインという渋いツアー、
老練のベテラン勢が集まりました。参加者はガイド抜きで17名。

中房温泉登山口。まずは合戦小屋を目指します。

第一ベンチ到着。中房温泉からちょうど1Km。燕山荘まであと4.5Kmです。

第二ベンチ。クラブツーリズムのツアーと合流。

あちらは燕岳~常念岳という王道コースということもあるでしょうが、
それにしても、クラツーのほうが全般的に参加者層が若いですね。

第三ベンチ到着。距離的にはちょうど中間地点あたり。
このあたりまでの道は、正直それほど面白みのある道ではありません。

富士見ベンチ。相変わらず混雑しています。次のチェックポイントは合戦小屋です。

合戦小屋到着! 名物のスイカは時期はずれで売ってませんでした。
ここまで3時間7分。大人数のツアーとしてはまずまずのペースですね。
しばし休憩をとります。

さてさて、合戦小屋を出て合戦尾根をすすみます。紅葉がきれい。
北アルプス3大急登らしいですが、そんな急登でもないですね。

槍ヶ岳がよく見えます。中学生の時に登っていますが、あまり記憶に残ってません。

幼少の頃から山好きの父親に連れられて、よく山に登りましたが、
やはり、大人になってから自分の意思で登る山とは意味が違いますね。

実は餓鬼岳を選んだのも、北アでオススメどこよ?と父に聞いたところ、
餓鬼岳をオススメされたのが決め手だったのです。

お、頂の上に燕山荘が見えてきましたよ。

ご覧のとおり、テン場も賑わってますよ。

ここを登れば燕山荘。初訪です。

燕山荘到着! 人が多すぎたので看板のみ撮影です。

小屋前のベンチも大賑わいです。
しばし談笑しながら待っていると、お呼びがかかりました。

そして案内された寝床。非常口前に作られた仮設のスペース。
横幅は枕ひとつ分。そしてここにザックも置けとの指示。

普通に寝ても足が重なるのに、ここにザック置いたら座って寝るしかない(笑
小屋番の無茶な要求にみんな憤慨し、何言ってんだよアンタとの声。

結局、廊下や靴箱の上のスペースを工夫してなんとかザックは外に。

そしてこの仮設スペースは床板の上に直接薄い敷布が1枚なので、
とにかく床が硬い。

こりゃ、夜が思いやられるなと思っているところへ追い討ちをかける情報が。

「夕食は8時45分です」

えっ? 消灯は9時と聞きましたが。
しかも山小屋で夕食8時45分ってあり得なくないですか?

後情報では700人超の宿泊客がいたとのこと。
完全にキャパオーバーですね。

とりあえず、夕食までの時間が長すぎるので、
ビールを飲んで管を巻くことにしました。

ヒャッハーッ! 生ビールで乾杯です! でも寒いっ!

中のスペースが空いたので、移動しました。
おでん、ソーセージ、チョコレートモンブラン、ホットウィスキー、
日本酒、また生ビール、各々注文を重ね、夕食の時間が近づくのを待ちます。

食堂では赤沼さんのアルペンホルンが鳴り響きます。ホルンもいいが、
早くメシを出してくれ、という心境の人は100人はいたでしょう(笑

そしてついに到来した夕食は、お馴染みのチーズinハンバーグ。
このころにはもう出来上がっちゃってて、写真取り忘れました。

夕食が終わると、畳み掛けるように消灯です。

件のスペースでは
床が固くて非常口の明かりが煌々と灯いていて、もちろん疲れは取れず。

狭いのは山小屋だから仕方ないけど、
硬い床板の上なんだからせめて敷布はもう1枚敷いてよね。

そして翌朝 ─。

朝食は並ばないと食べられないよ、ということで、
廊下に30分以上突っ立って並びました。

うーん、なんというか、ホスピタリティの欠片も感じられない。
何か大切ものが欠けてる山小屋だここは。

ケーキとか生ビールとか、チーズinハンバーグとか、
別に下界にあるものを求めてるわけじゃないんだよね。

燕山荘は一般には泊まってみたい山小屋No.1とのことだけれど、
二度と泊まりたくない山小屋No.1に決定しました(あくまで個人の感想です)。

まぁ、記事書いているいまとなっては、喉元すぎて熱さ忘れてますけど、
今まで泊まった山小屋の中ではワースト1でしたよ。

翻って、天候に恵まれたのは幸運でした。

→ 気を取り直して2日目はこちらです!

■参考タイム
【一日目】4時間22分
中房温泉→(3時間7分)→ 合戦小屋 →(1時間15分)→ 燕山荘(泊)