釈迦ヶ岳(山梨県笛吹市 1641m)
2014年3月16日(日)
ルート:水ヶ沢林道途中(廃材置場)~すずらん群生地駐車場(釈迦ヶ岳登山口②)~分岐点~府駒山~釈迦ヶ岳山頂~分岐~釈迦ヶ岳登山口①~水ヶ沢林道途中(廃材置場)
昨年は5度ほど釈迦ヶ岳に登りました。
釈迦ヶ岳を愛する会 会員番号32番 こばやしスーザンけいです。
ちなみに昨年の釈迦ヶ岳山行記録はこちら。
●2月3日 冬の釈迦ヶ岳
●6月1日 新緑の釈迦ヶ岳
●8月25日 雨の釈迦ヶ岳
●11月2日 晩秋の釈迦ヶ岳
●12月15日 師走の釈迦ヶ岳
閑話休題。
釈迦ヶ岳は主に2つの登山口があります。簡単な地図が下図のとおり。
筆者が好んで登るのは、すずらん群生地駐車場に車を停め、
登山口②からピストンをするコース。何しろ、舗装路を歩きたくないわけです。
ご存知のとおり、山梨は2月にかつて無いほどの大雪に見舞われました。
すずらん群生地に至る林道(水ヶ沢林道)は生活道路ではないので除雪されません。
そこで、道路状況の偵察を兼ねて、今年初の釈迦ヶ岳に登ることにしたわけです。
水ヶ沢林道はこの廃材置き場まで除雪されていました。
といってもここ、かなり手前です。
すずらん群生地までは2.6Kmくらい(適当)だと思います。
ちなみに上の写真は帰ってきてから撮影したものです。
朝はこんな感じ。
果敢に雪道に入ろうとしたタイヤ跡が残っていました。
ちなみに朝は車で登れたとしても、帰りには雪が緩んでスタック、
という経験があるので、除雪されていない雪道には侵入しないというのが
身を持って学んだ大鉄則になります。
車を停めて準備をしたら、ここから下道歩きです。
今日のものではなさそうですが、そこそこ踏み跡があります。
おそらく手前の登山口から釈迦ヶ岳を目指しているのでしょう。
すずらん畑へ2.4Km。数字以上に長く感じるのが下道の特徴です。
外灯のデザインはすずらんをモチーフにしたもの。かわいいですね。
手前の釈迦ヶ岳登山口です。すずらんの群生地まで1.8Km。
帰りはここに下りてくるとして、群生地まで偵察に行きますよ。
ところどころ、雪が溶けて舗装路が露見している箇所がありました。
そうはいっても、まだまだ雪は深いです。すずらん群生地まで、あと600mです。
あ、先ほどの手前の登山口から先は踏み跡はなかったので、
やはりこちらまで繰り出すのはモノ好きということでしょう。
後ろを振り返ると、今日は南アルプスがよく見えます。
水洗トイレの案内です。手前に「野外ライブ会場」とありましたが、
何のライブをやっていたのか気になりますね。
動物の足あと。キツネかタヌキでしょうか。
ようやく、すずらん群生地駐車場にたどり着きました。
車を停めた場所から、1時間11分かかりました。長いっすね。
ただ、道路状況を確認できたのでよかったです。
天候次第ではありますが、車で入れるのは4月の中旬以降のイメージでした。
「新道峠 3.1Km 徒歩1時間」の標識。これ、たしか前回来た時はなかったです。
新道峠は5月にゲートが開放されると、それこそ5分で峠に登れる場所まで、
車で入ることができるんです。
ただ今年はこの積雪量、林道が北斜面側になるので、
ゲートの開放はゴールデンウィークには間に合わないでしょうね。
すずらん群生地駐車場から登山口はすぐです。
左手を見上げると雑木が美しいですね。
おなじみ、釈迦ヶ岳登山口。
見慣れた景色、訪慣れた場所は、その前に立つと安心します。
やっほーい! 今年初の釈迦ヶ岳ですよ!
下のほうは結構雪が深い場面もあります。
数える程度ではありますが、踏み抜くことがありました。
稜線近くになると、雪の量は減ります。
どんべえ峠(日向坂峠)との合流点。ここから先は稜線歩きになります。
稜線上には、それなりに雪が残っています。
やほーい! 稜線歩きは楽しいな!
それにしても美しい雑木林です。
えっ、葉っぱがないから分からないですって?
物事の本質を観る目を養っておくと、この雑木の美しさが分かります(キリッ)
例えて言うならば、美人の女性が髪を剃っても美しいのと同じです。
・・・うーん。ちょっと違いますね。ごめんなさい。
三角錐の形が特徴的な釈迦ヶ岳の山頂が見えます。
そして府駒山到着。
ここは山頂!という感じはありません。まぁそういう山いっぱいありますけどね。
お茶を飲んだら、釈迦ヶ岳を目指します。
こんな感じで、時どき踏み抜きがあります。
府駒山から釈迦ヶ岳は、一旦下ってから登ります。
この動物の足あとは新しいです。足あと図鑑が欲しいです。
雪でカサが上がっているので、行く手を木々に阻まれます。
釈迦ヶ岳の第一ビューポイント到着!
ここからの景色で、山頂の景色具合が予想できます。
今日は気温が上がっているので、景色の抜けはもう一歩かもしれません。
山頂手前の岩場。ここは一度溶けた雪が凍って硬くなっています。
下りであればアイゼンを着けるところですが、慎重に足場を確保しながら、
じっくりと登っていきます。
まさに、足もと注意!
平時であればなんてことない登りですが、
凍土状態ですと、緊張しますよ。
山頂手前、最後の登りです。
ここまでくればもう安心。
と思って気を抜いて滑落しちゃった人を知っているので気は抜きません。
釈迦ヶ岳山頂に鎮座する笑い地蔵です!
今日は富士山もピカピカ光ってよく見えます!
露出をお地蔵様に合わせてみました。ご覧のとおり、お召し物がひどく汚れています。
これ、作り替えてあげたいなぁといつも思うんです。
釈迦ヶ岳山頂にて敬礼っ!
日に日に、敬礼の姿勢がだらしなくなってきています。
ここらで一発、締めておかないといけませんね。
こう見ると、山頂もそれなりに雪が残っています。
そして山頂でランチタイム! こちらは月見富士です!
今日はお湯を沸かして温かいスープなどもいただきました。
厳冬期は寒くてお湯沸かしてる余裕なんかありませんから、春ですね。
念のため、下りはアイゼンを装着しました。
ピストンせずに、こちら側へ下るのは久しぶりです。
意外と急なんですよ、こちら側の下りは。
あらっ、思ったよりも雪がありませんね。
うーん、アイゼンが足かせになっております。
ということで、早々にアイゼンを脱ぎましたよ!
ふゅー、快適 快適。
分岐点到着。思ったよりも近いですね。
ここからの下り、雪が緩んでいて踏み抜き祭り!
ラッセル祭り、踏み抜き祭り、そしてヤマザキ 春のパン祭りは、
ある意味、日本三大祭といっても過言ではないでしょう。
いや、言い過ぎでした。
アッ!
みたいなことが何度も何度も起こります。
距離が長いとたまりませんが、短いのが分かっていると、
ウケる! という感じで楽しめます。
登山口というか、登山道の出口が見えてきました。
登山口到着。ここから先は舗装路になります。
ここから先が、結構長く感じるんですよね。
それがいやなもんで、こちらのルートは滅多に歩きません。
水ヶ沢林道が見えてきました。
釈迦ヶ岳登山口に到着!
朝の写真の使い回しですが、ここに下りてきたわけです。
溶けているように見えますが、
ガードレール側はそれなりに積もっています。
やはり車でアプローチできるのは、4月中旬以降の予想です。
スタート地点に戻ってきました!
おつかれさまでした!
■参考タイム(※食事時間のぞく)
【登り】3時間9分
水ヶ沢林道途中(廃材置場) →(1時間11分)→ すずらん群生地駐車場(釈迦ヶ岳登山口②) →(30分)→ 分岐点 →(28分)→ 府駒山 →(1時間)→ 釈迦ヶ岳山頂
【下り】1時間17分
釈迦ヶ岳山頂 →(28分)→ 分岐 →(35分)→ 釈迦ヶ岳登山口① →(14分)→ 水ヶ沢林道途中(廃材置場)
【トータル】4時間26分