釈迦ヶ岳(1641m)・大栃山(1415m)(山梨県笛吹市)
2013年6月1日(土)
ルート:釈迦ヶ岳(すずらん群生地)駐車場~▲府駒山~▲釈迦ヶ岳~▲神座山~トビス峠~▲大栃山(帰りは変則ルート)

雑木が美しく、山頂からの眺望も素晴らしく、気軽に登れる、
3拍子揃った日帰り名山釈迦ヶ岳

そんな釈迦ヶ岳からの稜線を鳥坂山あたりまで縦走してみたいなぁと、
前々から思っていたのです。

ところが、鳥坂山まで縦走してしまうと、
水ヶ沢林道を通る公共交通機関がないので、下道を2時間歩く必要があります。

下道嫌いで有名な筆者としては、これは看過できません。
そして諦めが早い筆者としては、じゃぁ無理だね、と諦めていました。

ところがです。

この6月1日と2日の2日間だけ開催される、
「すずらんの里祭り」のイベント期間中のみ、
ここに送迎バスが走るという機密情報をキャッチしたのです!

まさに千載一遇のチャンス、これを逃したら漢(おとこ)が廃る、
ということで、この計画を実行に移すべく、
すずらんの群生地駐車場へ向かいました。

なお、この群生地を「すずらん峠」と呼んで憚らない御仁を
稀に見かけますが、
すずらん峠は黒岳と破風山の間の峠の名で、
ここはすずらん峠ではないので、よろしくお願いします。

いつも駐車をする第1駐車場。
イベント当日は8時までロープが張られて駐車禁止となっていました。

第1駐車場の少し手前の駐車スペースに駐車をします。
すでに待ちきれずに入ってきている車は、イベント目当ての客と登山客、
半々くらいのようです。

せっかくなので、空いているうちに、すずらんの群生地も見学していきます。
すずらんは気が向いたら後ほど紹介するとして、山にすすみましょう。

釈迦ヶ岳登山口。新緑のこの季節、雑木林の美しい山は最高ですね。
雑木をおかずに、ご飯何杯でもいけちゃいますよ。

ただ最近はご飯あまり食べません。炭水化物の摂取量が少ないです。

それはさておき今日は、昨今の身体のなまりを解消すべく、
ウェイト(水)を余分に詰めて、ザックを10Kgほどにして、
トレーニングを兼ねての山行となります。

山ツツジが、まるで私どもを迎えてくれているかのような歓迎ぶりです。

少し登ると稜線の分岐です。釈迦ヶ岳は何度も訪れていますが、
そういえば、日向坂峠からは登ったことありませんね。

山はいつ登っても最高ですが、特に新芽の息吹くこの季節が、
一番最高なんじゃないかと思いますね。一番最高?

府駒山到着です。登山口から37分。いつもより早いペースです。
トレーニングだという意識が無意識に働いたのでしょうか。
無理せず、釈迦ヶ岳を目指しましょう。

ピンクの山ツツジが散っていました。木漏れ日がまるで舞台の照明のようです。

途中、右側に開けるビューポイント。大菩薩嶺や瑞牆山、金峰山などが見えます。

ロープのかかるちょっとした岩場もありますよ。

ジャン!釈迦ヶ岳山頂!
登山口から1時間8分。いつもに比べると飛ばし気味です。
先は長いのでペースを落としていきましょう。

山頂に鎮座する笑い地蔵と、富士山。めっちゃ笑ってます。

こちらは2月に訪れたときの笑い地蔵。冬は空気が澄んでますね。

釈迦ヶ岳山頂は360度の展望が開けます。
けっこういい天気だったのですが、写真にはその感じが出ていませんね。

釈迦ヶ岳から神座山へ向かいます。

けっこう急な下りです。ロープ必須の場面もあります。

分岐点に到着しました。
さて、地図で目的地を確認するかなと。

アレ? 地図がないよ?

どうやら、地図を車に忘れてきてしまったようです。
未踏の山で地図がない、となると進まないのがセオリーです。

しかし、道標もしっかりとあるし、
今日を逃せばまた来年まですずらんの里祭りはやってきません。

千載一遇のチャンス、逃すわけにはまいりません某!
という千載一遇感に負け、先へ歩をすすめることにしました。

美しい緑、小鳥たちの囀り、遠くに響く蝉の声。
いやぁ、やっぱりきてよかったですよ、旦那!

「トビス峠・大栃山」の標識。

ん? そんな峠と山の名前は記憶にないぞ? 早速道を間違えたか。
地図が無いというのはこうも人を無力にするものなのか。

よく見ると、「神座山」の文字が。
うーむ、これだから行政のやることはいかん!

地図を忘れた失態を行政のせいにしながら先へ進みます。

銀色に輝く木肌が艶かしいナツツバキ。神様が宿っています。

ジャン!神座山山頂です!

神座山から見た釈迦ヶ岳。三角形の山容が素敵。

さて、地図がないのでiPhone(au)で地図なりヤマレコなり、
なんらかの記録を確認しましょう。

と思ったところ、まともにデータ通信が起動しません。
DoCoMoのアンドロイドも同じ状況。

ム、ムキーッ!

おこりながら先へ進みます。

しかし、ここに魔物が潜んでいました。
もし私がアルボムッレ・スマナサーラ長老の言葉を忘れていなければ、
このようなことにはならなかったはずです。

あろうことか、本来の目的地の鳥坂方面ではなく、
トビス峠に向かってしまったのです!

なぜかトビス峠に到着。
そして頭の中では鳥坂山へ向かっています。
大栃山は、その通過点にある山でしょう。と思っています。

大栃山へ向かうと、赤松林が出てきました。植生が変わっていろいろと楽しめます。

登山道を挟んで、赤松林と雑木林に分かれています。
赤松は植林したものでしょうねきっと。

腹が減っては登山ができぬので、そろそろお昼ごはんにしますよ。

赤いきつねと赤い松林。ミニカップはおにぎりのお供に最適です。

カップヌードルの残り汁とかを山に平気で捨てる輩が散見されますが、
どうか地獄へ落ちてください、とお祈りしています。

さて、腹ごしらえもできたので、出発しますよ。

西瓜みたいな木肌の木です。なんという木でしょうか。

羊歯(しだ)も生い茂っていたりします。

チッチゼミですかね?小さな抜け殻です。

ようやく大栃山に到着しました。
写真ではとんでますが、甲府盆地がよく見えます。

さらに先へ進みますと、岩が出てきましたよ。

えっ、鳥坂山じゃなくて花鳥山ですって。
おかしくないですか。初めてきく山名です。

さらに少し進んで、ようやく携帯の電波を拾いました。

Google Mapを見ると、
えっ、大栃山って神座山から北の山ですよ!
完全にあさっての方向じゃないですか!

気づくのがあまりにも遅すぎましたが、
こういうときは同じ道を戻るのが鉄則です。

再び大栃山です。
ふぅ、大栃山から大栃山まで47分もかかりました。

ひたすら来た道を戻ります。心が折れかかります。

釈迦ヶ岳の手前の登山口への分岐です。
大栃山から2時間以上経過しています。

ここから下道に下りることにしました。

もうひとつの釈迦ヶ岳登山口です。ここからはコンクリ路の下りです。

意外と長い。というか、長く感じます。

ダメ押しの車道歩き。痛恨の極みです。長いよぅ。

やっと駐車場着いた!超長かった。実際に車道に出てから40分もかかりました。
おつかれさまでした!

■参考タイム(※食事時間のぞく実歩行時間)
【往路】4時間09分
釈迦ヶ岳(すずらん群生地)登山口 →(37分)→ 府駒山 →(31分)→ 釈迦ヶ岳 →(1時間6分)→ 神座山 →(23分)→ トビス峠 →(45分)→ 大栃山 →(47分)→ 下って登って大栃山に戻る
【復路】3時間24分
大栃山 →(32分)→ トビス峠 →(40分)→ 神座山 →(54分)→ 釈迦ヶ岳分岐 →(38分)→ 水ヶ沢林道 →(40分)→ 釈迦ヶ岳(すずらん群生地)登山口
【トータル】7時間33分

いやぁ、やっぱり地図忘れたら進んだらいけませんね。
また来年のすずらんの里祭りのときに縦走しましょう。

■オマケ

山梨県民の台所を支えるスーパー「オギノ」で
県産の「文吾梅」を買いまして、

地元の結構有名な酒屋「味ノマチダヤ」で
琉球泡盛「与那国」を買いまして、

梅酒を漬けましたよ!

出来上がりが楽しみだなぁ。

■オマケ2

朝、歩いたすずらんの群生地。30分ほどのんびり歩きました。

日本すずらんは、とても小さくて可憐で、
なんというか小さいものを愛でるのが好きな日本人向けのすずらんですね。

すずらんというより、白樺林が大変美しいエリアです。

売店も趣がありますね。

トイレもすずらん仕様です。

「可憐だ…」(ルパン三世 カリオストロの城の五ェ門風に)

いずれにしても、地図は忘れないようにね!(てへ)