雁ヶ腹摺山(1874m)・姥子山(1503m)(山梨県大月市)
2013年5月26日(日)
ルート:大峠 ~ ▲雁ヶ腹摺山 ~ ▲姥子山 ⇔ピストン

雁ヶ腹摺山は、山に登り始めてしばらくしてから、
ずいぶんと通いました。ずいぶんといっても十数回ですけど。

その理由は、

①東京から近い
大月I.C.から30分、うまくすれば2時間かからずドアtoマウンテン。

②うまい湧水がある
登山口からすぐの御硯水は隠れた名水。
ウイスキーの水割りに合う日本の湧水ベスト3に入る。
(※他の2つを問われても答えは用意していません)

③それほど人気があるわけではない
駐車場に停められなかったことは一度もありません。
基本的に人気の高い山はあまり好みではないのです。

特に、②はたいへんありがたいお話で、
もちろんお茶を煎れても何を入れてもとてもおいしい湧水です。

しかし、通いすぎたことと、距離が短い(雁ヶ腹摺山だけなら
往復で1時間半)こともあり、2年近くご無沙汰しておりました。

今回、久々にやってきた理由は、
話せば少し長くなってしまうので別の記事に書こうと
思ったのですがそれも面倒なのでこの記事に書きますね。

実は前日、大峠に幕営しておりました。

テント泊の山行というのは、誰しも一度は憧れるものです。

しかし筆者のような日帰り登山がメインのヘナチョコ登山者は、
実際にやってみるとあまりにも荷物が重たくて、
泣きそうになったり、実際に泣いてしまったりして、

一度やって、懲りてしまうパターンも多いようです。

もちろん筆者も例に漏れず、一度やってから封印しており、
せっかくのテントも押入れの肥やしになっておりました。

今回、地球も暖かくなってきたこともあり、
久しぶりにテントを引きずりだしてきたのです。

「そうだ、テント泊 しよう。」

で、とりあえずこの大峠に幕営することを思いつきました。

なぜならここは駐車場の目の前(正確には目の後)が
幕営予定地のため、要はオートキャンプと変わらないわけです。

しかし、それだけなら何の芸もないので、
せっかくならテント装備フルセットをザックに詰め込んで、
トレーニングがてら歩いてみよう、という話になりました。

話が長くてごめんなさい。

筆者、カリマーの25Lとグレゴリーの45L
2つのザックを使いまわしていて、
それ以外のザックは持ち合わせておりません。

前回、テント泊のときは夏だったこともあってか、
45Lに無理やり荷物を詰め込んでいきました。

ところが今回、同じ45Lに詰めようとしたところ、
どうやっても荷物が収まらないのです。

うーん、どうしよう。と考えて思いついたのは、

「そうだ、ザック 買おう。」

さっそく池袋の好日山荘とエルブレスのハシゴ
決行することにしました。

そして結局購入したのは、完全ノーマークだった
ジャックウルフスキンストラトスフィア65という
65Lのザック。

定価3万円のものが半額になっていたのが決め手です。

それにしても、いまから山に行こうというのに、
当日ザックを買いに行くというのは、
山をナメてるのかと憤られてもおかしくない所業ですね。

そんなこんなで、前日の宴の様子。

幕営時すでにあたりは暗くなりはじめていて、
ヘッドライトをつけての作業となりました。

そして翌朝 ─ 。

鳥たちの一斉のさえずりを目覚まし代わりに目を覚ましました。
うーんっ、と、かわいらしく伸びをします。

もちろん、名水 御硯水で薫り高いコーヒーを入れていただきます。

自然の中でゆったりとしたひと時をすごしたら、
後ろ髪引かれる気持ちでテントを畳んで収納し、ようやく登山開始です。

こちらが今回購入した、Jack Wolfskinのストラトスフィア65。
さすがに65Lだと容量的に余裕があります。

シンプルな作りで、金かけるところとかけないところのメリハリが効いた、
実はよくできていて、とても背負いやすい良いザックです。気に入りました。
ザックの重量も2Kgを切っています。

ジャックウルフスキンといえば、
主にタウンユースのディパックとかを作っている、
アウトドア風アパレルメーカーだと思い込んでいたのですが、
いい仕事してますね。誤解していてゴメンナサイ。

さて、こちらが大峠の駐車場。道のカーブに沿って駐車場があります。
手前にはトイレ(BTN式)完備です。

見慣れた登山口は駐車場の目の前です。ボチボチ登ってまいりましょう。
道標が新しくなっています。

登山口からすぐのところに水場があります。
こちらが噂の麓水「御硯水」。

しばらく訪れない間に、こんな立派な石碑ができてたのですね。
以前は、木にマジックで書かれたものが置かれていただけでした。

ここの水がうまいのですが、今日はずいぶんと水量が少ないですね。

この塩ビのパイプの内径は人差し指程度なので、
多い日はここからドバドバと出ている印象が強かったのです。

ちなみに下山時はさらに劇的に水量が減っており、
スズメの涙とはこのことかと、天を仰ぐほどでした。

落石によるものでしょうか、橋が崩落していました。
山側に新しく道が作られています。

おっとっと。慣れないザックと重量にバランスが崩れます。
ちなみに今回の荷物の重量は11.5Kgほど。

普段は5Kg程度の荷物で軽やかに登るのが趣味なので、
普段から重量を背負っている人からすれば11Kgなどチョロイでしょうが、
筆者にとっては重たい荷物です。

ちなみに前回泣きそうになった時の荷重量は14Kg。

今回、食料が少ないとはいえ、なぜ11Kgしかないのか、
逆に言えばなぜ前回14Kgもあったのか謎ですね。

3Kgの差が大きいのか、スキルが上がったのか、両方か、
前回のテント行にくらべると、はるかに楽に感じます。

こちらの橋は無事に残っていました。
ブナやミズナラなど、水をおいしくする木が多い雑木林をすすみます。

通称「ワニの木」。ワニにそっくりな木です。かわいいですね。

富士山のビューポイント。山頂より少し手前の、富士の展望が開ける場所です。

ちょっとした急登の場面もありますが、基本的になだらかなコースです。

特徴的な「神無備石」の脇を通れば、山頂はすぐそこです。

ひゃっはー! 山頂手前の草原で両手を高らかに挙げつつこっそり屁をひる筆者。

じゃん! 雁ヶ腹摺山山頂! 標高1874mです。
大峠が標高1560mなので、標高差314mと気軽に登れる山ですよ。

大峠から1時間5分ほどかかりました。
いつもの身軽さだと50分ほどで登るので、
やはり荷物の影響はそれなりにありますね。

ちなみに五百円札の裏面の富士山が撮影されたのが、まさにこの場所です。
えっ、五百円札なんてあったんだ、という世代の人もいるかもしれません。

さて、ひとしきり景色を楽しんだら、姥子山へ向かいます。
山頂から分岐を左へ降りていきます。

姥子山は標高1503mなので、山頂を目指して下っていくイメージです。

菌類にやられたのでしょうか、やけに若い倒木が目立ちます。

ツピツピツピ、と小さなヒガラ鳴いています。
今夜は焼き鳥かな!

美しい緑の森。少しは植物について勉強しようかな、と思います。毎回。

岩に苔が生す、御伽噺の一場面に登場しそうな景色もあります。

姥子山への分岐です。ここで一息つきましょう。

ミズナラ林、超きれい。こりゃ水がうまくなるわけですよ。

いったん、林道を横切ります。ここまでずーと下りです。

姥子山の山頂直前は、ちょっとだけ岩場があります。

じゃん! 姥子山 山頂です!
それにしても山頂の立て札がみんな新しくなってます。

雁ヶ腹摺山から1時間18分かかりました。
通常55分程度なので、道草をしながら降りたとはいえ、
やっぱり荷物の影響はかなり大きいですね。
特に、下りの速度が著しく遅くなります。

山頂からの景色。
この時間になってくると、富士山も霞んできました。

せっかくなので、5分で往復できる東峰にも行きましょう。
もちろん、ザックは置いていきますよ。

姥子山神社へご挨拶。今日も生かしていただいてありがとうございます。

さぁ、ピストンで今きた道を戻りますよ。

姥子山から雁ヶ腹摺山への道は、意外と急登なんですよね。

行く手に草原が見えたら、雁ヶ腹摺山の山頂はすぐそこです。

雁ヶ腹摺山 山頂へ再到着!
残念ながら、この時間には富士山はお隠れになってしまいました。

姥子山からは1時間27分。
登りは、下りに比べると荷物の影響はまだ少ないです。

腹が減っては登山ができないので、ここでランチタイム!
ロイヤルミルクティーをいただいたら、下山です。

ワニの木を超えて、

登山口到着! 雁ヶ腹摺山からの下りは40分でした。
おつかれさまでした!

■テント一式を背負っての自分用参考タイム(※食事時間のぞく)
【登り】2時間23分
 登山口 →(1時間5分)→ 雁ヶ腹摺山山頂 →(1時間18分)→ 姥子山山頂
【下り】2時間7分
姥子山山頂 →(1時間27分)→ 雁ヶ腹摺山山頂 →(40分)→ 登山口
【トータル】4時間30分

 

ちなみに登山帰りの趣味は、地元のスーパーで買い物をすること。
山梨ですと「オ」でおなじみ、オギノに立ち寄ります。

ちなみにオギノを「オギリン」と呼んで親しんでいますが、
果たして地元の人たちがオギリンと呼んでいる可能性は、
極めて低いと思います。

そんなオギノでのイチオシは「カットパイン」

昨年度、カットパインオブザイヤーを受賞しています。
あ、カットパインオブザイヤーというのは我が家で開催されている、
スーパーのカットパインを評する会議。

ぜひ、山梨へお立ち寄りの際はお試しくださいね!