浅間山(長野県・群馬県)
2014年3月22日(土)
ルート:浅間山荘~一の鳥居~二の鳥居~火山館~湯の平口~前掛山登山口~前掛山山頂 ⇔ピストン
眺めてよし、登ってよしの浅間山。
富士山は、眺めてよし、登ってはあくまで個人の感想です。
そんな浅間山に、浅間山荘側から登ってきました。
登山口にある浅間山荘の駐車場。一日500円です。
少し離れたところに無料駐車場もあります。
登山口には鳥居があります。手前の右側はトイレですが、冬期は使えません。
さて、参りますよ!
歩き始めからすぐに、合計3本の橋がかけられています。
橋から川を覗くと、うひょ、赤鉄色ですよ。
天狗温泉はまさに、この色の温泉です。
気温はマイナス3.7℃。日中にはグンと気温が上がる予報です。
ところどころ、カッチカチに凍っています。まだアイゼンは着けていません。
今日は青空が素晴らしいですよ。まさにピーカン!
ところどころパウダースノー。さらさらの雪はかき氷にしてもおいしそうです。
一の鳥居到着!
鳥居直前のトラバースがちょっぴり危なかったので、
ここ一の鳥居でアイゼンを装着します。
次は二の鳥居を目指します。
不動滝を通るルートと山側のルートがありますが、行きは山側、
帰りは不動滝側を通るルートをチョイスすることにしました。
牙山(ぎっぱやま)が顔をのぞかせました。登山道は無いので、基本見るだけの山です。
案外、急斜面もありますよ。アイゼンを着けておいてよかったです。
そして二の鳥居到着!
不動滝からのルートと合流します。
火山館目指してまいりますよ!
浅間山荘からちょうど3/4の地点までやってまいりました。
ここから先、素晴らしい景色が広がりっぱなしの素敵な歩路です。
積雪期ならではのまぶしい景色を楽しみながら、のんびりとすすみます。
やっほーい!
客観的に写真で見ると俺っておっさん?と改めて認識する筆者。心は錦です。
カモシカ平。ゴミを持ち帰るあなたが好きです。
というか、山にゴミを捨てて帰る神経の持ち主は、山に登らないでください。
いやむしろ山に登らないだけでなく、今すぐお星さまになってください。
先行者の方をとらえました。それにしても今日は天気がいい!
うひょひょ! 浅間山が頭をのぞかせましたよ!
そして振り返るとこの景色。
火山館到着! 賑わっていますね。
前回はここでランチタイムでしたが、今回はスルーします。
煙突からあたたかそうな煙が昇っています。
そういえば齢65歳以上のシルバー世代の方が、ウッドデッキにアイゼンのまま踏み込み、
さらにトイレもそのまま入っていき、管理人に怒られていました。
将来、マナーを守れない年寄りにはならないように注意したいですね。
火山館から湯ノ平口を目指します。
そういえば浅間神社をスルーしてしまいました。帰りにお参りしましょう。
浅間山外輪山に見下されながら、あるいは見上げながらのルートはテンション上がります。
草すべりを登ってJバンドから下りてくる外輪山周遊も楽しそう!
あわよくば、前掛山はやめて、そっちに回っちゃおうかしら。
そんな思いがムクムクと膨らんできます。
湯ノ平口到着!
草すべり方面は一切トレースなし。しかも雪が深い!
草すべりを登ってJバンドから下りてくる外輪山周遊も楽しそう!
そんな思いはプシューッと音を立ててしぼんでしまいました。
ちなみにこちらは去年4月の湯ノ平口。
ここまで雪が掃けていても、草すべりは登れる状況ではありませんでした。
要するに今日の状況では、とても登れたものではありません。
ということで、心置きなく浅間山(前掛山)を目指すことができますよ!
樹林帯に入っていきます。
樹林帯から抜けそうです。
うぉっ! ここが前掛山登山口、Jバンドの入り口です。
誰かが案内板を掘り起こさなければ、そもそも分岐と気づくこともなかったでしょう。
こりゃ当然登れません。今年は雪が深いですね。
こんもりと丸い、なでなでしたくなるような浅間山が顔をのぞかせます。
そして外輪山も美しいですね。目を凝らすと、稜線上に白い木々が見えて楽しいです。
このあたりから浅間山の稜線目指して登りますよ。
みなさんが登っているのは通常のルートとは違って、
立入禁止の標識と前掛山の中間地点に出そうな直登ルートです。
米粒のような人の影が、点々と稜線を目指しています。
後ろを振り返ります。胸のすくような景色が広がります。
稜線の頂が見えているのに、なかなかすぐには辿り着きませんね。
この辺りで唯一といってもよい植物です。環境の苛酷さを物語っています。
登っている斜度がどのくらいか、横から撮ってみました。
写真でみると大したことありませんが(笑、実際に登るとかなりの角度です。
まっすぐ登るとアキレス腱が伸びきってしまうので、
斜めに刻みながら登っていきます。
振り返って写真を撮ります。なかなか斜度感が写真には写りませんね。
稜線に出ました! こちらは前掛山方面です。
反対側のシェルターがある方面です。ちょうど中間地点あたりに登ってきたようです。
この季節ならではのルート取りですね。
剣ヶ峰から牙山、黒斑山。上から見ると、樹林帯が黒々としています。
稜線上は風が吹き抜けています。顔面が東証一部上場しそうです。
浅間山(前掛山)到着! 敬礼っ!
山頂標識は雪で隠れてしまって見えません。
お約束の手形に手をあわせて記念撮影。
大!
さて、風が強いので山頂はそこそこに、下山開始!
一気に下りますよ!
そして下まで下りてきました。このあたり一帯が、湯ノ平高原です。
振り返って、心の中で手を振ります。また来るよ!
そういえばまだ、お昼ごはんを食べていませんでした。
溶けた樹氷がツララになって、クリスマスツリーの飾りのようです。
ランチターイム! まるで信号機のようなマフィンサンド。
左からタマゴ、パストラミ、バジルポテトです。
気温が上がっているので、のんびりとごはんを楽しむ余裕があります。
さて、出発します。
気温が上がり雪が緩んで、やや歩きにくいです。春の雪山ではよくある話です。
火山館が見えました。
登りでスルーしてしまった浅間神社。 無事を感謝して参拝します。
鳥居をくぐります。火山館は小休止のポイントなので、いつも賑わっていますね。
素晴らしい景色にシャッターを切ります。
浅間山荘まであと3.0Km。
二ノ鳥居到着!
ここでルートが2つに分かれます。帰りは不動滝のルートをとります。
これが不動滝! 写真で見るとショボイですが、なかなか趣のある滝ですよ!
一ノ鳥居到着!
鳥居の正面に伸びる影が素敵。
陽が傾いてくると、影が楽しめていいですね。
橋を渡ると、ゴールが近い合図です。
と思ってアイゼンを外したら、ちょっと早かったですね外すの。
浅間山荘到着! おつかれさまでした!
■参考タイム(※食事休憩のぞく)
【登り】3時間47分
浅間山荘 →(38分)→ 一の鳥居 →(32分)→ 二の鳥居 →(1時間)→ 火山館 →(29分)→ 前掛山登山口 →(1時間8分)→ 浅間山(前掛山)山頂
【下り】2時間16分
浅間山(前掛山)山頂 →(35分)→ 前掛山登山口 →(23分)→ 火山館 →(32分)→ 二の鳥居 →(20分)→ 一の鳥居 →(26分)→ 浅間山荘
【トータル】6時間3分