釈迦ヶ岳(山梨県笛吹市/1641m)
2013年8月25日(日)
ルート:日向坂峠(どんべえ峠)~▲府駒山~▲釈迦ヶ岳 ⇔ピストン
御坂山塊を象徴する三角錐の山、節刀ヶ岳。
今まで雪や雨やロストに阻まれて未踏のままだったので、
今回ぜひ登ってやろうと思っていました。
ところが本日、空模様は完璧な雨。英語でいうところのパーフェクト・レイン。
残念ながら、またも節刀ヶ岳登頂は阻まれてしまいました。
決して、難易度の高い山ではないのですが、相性的には難易度が高いようです。
実は甲府の地ビールと甲州ワインを飲みたくて、前日に甲府入り。
ちなみに地ビールとはアウトサイダー・ブルーイング。
醸造所の2階が直営のお店(ホップス&ハーブス)になっていて、
美味しい地ビールをいただけます。
ここは何度も訪れているお気に入りのお店。超オススメです。
そして、このアウトサイダーにほど近いおすすめのビジネスホテルが、
ドーミーイン甲府。
ドーミーイン甲府
http://www.hotespa.net/hotels/kofu/
仕事のできるビジネスマンであればドーミーインのファンも多いはず。
アウトサイダーは甲府駅からは10分以上歩きますが、
ドーミーインからはすぐなので、まさに黄金の組み合わせです。
話がそれましたが、
要するに前ノリしていたので、雨だからといって山に登らないのは
勿体のないことでございます。
雨の山歩きも短時間なら楽しいもの。
そんなこんなで、困った時の釈迦ヶ岳、に登ってまいりました。
日向坂峠(どんべえ峠)。実はここから登るのは今回が初めて。
釈迦ヶ岳へのアプローチとしては最短コースとなります。
雑木の美しい山なので、短いコースは勿体無いと思うのですが、
今日は生憎のパーフェクト・レイニー・デイ。
そんな雨の日には、あえて短いコースを選ぶのもよいでしょう。
雨の中、美しい雑木林をすすみます。雨の山歩きもいいものです。
なぜなら雨が降ると、草木の喜びが伝わってくるんですよ。
あっという間に分岐点。いつもは「すずらん群生地」から登ってくるので、
ここで合流します。
カエデの葉が美しいグラデーションに紅葉しています。
カエデは同じ木で上から下にグラデーションで紅葉しますし、
また、葉っぱ単体でグラデーションで紅葉しますし、
いってみれば、紅葉樹の王様ですね。
そして府駒山に到着! シトシトと雨が降っています。
府駒山から釈迦ヶ岳は、一旦下ってから登りになります。
釈迦ヶ岳最初のビューポイント。もちろん何も見えませんよ!
ちなみに天気がよいと、
こんな感じです!
雨のときは滑りやすいので、慎重にすすみます。
ジャン! 釈迦ヶ岳山頂です!
釈迦ヶ岳山頂の笑い地蔵。実はこのお地蔵様の背中に富士山があるんです。
こんな感じ! ちなみに2月の写真です。冬は空気が澄んでいてよいですね。
お地蔵様も笑顔です。
晴れていると360度の展望が開けるのですが、雨なので360度視界ゼロです。
追い討ちをかけるように山頂にスズメバチがいたので、
早々に撤退することにしました。
雨の雑木林を歩きます。それにしても雨具は暑い。
できれば着たくないウェア・ベスト3に入ります。
ちなみにあとの2つは答えを考えていません。
雨の雑木林をすすみます。ポンチョの色が雑木林にマッチしています。
行きに見かけたきれいなカエデ。
あっ、カエルさんこんにちわ!
シトシトと雨がふっています。
登山口到着! おつかれさまでした!
実は前回このエリアを訪れたとき、
お蕎麦を食べ損なってしまったという苦い経験がありました。
─── 前回の記事より ここから
お蕎麦っ! お蕎麦っ!
暑空の下、わずかな行動食で歯を食いしばって歩いてきた苦労が、
ようやく報われる時がきたようです。
はやる気持ちを抑えながら、蕎麦屋へ車を走らせます。
お蕎麦屋さんに到着しました! 「右楽」というお蕎麦屋さんです。
もう午後2時を過ぎているというのに、お客さんが結構います。
これは期待できそうです。
この暖簾の向こう側には、ご褒美が待っていることでしょう!
「こんにちわ~♪」
と暖簾をくぐると、女将らしき女性が間髪入れず、
「ごめんなさい、今日お蕎麦売り切れちゃったの
また今度来てくださいね」
えっ、それってどういうことですか?
つまり、お蕎麦が売り切れちゃったってことですかね?
もう、頭の中真っ白です。
空腹のお腹を押さえながら、目に涙を浮かべて
お蕎麦屋さんを後にしました。
─── 前回の記事より ここまで
そう、次回このエリアにきたら、絶対にリベンジしてやるんだ!
そして勝利の凱歌をあげるんだ! フハハハハハハハハハハハ!
と、完全に人生の勝ち組の風情で、手打ち蕎麦「右楽」を目指します。
ちょうど、開店と同時に店に入れる時間で、今回は売り切れの心配ご無用。
うーむ、何蕎麦にするかなぁ、ウヒヒ♪
などと舌なめずりをしながらハンドルを握り締めます。
えっ! そ、そんなバナナ!
引き続き負け組みの筆者でした。
■参考タイム
【登り】1時間7分
日向坂峠(どんべえ峠) →(29分)→ 府駒山 →(38分)→ 釈迦ヶ岳
【下り】55分
釈迦ヶ岳→(30分)→ 府駒山 →(25分)→ 日向坂峠(どんべえ峠)
【トータル】2時間2分