「ゆっくり系動画」ってあるじゃないですか。例えばこんな感じの。
合成音声の「ゆっくり霊夢」「ゆっくり魔理沙」の掛け合いが特徴です。
ほかにもキャラがいるんですが、ダントツにこの2人が使われています。
上の動画は400万回以上も再生されています。
内容は面白いんですが、この音声合成の「声」が好きじゃないので、
基本的に他のゆっくり系動画もスルーしてます。
ただ、「音声合成技術」はすごく「好き」なんですよ。
音声合成との初めての出会いはNECのマイコン「PC-6601」です。
これ、実際に触ったことある人は50代以上のナイスミドルでしょう。
1984年の発売ですが、音声合成で喋るだけでなく、なんと歌うこともできました。
いまから38年も前ですから、すごいですよね。
ちなみにPC6601のメインメモリは「64KB」です。
64MBでもエッと思うところですが、「64KB」ですから、時代を感じますね。
で、最近の話に戻しますと、「初音ミク」は発売直後に購入しました。
いや、2007年の話ですから、最近と言ってももう15年も前の話です。
2007年といえば「モヤさま」の放送がはじまった年でもありますが、
モヤさまのナレーションの「ショウ君」も音声合成で、これは好きでした。
ちなみに初音ミクは、「歌専門」でトーク機能がないんですよ。
その6年後、2013年に「CeVIO Creative Studio」が出ましてね。
「さとうささら」というキャラクターです。
これは、歌って喋れるという画期的なものでした。
しかも合成される音声のクオリティが極めて高い。
最近までMacをメインに使っていたもので当時、
このCeVIOを使いたくて、MacにWindowsをインストールしたものです。
これは「メモリ増設は全裸で」という記事としてブログにアップしています。
そんなこんなで、音声合成は好きだけど、ゆっくり系は好きじゃない
もんですから、当然「ゆっくりムービーメーカー」なんかもノーチェックでした。
ところで最近、YouTubeの「合成音声専門チャンネル」である「ゆうぷろ」で、
面白い音声が紹介されているのを見たんです。
この「松嘩りすく」という音源が、
「絶叫ボイス」という今までに類を見ない声で、しかもキレキレのクオリティ。
これは久々に使ってみたいと思い立ちまして、必要諸々セットアップしました。
その流れで「ゆっくりMovieMaker4(YMM4)」もインストールしたんです。
ちょっと独特な使い勝手ではありますが、使い慣れると非常に使いやすい。
特に、タイムラインに直接「音声」を生成することが出来るのは画期的。
具体的には、音声合成ソフト(しかも複数)と連携ができるようになっていて、
キャラクターを選んでテキストを打ち込むと、その場で音声が合成されます。
そして合成した音声の抑揚などの調整も、YMM4上で出来てしまうのです。
以前から使っている人からすれば何をいまさら、と思うかもしれませんが、
これは自分にとっては「感動体験」といってもよいものでした。
そして、何よりありがたいのが「台本読み込み」機能。
CSV形式の台本を読み込ませると、対応した音声をまとめて生成してくれます。
あとは間(配置)を調整してあげれば、
あっという間に基本のやり取りの音声が出来上がります。
そして、ちょっと言葉を変えたいなんて場合は、その場でテキストを打ち込めば、
新たな音声が生成されるという、ある種夢のような環境なんですよ。
なんと言いましょうか、
「創作意欲」をソフト環境によってサポートしれくれるんです。
ということで、初めての「ゆっくりMovieMaker4」を使って作った動画が、
『「とりあえずビール!」は負け組!?』という以下の作品。
いわゆる、「ゆっくり解説形式」の動画です。
キャラクターのサイズや配置、字幕の大きさやバランスを工夫して、
いかに図版を見せるスペースを確保するかなどの課題はあります。
が、動画を作ってて楽しいので(笑)
今後につなげていきたいですね(◕ᴗ◕✿)♪