入笠山
2019年2月16日(土)
ルート:沢入登山口〜御所平峠〜▲入笠山〜マナスル山荘〜沢入登山口
前回は昨年の9月23日に釜無山と入笠山に登りました。
マナスル山荘に宿泊したのですが、看板犬のコハダもだいぶお年寄りであまり元気もなく。
次に会えるのが最後になるかしらとこの時は思っていたのですが。
そんなコハダの様子をうかがうべく、入笠山にやってきました。
沢入登山口駐車場。そこそこ、車が停まっています。
それにしてもこの雪の無さにビックリですね。2月ですよ。
登り始めの気温も+6℃と厳冬期の冬山にはあるまじき暖かさ。
ハードシェルは不要で、フリースで登り始めました。
とはいえ、ところどころ凍結箇所があるので、歩くのは気を使います。
こちらは毎回掲載している、施設名「関係者以外立入禁止」。
どんだけ立ち入ってほしくないんだと思いきや、単なる水道施設です。
陽の当たる箇所は完全に雪が溶けてしまっています。
とはいえそこそこ凍結していて滑って焦る場面もちらほら。
どうせ着けることになるなら、もう着けちゃいましょう。
ということで、チェーンアイゼン装着。
入笠湿原にやってまいりました。
子どもたちがソリで雪遊びを楽しんでいます。
ところどころ、下草が見えてしまっていて、雪が少ない様子がわかります。
こんな感じです。本来であれば、真っ白でしかるべきなんですよね今の季節ですと。
冬季は閉鎖されてしまうことが多いトイレですが、入笠湿原のトイレは通年利用できます。
マナーとして、アイゼンは脱いで利用しましょう。
少ないながらも、雪山の景色を楽しみながらすすみます。
こちらはカゴメの森。
富士見町と協同で、150haの森林保全・整備活動をしているそうです。
次世代に美しい自然を残す。大切なことですね。
さすがにここは雪がしっかりとついています。
さっそく参りましょう。この感じはテンション上がりますね。
人が多く入っているので、しっかりと踏まれています。
チェーンアイゼンでも問題ないですね。
そしてここから先は、冬季限定で現れるルートになります。
というのも、登山で使われる通常のルートは一部岩場などがあり、スノーシューで歩くには歩きにくい部分があるのです。
入笠山はスノーシューハイクのメッカでもあるので、冬シーズンはスノーシュー用の道が作られるんですね。
夏季には歩けない樹林の中を抜けていきます。
ここで、通常のルートと合流しました。
山頂まではあと5分。
山頂近くは凍結しています。
これ、スノーシューだと結構怖いと思いますよ。
山頂に到着しました。流石ににぎわっています。
入笠山山頂にて、敬礼っ!
八ヶ岳はだいぶ雲がかっています。
守屋山と諏訪湖。守屋山、全然雪無いですね。
さてさて、山頂もそこそこに、マナスル山荘へと向かいます。
はたしてコハダに会えるのでしょうか。
大人と子どもの数十名のパーティ。今日はマナスル山荘に宿泊するそうです。
手軽に登れて雪景色が楽しめる入笠山は、なかなか人気がありますね。
マナスル山荘に到着しました。
お、前回は居なかった新顔の「あじ」の小屋が。
こちらが「あじ」。「ウニ」「コハダ」ときて、今回は庶民的なネタに落ち着いたようです。
まだ6ヶ月の若手だそうで、人懐っこいですね。
こちらがマナスル山荘のランチメニュー。
ちなみに「フル」と「ハーフ」の違いなんですが、カツ丼やカレーや鍋焼きうどんに関しては「ライス」や「うどん」がハーフになるだけで、上の具の量は変わらないんです。
筆者は普段から「ご飯」をそんなに食べないので、ハーフでもボリュームが多いくらい。
こちらがカツカレーのハーフ。カツはフルサイズのものがのっています。
そしてコハダがいつもの定位置にいなかったので、もしやと思い聞いてみると、先週亡くなったそうです。
常連さんに看取られて、眠るように静かに亡くなったと。
最後に会えずに残念でしたが、コハダのあとを継いだ「あじ」には当分の間会うことができるでしょう。
こはだのお墓の前で手を合わせます。
コハダの隣には「ウニ」が眠っています。
あじ、また来るね。
マナスル山荘をあとにします。
入笠湿原を抜けていきます。
木道をアイゼンで傷つけないよう、側面を歩きます。
「関係者以外立入禁止」を抜ければ、駐車場はすぐそこです。
沢入登山口駐車場に戻ってきました。
おつかれさまでした!
そしてコハダよ安らかに。