八ヶ岳南麓在住。里山好きのおじさんのブログでありんす。

【登山メモ】金峰山

山梨県側では「きんぷさん」、長野県側では「きんぽうさん」。両者に配慮している風の呼び方が「きんぷー(ぷとぽの間の音)」。そんな金峰山にハイキング部のイベントで登ってきました。

金峰山(山梨県)
2015年7月11日(土)
ルート:大弛峠〜朝日岳〜金峰山 ⇔ピストン

山歩きを初めて今年の5月で満6年。

この6年間少なくとも隔週以上のペースで山を歩いてきましたが、
週末に仕事・所用が重なり今回初めて約1ヶ月間が空いてしまいました。

まぁ、長い山行人生の中ではそのようなこともあるでしょう。

金峰山

大弛峠は金峰山や国師ヶ岳や、甲武信ヶ岳までの縦走などで
よく訪れる馴染みのある峠ですが、
一度でいいから長野県川上村側から車で登ってみたい、と思っていました。

山梨県側は完全舗装の整備された道路ですが、
長野県側はひどい林道(笑)との情報を友人から入手していました。

彼はデミオ(2WD)という普通車で進入したので地獄を見たようですが、
サーフに乗っている信州の友人も2度腹を擦ったと言っていたので、
これはなかなか骨のある林道であることは間違いなさそうです。

せっかくジムニー(シエラ)に乗っているので、
大弛峠を愛する漢としてはぜひ、走ってみたい。

金峰山

ちなみにGoogle Mapsのナビでは9.1Kmの道のりで54分かかりますよ、
と林道が厳しいものであることを示唆しています。

金峰山

一方パナソニックの車載ナビは、

「あ、9.1Kmっすから19分くらいで着きますよ」

とまったく道路状況を鑑みていない、仕事のできなさぶりを発揮しています。

そういえば以前、ナビにこの林道を抜け道として案内されたことがあり、
夜道で素直に従っていたら、ひどい目に遭っていたでしょう。

ナビが提示した道を疑って検証する、という姿勢は、
実社会生活でも必要なことだと最近とみに、強く感じているところです。

金峰山

道が酷いところの写真は撮り忘れてしまいましたが、
想定の範囲内の荒れぶりで、それほど過酷ではありませんでしたよ。

あ、でもいわゆる普通車だったらかなりシンドいかもしれません。
上から下りてくる車1台とすれ違いましたが、彼はパジェロに乗っていました。

山を愛する漢としては、この手の車でないとやっていけませんね。

金峰山

大弛峠の手前300mほどの地点に到着。
駐車場に入れない車がこの長野県側にあふれて駐車しています。
もちろん、山梨県側にも伸びていますよ。さすがは人気の峠です。

ちなみに去年の6月、雨を狙ってここ大弛峠にやってまいりましたが、
その時はアッコちゃんもビックリの空き空きぶりでした。

昨年の金峰山への山行記事

金峰山

こちら大弛峠。

最近すっかりレギュラーとして参加している、
某社のハイキング部のイベントで、金峰山に登ります。

筆者はここ大弛峠で、ハイキング部の山ガールたちとランデブー。

金峰山

人多いっすね!
個人的には山で良い想い出の一切無いクラブツーリズムの団体客もいます。

金峰山

それにしても週間予報では雨予報だったにもかかわらずこの好天。
素晴らしい天気に恵まれました。

さぁ、出発しますよ。

金峰山

シラビソの森から空が透ける感じ、素敵です。

金峰山

まずは第一チェックポイントの朝日峠。
ちょうど歩き始めて30分なので、小休止にはもってこいのポイントです。

金峰山

大弛峠は歩き始めからすでに標高2365m。
いきなり亜高山帯の山歩きが楽しめる人気のスポットです。

反対側の国師ヶ岳や北奥千丈岳などは、
1時間とかで山頂に行けたりするので、
登山が初めてだけど高山を満喫したいなんていう贅沢な輩にも、
おすすめ出来るルートです。

金峰山

朝日岳山頂はそれほど広くないので、
少し手前のこのポイントでランチタイムにすることに。
眺めもよく、ランチには最適な場所です。

金峰山

今日のランチは国産小麦を使った全粒粉のパンに、
無農薬無化学肥料のマスタードリーフ、平田牧場のハム、
小岩井農場のチーズを挟んだサンドイッチ。

食は身体と心を創るので、少しこだわりを持ってみると、
また違った人生が見えてくるものですよ。

金峰山

のんびりとランチをとったら、朝日岳を目指してすすみます。

金峰山

着きました、朝日岳。
標高2581m。大弛峠からの標高差は216mとお手軽です。

金峰山

眺めがいいですね。
日射しが結構強くて、暑いくらいです。
日焼け止め忘れちゃったので、今日は焼けちゃう予感。

金峰山

朝日岳からは一旦下ります。

金峰山

行く手に金峰山、そして五丈石もポコッと見えますね。

金峰山

クラツーさんに行く手を阻まれて(笑)
あわせて二十数人の大パーティになってしまっています。

金峰山

登山は原則登り優先のため、狭い登山道では下りの人は道を譲るのです。

そんな路肩で待機する人の中にはこれだけの団体が通り過ぎると、
えぇ?まだ続いているの? という空気感を醸し出す人もいるわけですが、
シンガリを務める筆者はその思念を一手に引き受けます(笑

金峰山

森林限界を超え、360度ひらけたところに出ましたよ。
素晴らしい景色と、すごい人の数。

金峰山

眼下にはおなじみ瑞牆山。何度も登っている好きな山です。
特に冬季はいいですね。

金峰山

山頂が近づいてきました。
このあたりは岩が多く、歩き慣れない人は一気にスピードが落ちて、
渋滞が起こります。

こういう岩場を歩くと、スキルの差がハッキリと見えて面白いですね。

金峰山

そんな岩場を抜けて、
金峰山山頂にて
敬礼っ!

金峰山

ただ、こちらの五丈石のほうが金峰山のメイン処で、
むしろ山頂的な雰囲気を醸し出しています。

金峰山

そんな五丈石の最上段に、ハイキング部黒一点で最若手の、
身軽なY山君が果敢に登っています。

金峰山

ここ、意外と難しいんです登るの。さすがは若手。
妙義山とかテクニカルな山に連れていったら喜びそうです。

金峰山

ひとしきり山頂を堪能したので、下山します。

金峰山

いやぁ、それにしても日頃の心がけの賜物としかいいようのない、
雨予報を逆転しての好天です。

金峰山

あ、登りでうっかり見逃してしまっていた鉄山。
金峰山と朝日岳の間にある山です。

金峰山

心躍る青空に、金峰山らしい植生。
そして暑い太陽がジリジリと首筋を焼いています。

金峰山

振り返って五丈石。また来るよ!

金峰山

朝日岳山頂をあとにします。

金峰山

今日のランチポイントまで戻ってきました。

金峰山

そして日木漏れる朝日峠。夏も本番が近づいてきましたね。

金峰山

やっほーい! 大弛峠到着! おつかれさまでした!

このあと、みんなで「はやぶさ温泉」に立ち寄りました。
意表をついて(?)いいお湯でしたよ!