長九郎山(静岡県 西伊豆町・松崎町/995.7m)
2014年8月16日(土)
ルート:池代(車止め前駐車場) ~ 長九郎林道 ~ ▲長九郎山 ⇔ピストン
盆暮れに登ることが多い、長九郎山。
要するに盆暮れは西伊豆にいるので、近くの山となると限られてくるわけで、
となるとこの長九郎山は結構登ることになるわけです。
ということで同じ池代ルートを昨年5月4日に登っており、
ルート上で間違えやすいポイントなどはこちらの記事をご参照ください。
池代林道の車止め前駐車場です。ご覧のとおり、物好きは他におりません。
なぜなら、あいにくの空模様でいまにも雨が降り出しそう。霧もかかっています。
車止めゲートの脇から抜けて、登山道へ入ります。
今日は妙に山が怖い気配です。
人が立ち入ることを山が拒んでいるかのような、そんな雰囲気です。
わさび田です。おろしたての本わさびは、それだけでも美味しいです。
孤独のグルメで紹介されたわさび丼も、素材がよければ自宅で美味しく作れますよ。
それにしても今日は山が暗いですね。写真ではずいぶんと明るく写っていますが、
実際は日が落ち始めた頃の夕方みたいな暗さです。
雨がパラついています。朝方も雨がふっていたようで、足元が滑ります。
水かさもましているので、こういう時の渡沢は緊張します。
沢を渡って、ちょっとした岩場を登ります。
森がしっとりと濡れています。この時期にしては、暑くないのが幸いです。
こういう木の橋も、濡れてると怖いんですよね。気ぃ抜けません。
鮮やかなオレンジ色のキノコです。
数は多くはないですが、ちらほらとキノコを見かけます。
林道と交差しました。ここがちょうど中間地点。
番号柱は18番。登山口が9番で、山頂が27番です。
時間的にも、ピッタリ真ん中んになります。
えっ! けっこう大きな動物の骨が、登山道のど真ん中に転がっていました。
骨には明るくないので何の動物なのかは分かりません。
雨はパラついていますが、樹林の傘に遮られているので雨具は不要です。
再び林道に出ました。ここから数分間、林道歩きとなります。
林道を歩くと、再び登山道の案内が現れます。
蜘蛛の巣がまるで花のように沢山かかっています。
ブヨがまったくいないのは、この蜘蛛たちのおかげかもしれません。
大きなブナの木の横を抜けています。厳かな雰囲気が漂います。
何度かランチを食べたことのあるベンチも雨でしっとり。
ご神木風の立派なブナ。あたりが暗いとより荘厳な雰囲気を醸します。
お地蔵さまこんにちは。お邪魔いたします。
ヒメシャラも幹がうねっていて、森全体がオドロオドロしい雰囲気なのも、
伊豆の原生林らしいところです。
苔むした岩も多く、原生林の雰囲気を盛り上げてくれます。
山頂が見えてきました。
長九郎山山頂で敬礼っ!
もちろん展望台にも登ります。ここに登ると標高1,000mを超えるんですよ。
ご覧のとおり、展望ゼロ。風もかなり強く吹いています。
せっかくなのでもう一度敬礼っ!
山頂の番号柱は27番です。
今日は早く出てきたのと、天気も悪いので食事はとらずに下山します。
今日程度の雨であれば、森もきれいになって歩くのも楽しいのです。
が、なんだか今日は山全体が暗いです。
とはいっても、やはり伊豆の原生林は美しいです。
蜘蛛の巣の花が咲いています。
中間地点、18番まで下りてきました。
今日は苔の緑がとても鮮やかです。
切り株に生えた苔。階段上になっているのがアートっぽい。
沢を渡ります。浮石が多く、あやうくドボンといくところでした。
流された橋。おそらく7〜8年ほど前は通れたと思います。
植林の中を抜けていきます。
ちなみにこのルート、「人工林コース」と名付けられているのですが、
そこまで人工林(植林)一辺倒ではなく、きれいな雑木林もありますよ。
堰堤の上にも苔が生えています。
伊豆の山中には、わさび田が散見されます。
かつてわさび田だったんだろうな、という跡地も少なくありません。
登山口近く。このあたりの沢と雑木の雰囲気はとてもいいです。
無事戻ってきましたよ!
あ、物好きが1台、と思ったら、わさび田を管理するおじさんでした。
結局、この日は誰ともスレ違いませんでした。
おつかれさまでした!
■参考タイム(※食事時間のぞく)
【登り】1時間38分
池代登山口 →(49分)→ 長九郎林道分岐 →(49分)→ 長九郎山山頂
【下り】1時間14分
長九郎山山頂→(37分)→ 長九郎林道分岐 →(37分)→ 池代登山口
【トータル】2時間52分