毎日向き合うデスクは漢(おとこ)の基本。もちろん、女性にとっても。
果たして、どんなデスクを使うのか。
それは、どんな毎日を過ごすのか、という、
まさに「生き方そのもの」といっても過言ではないでしょう。
いえ、ちょっと言い過ぎました。すいません。
要するに、無垢板の天板っていいですよね。という話です。
なんかこう、いいアイデアが浮かんだりとか、しそうな気がします。
ただ、オーダーメイドで作るとなると、
かなりお高いものになってしまう可能性大なので、
天板だけ購入して、自作しよう!
というのが今回の趣旨なんです。
まずは脚から
天板を探すことはもちろんメインの目的ですが、
その前に、天板を支える「脚」をまずは探そうと思います。
もちろん、自分の足で歩いて探すのもいいのですが、
そこはネットで検索。
すると、IKEAの架台「LERBERG」を使うのが、
安くて簡単で手っ取り早いという意見が散見されました。
そこで早速、現物を確認するためにIKEAに赴きました。
確かにネットで何でも検索できるご時世ではありますが、
やはり現物をこの目で、この手で確かめないと、
いけないことも世の中にはあるのです。
まぁ、これに関して言えばネットで検索でも充分ですが。
という考えは現物を見て覆されることに。
実際にモノをこの手で確かめてみると、うわ、
「軽っ!」
というのが正直な感想です。
もちろん、軽いのは悪いことではないのですが、
1組2台の架台に天板をのせるだけという仕様なので、
どうにも作りがキャシャで心もとないのです。
これに載せる天板が軽すぎると不安だし、
逆に天板が重すぎるのも不安です。
要するに、天板のストライクゾーンが狭いと見受けられました。
ウーンどうしよう、とあたりを見渡してみると、
天板に直接ネジ止めをするタイプの脚が、何種類かありました。
その中でもっともシンプルなデザインのものがこれ。
なんと、お値段1本250円!
「安っ!」
というのが正直な感想です。
ただ、天板に直接ネジ止めをするという仕様のため、
あまり薄い天板には使えません。
要するに、天板のストライクゾーンが狭いと見受けられました。
ウーンどうしよう、とあたりを見渡してみると、
先ほどのLERBERGよりもしっかりとした架台が
あるではありませんか。
お値段は一脚2,500円。1組で5,000円です。
これなら安定して天板を支えられそうです。
しかし、実際に天板が載せられている現物を見てみると、
「ゴツっ!」
というのが正直な感想です。
ゴツいんです。
4人掛け以上のダイニングテーブルなどには最適ですが、
今回は「いいアイデアが浮かぶデスク」、つまり、
ワークデスクを作りたいと考えているのです。
具体的には、120cm幅ほどのデスクを想定しています。
となると、このODDVALDはゴツすぎます。
実際に、IKEAのサイトに掲載されている写真を見ると、
・ikea.com
足入らないじゃん!感満載です。
見た目はオシャレっぽいのですが、実用上の問題が起こりそうです。
万策尽きたかと、店内を魚のように彷徨う筆者。
だいたいからして、猫も杓子もIKEA、IKEAって、
そんなにIKEAにこだわる必要ないんじゃね?
そんなことをつぶやきながら、一つの解決策を導き出しました。
TOTS(テーブル・オン・テーブル・システム)
そう、IKEAにこだわる必要はない。
そんな境地に達したところ、解決策が見つかったのです。
その解決策とは、IKEAです!(をい!)
実は一旦諦めかけ、とりあえずメシでも喰おうと
店内のフードコートでメシ喰ったのですが、
実ははじめてIKEAメシを喰ったのですが、
マズイっすね(※あくまで個人の感想です)。
あ、余計なことを書いてしまいました。
IKEAは諦めて、また別の方法を考えようかと思っていた矢先、
筆者の目に飛び込んできたのが、このデスクです。
VITTSJÖ
サイズが100x36cmなので、幅120cmで奥行50cmくらいの天板をのせるには、
まさに打ってつけのサイズ!
お値段も4,999円とお手頃で、
なにしろ元がテーブルそのものなので安定しているし、
ODDVALDのようなゴツさもないので足も入る。
ということで、コレを買ってかえることにしました。
肝心な天板選び
ずいぶんと「脚」に紙幅を割いてしまいましたが、
脚は脇役であり、あくまで主役は天板です。
天板も、ネットで通販で買えるご時世ではありますが、
やはり、これこそ実物を見て触って匂いを嗅いでみないと、
相性というものは分からないと思うのです。
脚は通販でいいとしても、
やっぱり天板は実物を見て触って匂いを嗅ぐ必要があるでしょう。
ということで、まだ東京で消耗してる(※)筆者としては、
都内近郊の「天板を扱っているお店」を探しました。
(※)記事執筆時。現在は八ヶ岳南麓に移住。
なんとも灯台下暗し。
筆者が個人的に最もよく利用している街でもあり、
住みたい街ナンバーワン常連でもおなじみの吉祥寺に、
勝又木材はありました。
基本は材木屋さんで、2階がショールームになっています。
「ショールーム」というと敷居が高い感がありますが、
まさに材木屋さんの2階、というイメージで、
接客に着く店員などもいないので、心ゆくまでじっくりと、
納得するまで、天板を吟味することができますよ。
そんな勝又木材で見つけた掘り出しモノが、
イチョウの無垢材。
大きめのフシがあることと、形が整っていないということで、
お値段なんと、
なんと、
「3,900えーん」
思わず、トーカ堂の北社長が憑依してしまったほどの、お買い得品。
しかも税込価格です。
もとは142cmの幅があったのですが、120cmにカットしてもらいました。
カット費はサービスでした。
なんとなく3万円くらいのイメージだったので、
ビックリするほどお安く、味のある天板をゲットできましたよ。
組み立てますよ
材料が揃ったので、
まずは「脚」の役割として購入したテーブルを組み立てます。
ご存知、IKEAで購入したVITTSJÖです。
なんと読むのでしょうか。
テーブルの組み立て自体は難しくないので、手順は割愛。
ジャン! テーブルができました。
部屋が木目調なので、このガラスのテーブルも悪くないですね(笑
ちょうどシナベニヤの端材があったので、
棚板の部分も木目調にしてみました。
ただ、天板に隠れちゃうので、そのままでもよいと思います。
そしてここに天板をのせるわけですが、ただのせるだけだど不安なので、
間にパッドをはさみます。
ホームセンターや100円ショップでも売られている、耐震パッドです。
天板のサイズがそこそこ大きいので、Lサイズを購入しました。
こんな感じで、ガラスのテーブルトップの四隅にパッドを設置します。
いよいよ天板をのせれば歓声です。あ、完成です。
(※写真はパッドのせる前に撮ったもの)
ジャン! オリジナルテーブル、完成です!
部屋自体が木目なので埋もれている感じもありますが。
味のあるカタチと表情豊かで個性的な木目、
古の歴史を感じさせるようなイチョウのよい薫りが相まって、
このデスクなら、いいアイデアが浮かびそうです。
フチには樹皮目も残っていて、なんとも味わい深い。
これは、IKEAとかで売ってる工業製品にはない魅力です。
あ、脚はIKEAですけどね。
なお、今回のテーブル制作費は、
天板 3,900円
脚 4,999円
パッド 216円
で、しめて9,115円(税込)です。お値段以上!
1万円を切る価格で、
こんなにも味わいのあるデスクが作れるなんて、
トーカ堂の北社長もビックリですね。
ちなみにウチでも「プラズマクラスター」使ってます(笑
注意する点
テーブルの上に天板をのせるわけですから、
通常よりも天板の厚みの分だけ、トップが高くなります。
今回は、天板厚が25mmくらいなのですが、
脚にアジャスターを取り付けずに使用した状態で、
テーブルトップの高さが76cmほどとなりました。
通常のワークデスクは72cmくらいかと思うので、
高さ調整のできるガスチェアであれば問題ないですが、
高さの決まった椅子を使う場合は注意が必要です。
ちなみに筆者自身は、高さ調整のできないアンティークな椅子を使っていて、
「うわ、天板高っ!」という罠に陥ってしまいました。
そんな時に物色・購入したのがこちらのクッションです↓
(※)現在取り扱いはないようです。
適度に固くしっかりと高さがあり、姿勢も正しい感じになる、
疲れ知らずのクッションです。これは怪我の功名でした。
みなさんも、お気に入りの天板を手に入れて、
オシャレで素敵なライフを送ってくださいね!
※お断り
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あくまで自己責任でお願いしますね。