みなさん、ごきげんいかがですか。
さて、ひと昔前であれば、
「1日3食規則正しく食べる」のが健康のため、
といった常識・風潮がありました。
しかし昨今は、
1日2食がいい、あるいは1日1食がいい、など、
「健康のための1日3食以外の選択肢もある」
といった言説も多く見られるようになりました。
どの説も、もっともらしく見えますが、
いったい、何を信じればよいのでしょうか。
果たして実際に、
1日何食が健康のためによいのか。
ズバリ、お答えしましょう。
「1日何食がいいのか。それは、人それぞれ!」
そう、人生いろいろ。人それぞれです。
そんなことを言ってしまうと身も蓋もありませんが、
万人向けの食事法というのはありません。
大切なことは、
「その人に合っているか」ということです。
もしあなたが、現在、
毎日をイキイキと健やかにすごしているとしたら、
それがあなたに合った食事回数です。
もちろん、食事だけが要因ではありませんが、
食は身体を作り、そして心を作る大切な要素。
ウキウキ、ワクワク、毎日が楽しい。
そんな素敵な毎日をすごすアタナにとって、
いまの食事回数は「ベスト」です。
これからもぜひ、心身ともに健康で、
素晴しい人生を送ってください。
もしあなたが、現在、
何となくダルい、毎日が憂鬱、
朝の目覚めが悪い、最近太ってきた…
など、「ベストではない」と思う節があれば、
食事の回数を見直す、よいチャンスかもしれません。
特に、現在主流である
「1日3食」という食生活を送っている場合、
新しい方法を試してみる価値はあるかと思います。
ズバリ、言いましょう。
そうなんです。毎日3食たべなくても、大丈夫なんです。
朝、それほど食欲がないけどかき込むように食べる、
昼、まだ朝食を消化しきれてないけど時間だから食べる、
といったような生活をしているとしたら。
朝食・昼食どちらかを抜いてみる、
あるいは、軽めにしてみてください。
朝、それほど食欲がなければ無理して食べない。
昼、お腹が減っていなければ、飲み物だけにしてみる。
といった感じです。
この時、大切なことは、「1日●食」と決めないことです。
「1日2食」と決めて、
お腹が空いているのに我慢して食べない、
あるいは逆に、お腹が空かないのに無理して食べる、
というのは本末転倒です。
あくまで、自分の「身体の声」に耳をすませる。
そして、身体が食べたいと感じた時に食べる。
身体が食べたくない時には、無理して食べない。
これが、あなたの身体にとって最適な食事です。
そしてもしあなたの常識に、
1日3食たべないと「いけない」という考えがあるとしたら、
その呪縛から、解き放ってあげてください。
ズバリ、言いましょう。
そうなんです。毎日3食たべなくても、大丈夫なんです。
おっしゃるとおりです。グウの音も出ません。
ベースになる食事回数は、自分の生活リズムに合わせて、
決めておくといいと思います。
そして、例えば1日3食が基本だけれど、
それほどお腹が空いていなければ無理して食べない。
例えば、1日2食を基本にしているけど、
お腹が空いた日には3食たべる、
といったユルさを持たせておくとよいと思います。
特に、習慣を変えたばかりというのは、
以前の習慣を引きずってしまいがちなものです。
無理をしないようにしましょう。
ただし、現代人は食べ過ぎのケースが多く、
過食が万病の元となっている可能性もあるので、
食べ過ぎよりは少食をおすすめします。
食事の回数を減らさなくても、腹八分目を意識する。
あるいは、現在1日3食の食生活の人は、
ためしに1日2食を「基本」にしてみるのも
よいかもしれません。
1日1食ブームの火付け役といえば、
医師の南雲吉則氏でしょう。
還暦でこの若々しさ、
たしかに「私が証明です」と言われれば
グウの音も出ません。
自分の身体と生活リズムに合うようであれば、
1日1食でもよいと思います。
ただ、現在1日3食の人が
いきなり1日1食にするのはかなり大変ですし、
無理に1食にする必要もまったくないでしょう。
もし、直感的に、
1日1食にしてみようかな、と思った場合、
まずは1日2食を基本にするとよいと思います。
ちなみに筆者の話をすると、
18年ほど前から1日2食(朝食抜き)を基本にして、
最近1年は1日1食か2食になっています。
すでに、1日●食というこだわりがないので、
1週間に10食(夕7・昼3)くらいといった感じです。
筆者個人については、
別に興味が無い人がほとんどかと思いますが、
食事回数を減らすことで健康を手に入れた実例として、
少しご紹介したいと思います。
18年前、当時二十代後半でしたが、
身長174cmで体重88kg、ウェストは99cmのビール腹。
ついでに体脂肪率は33%と不健康のゾロ目揃い。
健康診断の数値はヒドいもので、
二十代でこれだと、このままいったら成人病で死にますよ、
と毒舌の医師に罵られました。
当時、朝からカツカレーとか喰ってたのですが、
一念発起して、書店に足を運んだのです。
そして、たまたま手に取った甲田光雄氏の著書、
「奇跡が起こる半日断食」をキッカケに類書を読み漁り、
すぐに朝食抜きの生活をはじめました。
そして1年後。
絶望的だった健康診断の数値が、
なんとすべてA判定になっていたのです。
もちろん、検診の数値がよいイコール健康とは言い切れませんが、
数値が悪いよりは健康といっても差し支えないでしょう。
体重は76kg、ウェストも86cmまで痩せました。
1年間でこの変化は劇的でした。
それ以来18年間ずーっと、診断結果はオールAです。
現在の体重は64kg、タニタの体組成計によると、
体内年齢は実年齢よりひと回り(12歳)は若く表示されます。
やったことといえば、「朝食をやめただけ」です。
もちろん、万人に当てはまる話ではありませんが、
「過食よりは少食」のほうが、健康には「よさそう」
ということは実感しています。
また、1日何回食べるかよりも、
「何を食べるか」そして「何を食べないか」
ということも重要でしょう。
その話は、また次の機会に。
●1日3食にこだわる必要はない
●「身体の声」に耳をすませる
●過食よりも少食
●人生いろいろ 人それぞれ