八ヶ岳南麓在住。里山好きのおじさんのブログでありんす。

【登山メモ】長九郎山

長九郎山(静岡県 西伊豆町・松崎町/995.7m)
2013年5月4日(土)
ルート:池代(車止め前駐車場) ~ 長九郎林道 ~ ▲長九郎山 ⇔ピストン

今年の1月1日に登った長九郎山
5月5日に登ればゾロ目揃いだったので惜しいことをしました。

さて、池代から長九郎山に登る場合、車でアクセスするのが常道です。

大沢温泉口から池代川沿いの道をすすみ、
「長九郎山登山道案内図」を見つけたら左折します。

ここを間違えて右折してしまう人が結構いるようなのでご注意ください。

林道は所々荒れてはいるものの、四駆でない普通の乗用車でも進入できます。

林道の脇には美しい山藤が咲いています。駐車場までは約2.5kmです。

車止めゲートの前が広い駐車場になっています。

ワサビ田を管理する地元の車を除くと登山者の車は筆者を含めて3台。
軽トラは2台ともワサビ田車と思ったら、1台は地元の登山者でした。

駐車場脇に「別当歩道」という標識があり、こっちに進んでいく人を見かけますが、
登山道は駐車場右奥のゲートを抜けた先にありますのでご注意ください。

このゲートを抜けていきます。ちゃんと人が抜けられるように孔が空いています。

登山口。柱に(9)の数字が見えます。長九郎林道の入口が(1)です。
そして山頂は(27)です。

余談ですが、山頂から八瀬峠を抜け、出会から大沢に下りると最終的に(45)です。

案内板を見ると「人工林コース」とありますが、
それほど人工林、いわゆる植林っぽい道がつづくわけではありません。

沢沿いの美しい道をすすみます。登り始めは植林ではなく雑木林です。

ところどころにワサビ田があるのも伊豆らしい景色です。

しばらくは沢沿いの登山道を進みます。
水の豊かさを感じることができますね。日本という国は。

橋が崩落しています(ずいぶん前からです)。

橋がないので、沢を渡ります。
とはいっても、足場には大きめの岩がきちんとありますよ。

沢を渡ってしばらく進むと、植林地帯が現れます。
適度に間伐されているので、適度に明るく、薄暗い感じはありません。

長九郎林道を横切ります。柱の数字は「18」。ちょうど中間地点です。

少し登ると、また林道に出ます。この林道を右に進んでください。

思わずこっちに進んでしまいそうになる、紛らわしい標識と踏み跡がありますが、
林道を右に登っていくのが正解です。

本当にこっちで大丈夫なの? と不安に駆られるころ、
時間にして10分ほど林道を進むと、再び登山口が現れます。

ここから山頂までの原生林は、本当に美しいです。
まるでご神木の様相を呈している立派なブナ。

ツバキと姫沙羅のコラボレーション。

植物に明るくないので詳しいことは説明できませんが、
伊豆特有の独特の原生林は、他の地域ではあまり見られない雰囲気があります。

落ち葉の道をすすみます。これが滑るんですよね。

黄色いキノコが顔を出していました。

ジャン! 長九郎山 山頂です!
995.7m、うーん1000mにとどかないのかとお嘆きの貴方に朗報です。

山頂には高さ7mくらいの展望台が設けられており、
ここに登れば1000m超、360度の大パノラマを堪能することができます。

今日は少し霞がかっていますが、駿河湾から相模湾まで、
伊豆半島を一望できる景色は一見の価値がありますよ。

風が少し強いので、山頂から少し戻ったポイントでお弁当にしましょう。

シャクナゲはまだまだつぼみです。この感じですと最盛期は6月ですね。

お弁当♪ お弁当 ♪ うれしいな~♪

デザートはハニーファッションだよ♪

おなかも一杯になったところで、登ってきた道を下っていきます。

陽向きが変わると、また沢の表情も変わります。
木漏れ日が沢に落ちる様は美しいですね。マイナスイオンも出まくりです。

駐車場到着! おつかれさまでした!

■参考タイム(※食事時間のぞく)
【登り】1時間40分
池代登山口 →(50分)→ 長九郎林道分岐 →(50分)→ 長九郎山山頂
【下り】1時間12分
長九郎山山頂→(36分)→ 長九郎林道分岐 →(36分)→  池代登山口
【トータル】2時間52分