長九郎山(静岡県 西伊豆町・松崎町 995.7m)
2013年1月1日(元日)
ルート:富貴野山宝蔵院〜出会〜八瀬峠〜▲長九郎山(ピストン)

年末年始を過ごすのは、きまって西伊豆。
その西伊豆の地元の山、長九郎山(ちょうくろうやま)に登りました。

今回歩いたのは、富貴野山宝蔵院まで車でアプローチ、
そこから長九郎山を往復するルートです。

富貴野山(宝蔵院)駐車場。ゴミ箱やトイレもあります。

実は何度も訪れていますが、
もっとも来訪者の多いアマギシャクナゲのシーズン中でも、
満車になっているのを見たことがありません。
ようするに、それほど人気のある山ではありません。

筆者も、わざわざこの山を登りに東京から訪れますか?
と聞かれたら、うーん、と熟考せざるを得ません。

車を停めて登山道入口のある宝蔵院へ向かいます。駐車場からすぐです。
入口には約120体ものお地蔵様が並んでいます。
江戸時代、信仰心の厚い村人たちが、一体一体背負って運び上げたそうです。

登山道(遊歩道と書かれています)の案内図。
およそ片道5.3kmの道程です。コースタイムはかなりゆっくり目に書かれています。
富貴野山が標高550mなので、高低差は約445mです。

前半は植林された道を歩きます。

植林にところどころ雑木が混じるような景色がメインです。
高低差はあまりありません。緩やかに登っていくイメージです。

踏み荒らされていない霜柱が残っています。
人が多く入る山は、霜柱が残っていることは少ないので嬉しいですね。

分岐点の「出合」。宝蔵院からここまで、約1時間10分くらい。
登りらしい登りはなく、ひたすらゆったりと歩ける道です。

ちなみに大沢温泉へのルートは崩落のため通行禁止となっています。
実は今回のルートも、去年は崩落で通行禁止になっていました。

八瀬峠へ向かう道は、遊歩道と登山道(健脚コース)に分かれていますが、
遊歩道は崩落のため通行禁止です。

ちなみに遊歩道を基準に考えると「健脚コース」となりますが、
登山道を基準に考えると健脚というほどのコースではありません。

とはいっても、道は荒れています。
昨年の台風のであちこちが崩落し、そのままの状態が残っています。

出合から20分ほどで、八瀬峠に到着です。

長九郎山が面白いのは、実はここからです。登りらしい登りもここからです。
ここまでは長い序章といってもよいでしょう。

(一般車両は進入禁止の)林道がここ八瀬峠まで通っているので、
嗚呼、ここまで車で上がれたらなぁと、毎回天を仰ぎます。

八瀬峠からの登りは、表情豊かな原生林が広がります。
伊豆特有の原生林は、ちょっぴりファンタジックで面白い景色ですよ。

アマギシャクナゲの間を縫って進みます。
5月~6月には、見事な花が咲き誇り登山者の目を楽しませてくれます。

やっぱり原生林は素敵ですね。植林とは話が違いますよ。

ところどころに、赤い木肌が美しいヒメシャラも混じります。

おどろおどろしい雰囲気の木々の間から、山頂にある展望台が見えてきました。

ジャン! 長九郎山山頂へ到着。静かな山頂です。他に人の姿はありません。
八瀬峠から山頂までは、約40分ほどです。

せっかくなので、展望台に登ってみましょう。

日頃の行いがよく天気がいいと、
駿河湾から相模湾、富士山まで360度の展望をひとり占めできます。
ヤッホーッ! 上の写真は150度くらい(クリックで大きくなります)。

下りはピストンで、登ってきた道を戻ります。

参考タイムは、上り約2時間10分、下り約1時間45分。
のんびりお昼ごはんの時間を入れると、全行程で5時間ほど見ておくと
余裕を持って楽しめると思いますよ。