両神山(埼玉県秩父郡 1723m)
2014年8月31日(日)
ルート:八丁トンネル登山口~八丁峠~▲西岳~▲東岳~▲両神山(剣ヶ峰)⇔ピストン
西上州の岩山に登ろうと思っていました。
しかし、西上州エリアは岩が乾いている時に登るのが鉄則。
裏を返せば岩が濡れている時には登らないのが鉄則です。
でも気分は岩山だったので、予定を変更して両神山の八丁尾根コースを登ることにしました。
この天気なのに登りにきているモノ好きが6台ほど。
霧雨っぽいですが、雨具は着ないで出発です。
のっけから鎖場です。
数え方にもよりますが、この八丁尾根を剣ヶ峰(両神山山頂)まで歩くと、
鎖場が33箇所もあるそうです。
ちょっとした雨なら、樹林帯が傘の役割をしてくれます。
ふと上を見上げると、美しい木々の傘の間から光がこぼれています。
岩も雨に濡れると滑りますが、もっと怖いの木の根です。
「危険箇所有り注意」とあります。
晴天時であれば、確かに鎖場は多いもののそれほど難易度は高くありません。
しかし、雨で岩場が濡れていると、難易度は一気に上がります。
八丁尾根に出るまでは、それほど鎖場も多くはありません。
美しい森の中をすすみます。
八丁峠到着!
今日は展望台からも何も見えませんよ。
そしてここからがクサリ場の本番です。さながらクサリのデパートです。
鉄塔跡は八丁峠が近い目印です。
早速あらわれました。
なんといっても岩が濡れていてグリップが効かないので、
思ったよりも難儀します。
長いクサリもあります。
そして木の根がはりめぐったこういう道が、実は一番こわかったりします。
クサリ場は一人ずつ、は鉄則ですよ。
両神山で写真を撮ると、どうしてもクサリ場が多くなってしまいます。
行蔵峠ですよ!
西岳まで0.1KM、つまり100mとありますが、
この100mがかなり長く感じるのはタフなクサリ場のせいでしょう。
西岳山頂手前にも切り立つ斜面があります。
西岳山頂!
ぜんぜん見えませんよ、景色。
ちなみに晴れていると、こんな感じ。去年の11月に登った時ですね。
クサリ場。
クサリ場。
クサリ場。
クサリ場。
ようやく稜線に出ました! 祠にご挨拶。
小さなのこぎり岩も、濡れていると緊張します。
またしてもクサリ場。
お次はクサリ場。
結局クサリ場。
東岳山頂です!
まったく、何も見えません!
東岳から両神山は、一息つける登山道です。
黄色がステキなナギナタタケ。
そうはいってもクサリ場はあります。
もう山頂はすぐそこなんです。
両神山山頂で敬礼っ!
ありがたいことに、雨も上がっています。
もいっちょ敬礼っ!
こんな日でも山頂には人が多かったです。
なんで、少し戻ったところでランチにしましょう。
ランチ後、まずは東岳にもどります。
木の根は岩以上に慎重に登りますよ。
そそくさと東岳到着。
すでに紅葉が始まっている木々もチラホラ。
クサリ場は、登りよりも下りのほうがこわかったりします。
おっとっと!
いやいや、思ったよりも両神山の濡れ場は侮れません。
クサリ場ではない道では一息つけますね。
西岳到着!
岩が乾きはじめたのか、登り時よりもグリップが効きますね。
行蔵峠。
ほぼ垂直の岩場。濡れているとちょっとこわいです。
雨具を着ないですむ程度の雨中の森は幻想的で美しいので好きです。
八丁峠が近づいたことを教えてくれる鉄塔跡。
八丁峠到着。
ここから八丁トンネルまで下りますよ。
ここで気を抜いたら奈落の底。最後まで気は抜けません。
最後のクサリ場です。
駐車場が見えてきました。
駐車場到着! おつかれさまでした!
■参考タイム(※食事休憩のぞく)
【登り】3時間5分
八丁トンネル登山口 →(46分)→ 八丁峠 →(50分)→ ▲西岳 →(57分)→ ▲東岳 →(32分)→ ▲両神山(剣ヶ峰)
【下り】2時間58分
▲両神山(剣ヶ峰) →(29分)→ ▲東岳 →(52分)→ ▲西岳 →(55分)→ 八丁峠 →(42分)→ 八丁トンネル登山口
【トータル】6時間3分