蓼科山(長野県/2,530m)
2014年1月11日(日)
ルート:ゴンドラ山頂駅~七合目登山口~天狗の露地~将軍平(蓼科荘)~蓼科山 ⇔ピストン
昨年末に途中で撤退した蓼科山。
今シーズンの積雪期に登り直したいという思いが、早くも実現しましたよ。
今回は、北岳ツアーで知り合ってから定期的にご一緒している、
脂の乗った四十代男子2名と、筆者と相方の計4名での山行です。
まずはゴンドラで山頂駅を目指します。
ちなみに山頂駅というのは蓼科山の山頂ではなく、ゴンドラの山頂です。
そらそうですよね。
ゴンドラ山頂駅の前、幸せの鐘の横が登山口です。
ちなみにここまでの2枚の写真、実は前回のものです。
ゴメンナサイ、写真を撮り忘れたので流れの都合上、流用しました。
いよいよ登山開始です。
まったく踏み跡のない新雪だった前回と違い、今回はきっちり踏み跡があります。
これは本当にありがたいですね。
快調にすすみます。今日は天気も最高、期待に胸がふくらみます。
いったん、林道に出たところ。
山頂丸見え、このまま天気がもってくれたら嬉しいです!
七合目登山口が見えてきました。
前回、40分かかったところ、半分の時間で到着しましたよ。
蓼科山七合目登山口。
今日は出発も早いし、踏み跡もあるし、山頂まで登れることは間違いないでしょう!
どうぞよろしくお願いします!
雪の中をサクサクとすすみます。
踏み跡があるので快適ですが、スノーシューがなければおそらく、
踏み抜く場所もけっこうありそうなコンディションです。
樹林帯の中をすすみます。
雪を踏み固めながら歩く音のみが聴こえる静かな時間。
しばらくすすむと、先行者の方を捉えました。
「蓼科山頂」の表示が出ました。今日は、山頂が近く感じます。
樹林帯が途切れて空が見えると、斜度のキツイ斜面になります。
時折、スノーシューの踏ん張りが利かずにズルッと滑ります。
そして振り返ると、樹木の間から素晴らしい景色。
ここ、振り返らない人がけっこういるので、ぜひ振り返ってみてください。
ふたたび、樹林帯に入ります。
樹木の間から差し込む太陽の光が軽くまばゆいです。
天狗の露地に到着!
せっかくなので、景色を堪能していきましょう。
素晴らしい景色。カメラにスイングパノラマ機能がないのが残念になる景色です。
景色を楽しんだら、ふたたび雪道を登ります。
このあたりも雪が深めです。あ、先行者の方が見えました。
斜度がキツイので、足をとられがちになります。
つま先を蹴りこんで、グリップを確保します。
えっほっ えっほっ いい汗かいてます。
それにしても抜けるような青空。
今日は登り始めからずっと天気がいいんですよ。
明るく開けた場所が見えてきました。将軍平は、もうすぐそこでしょう。
将軍平(蓼科荘)到着! 今日は天気も最高!
蓼科山の山頂を眺めます。山頭丸見えの素晴らしすぎる天気。
せっかくなので(?)ここで、ランチタイムにしました。
気温はマイナス8度ですが、風が穏やかな上に陽が射しているので、
むしろ暖かいと思うような錯覚を覚えます。
が、ランチパックの深煎りピーナッツがシャキシャキした歯ごたえ、
やはりそれなりに寒いのだなと実感します。
腹ごしらえも済んだので、山頂を目指して、いざ出発!
将軍平から山頂までは、比較的キツめの斜度が続きます。
気温も下がり、指先が冷たくなってきました。
薄手のウールのインナー手袋を持ってくればよかった。
というか、いままで使っていたウールのインナー手袋に穴が開いて、
買い換えようと思ってまだ買えていなかったのですよ。
樹林帯を抜けると、そこは一面雪の銀世界。
雪は比較的締まっていて、樹林帯の中よりも歩きやすいです。
振り返るといつでも、ステキな景色。浅間山の雄姿も拝むことができます。
今回、雪山デビューの方が約1名。
かなりよい条件が揃い踏みで、デビュー戦としては最高だったのでは。
はい、チーズ!
そういえば、いまどきチーズは古いようですが、我々全員四十代なので許してください。
山頂に近くなると、時折強風が吹き抜けます。
風に舞う粉雪が陽の光を浴びて、キラキラと輝いています。
蓼科山頂ヒュッテ前。強風が吹きぬけます。
たまらずネックゲイターなど、顔を覆う対策をします。
うひょー! 寒いっすね!
蓼科山山頂は、もうすぐそこです!
蓼科山山頂到着! 風も緩やかになりました。
山頂で敬礼っ!
パンツが膨らんで、とび職人の様相の筆者。
もちろん、蓼科神社もお参りします。神々しいですね。
氷点下10度の寒空の下で、Tシャツ一枚で振舞う御仁。
実は写真を撮るために、着衣を脱いでました。キライじゃないですこういうノリ。
さて、すっかり山頂も堪能したので、戻るとしましょう。
わーい!
下りは、ところどころ、お尻のソリで滑り降ります。
これがまた、楽しいんですよね! メチャ早いですし。
滑り降りられないところは、もちろん歩きます。
ふたたび将軍平到着!
山頂を仰ぎ見ます。また来年じゃなくて、今年のうちにまた来るよ!
一所懸命登ったのがウソのように、雪道の下りはアッという間です。
わーい!
登りでは振り返って眺めた景色が、下りでは眼前に広がっています。
「将軍平へ」の道標。振り返ったところです。
登りでは、あ、ここまできたな、と意識するポイントになっています。
スノーシューを無理やりテレマークスキーのように使ったり、
滑らないのにお尻で滑り降りようとしたり、
各々、好き勝手に雪道を下っていきます。
ようやく、足並みがそろいました。
七合目登山口まで、あと少し。
七合目登山口到着! ひとまずおつかれさまです!
鳥居をくぐりぬけたら、無事を感謝して挨拶をします。
ゴンドラ山頂駅を目指します。名残惜しいですね。
ゴンドラ山頂駅が見えてきました。
スキー場に流れる音楽が、下界に降りてきたことを知らせてくれます。
先ほど立っていた蓼科山の山頂を、御柱越しに見上げます。
人間、けっこうな距離を短時間で移動できてしまうものだと、いつも感心します。
おつかれっした! ゴイィーーン♪
■参考タイム(※食事休憩のぞく・積雪期/スノーシュー使用)
【登り】2時間47分
ゴンドラ山頂駅 →(20分)→ 七合目登山口 →(55分)→ 天狗の露地 →(34分)→ 将軍平(蓼科荘) →(58分)→ 蓼科山山頂
【下り】1時間13分
蓼科山山頂 →(16分)→ 将軍平(蓼科荘) →(44分)→ 七合目登山口 →(13分)→ ゴンドラ山頂駅
【トータル】4時間