八ヶ岳南麓在住。里山好きのおじさんのブログでありんす。

【登山メモ】苗敷山

韮崎に所要がありまして、その前にチョイと山歩きがしたいなと。探してみたら手頃な山が見つかりました。そう、苗敷山です。

苗敷山
2024年2月3日(土)
ルート:穂見神社里宮~穂見神社奥宮~▲苗敷山 ⇔ピストン

苗敷山ルートマップ
(C)YAMAP / ヤマップ

韮崎に所要がありまして。

その前にチョイと山歩きがしたいなと、YAMAPを眺めていたら

登ったことのない里山が見つかりました。

苗敷山(なえしきさん)」でございます。

紙の時代から長らく愛用している「山と高原地図」ですが、

こうしたマイナーな里山は、残念ながら載ってないことが多いんです。

なもんで、新たな里山探しは、もっぱらYAMAP頼みになりますね。

苗敷山

ということで登山口にあたる穂見神社里宮にやってまいりました。

祭神は天之底立命、国之常立命、豊受姫命

まずは里宮(前宮)を参拝、このあと山頂付近にある奥宮を参拝します。

駐車場は境内に4台ほどのスペースがあります。

神社とは関係のない山に登るのに駐車するのは気が引けますが、

奥宮への参拝となるので、感謝をして停めさせてもらいました。

先行車は2台。マイナーな割には登山者がいるのですね。

苗敷山

神社裏手の小さな集落の奥に、登山口があります。

苗敷山

獣避けのゲートを開けて登山道に入ります。

登山道でもあり、「穂見神社奥宮参道」でもあります。

苗敷山

ゲートをくぐると、すぐに里山の空気感につつまれます。

苗敷山

のどかな感じ。バイクと思しきエンジン音が聞こえてくるもの、

街に近い里山ならではですね。

苗敷山

ところどころ植林が現れるのも、また里山ならでは。

苗敷山

道標はあたらしいので、韮崎市がそれなりに管理をしているようです。

苗敷山

うーん、ちょっと何言ってるのか分からない(笑)

苗敷山

立派な石鳥居。寛文四年とあります。西暦1664年、徳川家綱の時代です。

これほどの鳥居があるとは、江戸期には隆盛を誇ったことが伺えます。

現在の登山道の脇にありますが、当時の参道入口だったのでしょう。

苗敷山

ヒノキの植林跡が多く残りますが、それなりに表情は豊かな山です。

苗敷山

展望が開ける場所がありました。韮崎の街を見下ろします。

苗敷山

わりと上のほうまでヒノキ林があります。

山頂に奥宮などがある山岳信仰の山は、その建材として利用するために

ヒノキの植林をすることがよくありますが、その名残でしょうか。

苗敷山

このあたりから、石階段など当時の名残が見られるようになってきました。

苗敷山

神社境内によく見る、立派な樹木が我々を出迎えてくれます。

苗敷山

時を経てガタツキがあるものの、実に立派な石階段が続いています。

苗敷山

こちらは山門跡。この先に随神門跡もありました。

苗敷山

目を瞑ると、まぶたの裏に当時の賑わいが浮かんでくるようです。

苗敷山

穂見神社奥宮に到着しました。思っていたよりずっと立派な社殿です。

苗敷山

由緒をみると、創建は724年。現存する社殿は1736年に再建されたものとあります。

もちろん、屋根や細部の修復はされてきたものの、躯体は288年も前のもの。

現代の建築業界に爪の垢を煎じて飲ませてやりたいものです。

苗敷山

横から見ても、その素晴らしい造りが見て取れます。

この場でコンプリー感満載ですが、すぐそこの苗敷山山頂も踏んでおきましょう。

苗敷山

苗敷山山頂にて、敬礼っ!

この先15分くらいのところに「旭山」という山があるのですが、

バリルートなのと、この後のヤボ用もあるので戻ることに。

苗敷山

江戸期に賑わいを見せていて、いまはひっそりと、

特に山頂にある奥宮というのは風情があります。

苗敷山

今年は未踏の里山を、わりと積極的に登ってみようかしら。

またYAMAPで、新しい里山探しをしてみましょう。

苗敷山

このあたりまで下りてくると、街の音が近くに聴こえてきます。

苗敷山

無事、登山口に到着しました。

苗敷山

苗敷山。穂見神社奥宮は一見の価値があるので、韮崎に用事がてら、ぜひ登ってみてください。

苗敷山

ランチは近場の蕎麦屋「上小路」にて天ざるを頼みました。

天ざる天もりとあえて分けて書かれていない場合、海苔がのってくるかどうかはお店次第。

手打ちそばに海苔というのは、個人的にはせっかくの蕎麦の香りを妨げると思うので好みではありません。

そっと海苔をよけて、海苔は天ぷらとあわせていただきました。

ごちそうさまでした! それではまた!(๑•̀ㅂ•́)و✧