八ヶ岳南麓在住。里山好きのおじさんのブログでありんす。

【登山メモ】縞枯山・茶臼山

明日から麦草峠に車でアクセスをするルートが冬期閉鎖になります。せっかくなので、縞枯山・茶臼山に登ってきました。

縞枯山・茶臼山
2021年11月17日(水)
ルート:麦草峠~雨池~雨池峠~▲縞枯山~▲茶臼山~大石峠~麦草峠

縞枯山・茶臼山
(C)ヤマプラ by 山と高原地図

麦草峠に車でアクセスするには国道299号、通称「メルヘン街道」を利用するわけです。

このメルヘン街道、毎年11月第3木曜日あたりに「冬期通行止め」となります。

通行止めも通行止めの解除も、毎年「木曜日 午前11時」が基準となります。

2021年のメルヘン街道の冬期通行止めは下記のとおり、

令和3年11月18日(木)~令和4年4月21日(木)までとなっています。

そこで、ゲートが閉じる前日である本日11月17日

せっかくなのでこのあたりを歩こうとやってきました。

麦草峠公共駐車場は、ジーズン中であれば朝6時には一杯になってしまう人気スポットですが、

本日はシーズンオフの最終日、しかも平日ともなれば余裕で駐められるでしょう。

ということで、のんびり朝8時頃にやってまいりました。

縞枯山・茶臼山

8時の段階で、先行車は4台。我々が駐車して5台となりました。

なお、朝イチではトイレが使える状態ですが、

このあと茅野市の職員がやってきてトイレを閉鎖してしまうので、

帰りには使用できません。

さて、行き先ですが、「丸山~中山~にゅう」と周遊するコースか、

茶臼山~縞枯山~雨池」と周遊するルートか。

どちらも昨年11月に歩いています。うーん、迷った挙げ句、

いつもとは逆周りの「雨池~縞枯山~茶臼山」をチョイスしました。

縞枯山・茶臼山

まずは登山口へとまいりましょう。

麦草峠は茅野市ですが、登山口は佐久穂町となります。

縞枯山・茶臼山

茶水池の縁には、実に立派な霜柱が林立しています。

縞枯山・茶臼山

いつもは左から茶臼山を目指しますが、今日は初めての反時計回り、

雨池を先行するルートを歩きます。

縞枯山・茶臼山

まだ朝で気温が上がっておらず、木道の上に下りた霜が凍っています。

ちょっと気を抜けないシチュエーションですね。

縞枯山・茶臼山

さて、樹林帯に入ると、いかにも白駒エリアといった苔生した森が出迎えてくれます。

幻想的な、素敵な景色です。

縞枯山・茶臼山

ただ、例年に比べて森全体が「ドライ」な印象。

11月でも、もっと湿った印象を持っていました。

縞枯山・茶臼山

笹も例年より勢いがあります。人間にも苔森にも、うるおいが必要ですね。

縞枯山・茶臼山

さて、一旦林道を少し歩いて、

縞枯山・茶臼山

木道の整備された森へと踏み入れます。

縞枯山・茶臼山

けっこうガチで凍結している箇所もあって、足元を見ていないと足元すくわれそう。

縞枯山・茶臼山

お、木々の隙間に雨池が見えてきましたよ。

縞枯山・茶臼山

雨池到着。あら、随分と干上がっていますね。半分以上、池底が見えています。

縞枯山・茶臼山

ということで、池をショートカット。池底一面、霜柱で埋め尽くされている様は圧巻です。

縞枯山・茶臼山

以前も、周辺が干上がっていることはありましたが、ここまでのことは初めてです。

縞枯山・茶臼山

さて、池の縁から登山道に復帰、雨池峠を目指しますよ。

縞枯山・茶臼山

途中の林道歩きは、微妙に長いです。

縞枯山・茶臼山

あら、どうやら旧道が廃止され、新道が作られている模様です。

縞枯山・茶臼山

新道は新たに木階段が整備され、歩きやすい道になっています。

旧道は、大小様々な大きさの岩道で浮石も多く、なかなかテクニカルなルートでした。

これはこれで面白いルートでしたが、その旧道が廃止とは、事故でもあったのでしょうか。

縞枯山・茶臼山

新道は勾配はそれなりにキツいですが、森の中の歩きやすいルートです。

縞枯山・茶臼山

森を抜けると、旧道の岩道の上に木道が設置されていました。

これなら、岩が苦手な人でも難なく歩くことができます。

縞枯山・茶臼山

雨池峠に到着。新道が歩きやすかったせいか、随分近くに感じました。

縞枯山・茶臼山

さて、ここから一気に縞枯山に登りますが、思ったより凍結していますね。

実はヤッちゃったんですが、チェーンスパイク持ってきてないんすよ。

シーズンが始まると、常時ザックに入っているチェンスパですが、

今年はまだ使う機会がなかったので、忘れてきちゃったんです。

登りはいいとして、下りは気をつけないといけませんね。

縞枯山・茶臼山

よし、帰ったら早速ザックにチェンスパ入れておこっと。

そうこうしているうちに、縞枯山の山頂が見えてきました。

縞枯山・茶臼山

こちらが縞枯山山頂

道標 兼 山頂標」なので、はじめての人は見逃さないよう注意してください。

これ、茶臼山も同じなので、はじめて縞枯山~茶臼山歩いたけど、

どっちも山頂で写真撮り忘れたなんてことになりかねませんので。

縞枯山・茶臼山

まさに名前の由来となった縞枯れ現象の森の中を抜けていきます。

縞枯山・茶臼山

なぜ縞枯れ現象が起こるのか、いまだに解明されていないそうです。

まぁ、解明しようとする人が少ないということなのでしょうけど。

縞枯山・茶臼山

左にいくと縞枯山の展望台ですが、今日はスルーでします。

縞枯山・茶臼山

所々ではありますが、雪が積もっています。

縞枯山・茶臼山

着きました、茶臼山山頂です。

こちらも、「道標 兼 山頂標」ですから、山頂写真を撮る方は見逃さないよう。

そして茶臼山の展望台は非常に眺望が良いので、ぜひ足を運びましょう。

むしろ、ここが茶臼山のメインどころです。

縞枯山・茶臼山

展望台からの八ヶ岳。あ、ここも八ヶ岳ですが。

縞枯山・茶臼山

茶臼山展望台にて、敬礼っ!

縞枯山・茶臼山

せっかくなので、パノラマ写真もパチリ♪

さて、風が強いので樹林帯に戻って、ブランチといきましょうか。

縞枯山・茶臼山

久々のカップ麺です。

これから先は寒くなって、じっくり座ってランチもできなくなってきますね。

カップ麺は普段は食べないのですが、タマに食べると、あとから腹が減りますね。

やはり精製度の高い炭水化物は、腹持ちがしないどころか逆に腹減るので考えものです。

縞枯山・茶臼山

さて、メインの雨池、縞枯山、茶臼山はクリアしたので、あとは戻るばかりです。

縞枯山・茶臼山

あ、準メインの中小場が残っていました。ここからの眺めも、好きな景色です。

縞枯山・茶臼山

麦草峠が近くなると、あの神秘的な苔生した森が現れます。

縞枯山・茶臼山

この感じの苔生した森は、白駒池を中心に広がっているので、

メルヘン街道を挟んだ反対側のエリアは、それほど広い分布ではありません。

縞枯山・茶臼山

茶水池の分岐点に戻ってきましたよ。

縞枯山・茶臼山

さて、駐車場に戻ってくると、車が少し増えていました。

数えて見ると全車で10台。今日はもこれで打ち止めでしょう。

久々の北八ヶ岳、堪能することができました。

で、帰りに小海リエックスの温泉に立ち寄ろうと思っていたんですよ。

今日はナビの付いてない代車でやってきているので、

記憶をたよりに小海町のほうに下っていたんです。

そしたら、曲がらなきゃいけないとこ曲がりそこねて、

街まで下りちゃったんで、「星空の湯 りえっくす」に立ち寄れませんでした。

やっぱり、ナビは大切ですね。

それではまた(◕ᴗ◕✿)♪