瑞牆山
2021年3月7日(日)
ルート:みずがき山荘(市営駐車場)~富士見平小屋~瑞牆山 ⇔ピストン
瑞牆山(みずがきやま)。
都内からのアクセスも良く、登りやすい人気の日本百名山です。
夏季を中心に無雪期は、駐車場に停められない車が路肩にあふれる、
といった人気の山ではよくある光景が見られます。
そんな瑞牆山も、冬季は打って変わって静かになります。
冬季でも登れる人気の百名山が少なくない中で、
瑞牆山は夏季と冬季の差が大きいんですよね。
ちなみに筆者は混雑する山が好きではないので、
瑞牆山に登るなら基本的には冬季です。
今日は通算10回目の瑞牆山。
市内にある百名山なのでもう少し頻繁に訪れてもよいのですが、
前回企画したイベントで登って以来、2年半ぶりの久々となりました。
8時頃に駐車場に到着。駐車は全部で15台ほど。
繁忙期はご法度ですが、閑散期はみな間を開けて駐車しています。
それにしても駐車場からこのガスりよう。
眺望は期待せずにまいりましょう。
さてさて出発します。
チェーンスパイクは持参していますが、まずはノーマルでまいりましょう。
それにしてもずいぶんと落ち葉が多いですね。
里宮さんは過去に1度だけ参拝したことがあります。
瑞牆山の眺望ポイント。
って何も見えないやないかーい!
まぁ、こういう幻想的な森も楽しいですよ。
富士見平小屋に到着。
そういえば、一昨年の台風でずいぶんと崩落箇所があったと聞きました。
登山道の修復も大変だったことでしょう。
富士見平小屋から少し進むと、凍結箇所が現れてきました。
岩の上を歩けば何とかなりますが、
ここはアイゼン(チェンスパ)を早めに着けるとしましょう。
前々回の山行で7年間使ってきたチェンスパを紛失してしまったので、
今日は下ろしたてのチェンスパを着けます。
ガチ凍り。これは早めに着けて正解でした。
下りとか、本気(まじ)で危ないですからね。
桃太郎岩。
自然の大きさと神秘を感じます。
実際このサイズの桃太郎が生まれてきたら怖いですが。
確かに崩落箇所が複数見受けられますね。
所々、迂回路が作られています。
沢が凍っています。
昨シーズンから今シーズンは暖冬なので、
沢凍りの規模が小さくなっているようです。
ちなみにこちら ↓ は5年前の冬季の様子。
時間が止まっているようで、まるで芸術です。
せっかくなので氷の上を登りますが、
チェンスパだと刃が刺さらなくて、斜面ではこわいですね。
こういう場面はやはりフルアイゼンが頼りになります。
少しすすむと、日差しが差してきました。
こんなところにも倒木が溢れています。
被害の大きさを物語りますね。
岩くぐりの下も凍結。
いったん溶けたものが凍結した箇所が多く、
ある意味きれいに凍結しています。
大ヤスリ岩が見えました。迫力あります。
霧氷がまた美しい。
そういえば今年はあまり霧氷を見てないかもしれません。
瑞牆山山頂10分の案内が出ました。
おっと、チェーンが氷の中に埋もれてしまっています。
このハシゴを上がれば、山頂はすぐこそです。
やっほう、山頂が見えました。
瑞牆山山頂にて、敬礼っ!
少し山頂にとどまりましたが、残念ながら眺望は開けませんでした。
山頂の岩に掘られた落書き。「平が香 充」とあります。
これ、削って消さない限り永遠に消えないでしょうから、
あの世で反省してほしいですね。
さてさて、下るとしましょうか。
おっと、大ヤスリ岩まで下りてきたところで、
空が晴れてきましたよ。
遅めに登った人たちは、山頂の眺望を楽しめることでしょう。
チェンスパもアイゼンも、岩の上は歩きにくいですね。
苔むした森を抜けていきます。
朝は真っ白で何も見えなかった展望ポイント。
下りではバッチリすぎるほどよく見えました。
それにしてもこの時期にこんなに落葉があるイメージはありませんでした。
落葉の下に階段や岩があったりして、結構こわいですよ。
最後に気を抜いてやらかさないよう、引き締めていきましょう。
駐車場到着です!
今日は久々に増富の湯でも立ち寄っていくかな、市民割引あるしね。
それではまた!