【登山メモ】茂来山

茂来山
2019年11月30日（土）
ルート：開田橋（霧久保沢駐車場手前1km地点）→霧久保沢登山口→コブ太郎→茂来山山頂→開田橋

(C)佐久穂町観光協会

東京からお友達のM子さんが遊びに来まして。

御座山に登りましょうという話になっていました。

で、御座山の栗生登山口に向かったわけなんです。

アイヤー！

台風19号の影響で通行禁止との案内がありました。

うーむ、ここまで来てなんということでしょう。

ということで急遽、近場の茂来山に行き先を変更したのでした。

アイヤー！

茂来山も登山口手前1kmの場所で、車両通行止めとなっています。

ただ、御座山のように通行禁止などの案内は出ていません。

せっかくなので路肩に車を停めて、徒歩で先に進んでみることにしました。

それにしても台風19号の爪痕は未だに、いたることろに残っていますね。

倒木が沢に積み重なっています。

道も崩落しています。これは車での通行は無理ですね。

斜面が崩れて、土砂が林道を塞いてしまっています。

生活道路ではないので、復旧には相当の時間を要するでしょう。

駐車場に到着しました。

当たり前ですが、１台の車も停まっていません。

ガイドマップを手に取ります。

この状況だと、しばらくは茂来山の登山客は少ないことでしょう。

メインの道が崩落しているため、沢を渡ります。

それにしても、やたらと目印のリボンが多く巻かれていますね。

こちらが霧久保沢登山口。駐車場から15分ほどです。

こちらの沢ももうちょい渡りやすい趣きだったと記憶していますが、
増水で足場の岩が流されてしまったものかと思います。

前回は新緑の季節に登ったこともあり、ずいぶんと印象が違います。

登山道もだいぶ荒れていますね。まるでバリエーションルートのようです。

果たしてルートが合っているのか不安になりますね。

大丈夫。ルートは間違っていなかったようです。

立派な霜柱。都内ではめっきり見かけなくなりました。

せっかくなので、「こぶ太郎」に立ち寄りましょう。

立派なトチノキです。推定樹齢250年。

これなんの実でしたっけ。

こちらのトチノキも立派です。

山葡萄の実が落ちていました。お酒に漬けたらおいしそうです。

道が荒れていることに加えて落ち葉も多く、前回とはまったく違った印象を受けます。

山頂が近づくにつれ、美しい霧氷が姿を現しました。

写真では美しさが伝わりませんが、霧氷が陽の光に照らされて、
キラキラと輝いています。それは美しい光景です。

稜線が見えてきました。

槇沢コースとの分岐点に到着。

この状況ですと、おそらく槇沢コースも車では入れないでしょう。

カラ松が纏う霧氷はまるで芸術作品のようです。

ここまでくると山頂はもうすぐです。

山頂までのしばらくの間、霧氷の世界を楽しむことができます。

霧氷による演出は、自然の持つ造形の美しさを際立たせてくれますね。

山頂が見えました。

山頂到着。突如ひらける眺望に感動もひとしおです。

茂来山山頂にて、敬礼っ！

美しい霧氷の花を咲かせた大樹が青空に映えます。

昭和57年に、陛下も登頂されているのですね。

さてさて、山頂でバナナマフィンも食べたので、下山しましょう。

美しい霧氷の森を抜け、

荒れた登山道を下って行きます。

こぶ太郎の脇を抜けていきます。

霧久保沢登山口まで戻ってきました。

帰りは、林道を下ることにしましょう。

駐車場到着。ここから1kmほどで車を停めた場所です。

開田橋到着。

駐車場までの道はもちろん、登山道もかなり荒れており、
まるでバリエーションルートの面持ちでした。

この状況ですと、しばらくは茂来山、
そして御座山への登山はおあずけですね。

無事復旧することを願っています。
おつかれさまでした！