男山
2019年4月23日(火)
ルート:馬越峠→(60分)▲天狗山→(90分)▲男山→(85分)▲天狗山→(45分)馬越峠
※タイムは一般的なペースで歩いた場合の参考タイム
山を歩き始めたのは2009年5月。丸9年が経過し、来月で10年目に突入します。
登り始めから4年間くらいは、年間52週末中48週末くらいは山に登っていて、
それはもう何かに取り憑かれたようで。
以後、ペースは落ちたものの、年間35週から40週くらいは山を歩いています。
そんな中、諸般の事情から約2ヶ月ほど山に登ることができませんでした。
厳密には、3/10に平沢山に登っていますが、
片道1時間未満のハイキングなので、山らしい山といえば2/23の雨ヶ岳以来となります。
いままで1ヶ月あいたことはあっても2ヶ月というのはなかったわけで。
これだけブランクがあると、何か気づきがあるかもしれません。
ということでやってまいりました、馬越峠。
冬季は閉鎖されており、先週より開通しました。
さすがにゴールデンウィーク前のど平日なので、誰もいません。
まずは天狗山を目指して出発します。
なんとなく縞枯れっぽい様相。おもしろい景色です。
ところどころ、まだ雪が残っている箇所があります。
天狗山と男山は、意外と岩場なんかもあって、表情豊かな楽しい山なんです。
けっこう凍結している場所もあって、気が抜けません。
天狗山に到着です。
先日の雪が八ヶ岳を白く染めています。
春の雪が積もったわけで、いま南八ヶ岳とか登るのキツいと思いますよ。
さてさて、男山を目指してすすみましょう。
最近は面倒臭がらず、危ない箇所ではすぐにアイゼンを装着します。
まだ新緑の芽吹きはありませんが、のどかな空気が流れています。
垣越山を通過します。山頂というよりも通過点。
眼下には閉鎖してしまった川上ゴルフ倶楽部。
閉鎖から4年が経過していますが、芝はまだきれいです。
昔はゴルフ会員権とか、かなり高額なものがありましたよね。
金持ちの知り合いが小金井カントリー倶楽部の会員権を持っていた(たぶんいまも持ってる)んですが、バブルの絶頂期は5億円くらいの値がついてました。
いまも、5千万円くらいはするみたいですが。
お尻のようなかわいい様相を呈した男山。
奥には雪のついた八ヶ岳が見えます。
苔むしたもののけ姫風の森もあります。
足元、けっこう凍結しています。
ということで再びアイゼン装着。
チェーンアイゼンは、脱着が楽でいいですね。
男山山頂が近づいてきました。
山頂手前に、ちょっとした岩場があります。
これを登ると山頂感があっていいですね。
男山に到着。
あいにく富士山は見えませんが、八ヶ岳はよく見えます。
男山山頂にて、敬礼っ!
しばし、景色を楽しみます。
15分ほど山頂にいたでしょうか。今日はランチも持ってきてないので、そろそろ下りましょう。
苔むした森を抜け、
垣越山を抜け、
天狗山を見ながら歩きます。
天狗山に到着。
さて今回、山を歩き始めて丸9年にしてはじめて2ヶ月ものブランクがあったわけですが、
おかげで、自分の弱点(ウィークポイント)を再認識することができました。
実は某(それがし)、膝関節が弱弱の漢(おとこ)なんです。
思い起こせば山を歩きはじめの頃、毎回下りで膝を痛めていました。
立山に行った時、膝をヤッちゃって予約をしていた雷鳥荘まで、
室堂から1時間以上かかってようやく辿り着いたのを思い出します。
ザムストの膝サポーター無しでは山歩きができず、
もしかして俺、山向いてねんじゃね、と自問する日々。
しかしながら、毎週山を歩くことで膝周りの筋肉が強化され、
4年目になってようやく、ザムスト無しでも人並み以上に歩けるようになりました。
以降、少なくとも隔週では山歩きをすることで筋肉を維持し、
自分の膝が弱点であったことすら、忘れきっていたのです。
しかしです。
今日、2ヶ月ぶりに山を歩いたら、なんと下りで膝がかなり痛みだし、
後半は木の幹につかまりながら降りる始末。
うっそ、俺やっぱ膝ぜんぜん弱々じゃん、ということを5年ぶりに認識。
定期的に歩くことで筋力が維持されていたんだということを痛感しました。
スタミナ的にはまったく問題はなかったのですが、
膝という爆弾が爆発しそうになった、そして膝が弱かったことを再認識した、
そんな山行になりました。
で、筋力復旧するまでザムスト持っていこうと探したけど、
もう5年も使ってないんでどっかいっちゃって見つかりませんでした。
また買うか。
ということで、膝ガクガクでなんとか下りてきました。
おつかれさまでした!