蛾ヶ岳
2019年2月3日(日)
ルート:蛾ヶ岳登山口駐車場〜分岐点〜西肩峠〜▲蛾ヶ岳 ⇔ピストン
軽井沢の山ボーイtatsuyaさんとTさんとの山梨遠征2日目。
1日目の昨日は王岳に登りました。
今日は、当初は小楢山に登る予定でしたが、林道への積雪を懸念して蛾ヶ岳に行き先を変更しました。
ちなみに「ががたけ」ではなくて「ひるがたけ」です。
やってまいりました、四尾連湖(しびれこ)の駐車場。
駐車料金は400円です。湖畔の水明荘まで支払いにいきます。
四尾連湖といえば、TVアニメゆるキャンでもおなじみで、いわゆるアニメの聖地巡りの一環としてやってくる人もいるようです。
水明荘のご主人に、「こちらの四尾連湖ってゆるキャンの舞台にもなってますね」と声をかけると、「エッ、ええ、そうですね」と一瞬戸惑いの色を見せました。
まぁ確かに、ゆるキャンとか絶対見てなさそうなヒゲのおっさんから声を掛けられたら一瞬は戸惑うことでしょう。
筆者はアニメは結構見ますが、聖地巡りには全然興味はありません(笑)
ただ、「しびれこ」という変わった名前が印象的だったので、頭の片隅に残っていたのでした。
そうそう、冒頭の地図は水明荘さんに駐車時料金を支払うともらえる手描きの蛾ヶ岳登山マップです。
この蛾ヶ岳、意外なことにヤマプラ(山と高原地図)の地図のエリア外なんです。
山としてはそれなりだし、地元の人にも愛されているけれど、収録範囲の関係上掲載されていない山ってありますよね。
南アルプス最北端に位置する守屋山も、エリア外で意外だった山のひとつです。
そんな蛾ヶ岳、さっそく登って参りましょう。
山頂までは1時間半とあります。
ハイキング的に登るにもよさそうな距離感ですね。
昨日登った王岳よりも、ずいぶんと雪が少ないです。
鳥のさえずり、風のささやき、雪を踏みしめる音、心臓の鼓動、自分の息づかい。
山の静けさは、心を喜ばせてくれる音で満たされています。
街中の喧騒から離れ、そんな「山の音」を楽しむのが、登山の醍醐味のひとつでしょう。
分岐点に到着。大畠山まで240mとあります。
せっかくなので、帰りに立ち寄ってみましょう。
葉の落ちた樹林の隙間から、南アルプスが見えています。
ところどころ、痩せている尾根の上を渡ります。
両側が切れ落ちていて、雪があるとちょっと緊張する場面ですね。
サクサク、クコココッ。
雪を踏みしめる感触と音を楽しみながらすすみます。
風によって描かれた自然の風紋。枯山水に通じる美しさがあります。
西肩峠に到着しました。
なにやらかわいらしい六体のお地蔵様。
ここからは急登になります。
山頂へ向かうビクトリーロードといった趣ですね。
山頂に到着しました。
靄に浮かぶ富士が幻想的でとても美しいですね。
蛾ヶ岳山頂にて、敬礼っ!
蛾ヶ岳は標高1,279mと決して高い山ではありませんが、南アルプスから八ヶ岳の眺望が素晴らしい山です。
そしてもちろん、富士山もバッチリ。
時間が早いのでランチは取りませんが、その美しい景色に30分ほど山頂を満喫しました。
さてさて、充分景色を堪能したので、下りましょう。
動物の足跡。今季の冬は暖かいので、乗り切りやすいことでしょう。
蛾ヶ岳、豊かでいい山です。
この森を長く見守ってきたであろう大きなブナ。
ヤセ尾根を渡っていきます。
分岐点まで戻ってきました。
せっかくなので240m先の大畠山に行ってみましょう。
この分かれ道は右へと進みます。
電波塔が見えてきました。あそこが山頂でしょう。
大畠山に到着です。
ピークハント好きの方は、踏んでおけば一座増えるのでいいと思いますが、
そうでもない人はわざわざ登らなくていいかもしれません(笑)
さて、登山口駐車場まで戻りましょう。
駐車場が見えてきました。
手軽に登れて眺望も素晴らしいので、近くにあったらチョイチョイ登りにくるだろうな、というような蛾ヶ岳でした。
四尾連湖畔でのキャンプと合わせて来るのも楽しそうですね。
おつかれさまでした!