八子ヶ峰(長野県)
2018年1月6日(土)
ルート:女神茶屋(蓼科山登山口駐車場)〜▲八子ヶ峰(東峰)〜▲八子ヶ峰 ⇔ ピストン
(C)ヤマプラ 山と高原地図
7年ぶりに八子ヶ峰にやってまいりました。
MSRのスノーシューを購入して試履きにきたのが7年前。月日の流れるのは早いものです。
さて、自宅を出発したのは10時過ぎ。登山者にあるまじき時間ですね。
そして約50分ほどで、女神茶屋に到着。山の近くに住む者のアドバンテージです(笑
本日の目的地は「八子ヶ峰」。
気軽にスノーハイクを楽しめる素敵な稜線ですが、八子ヶ峰単体ではそれほどの人気はないでしょう。
コースタイムで片道1時間ですから、わざわざ他所からこのためだけに訪れるのはちょっと。
しかしながらどうして、この駐車場の賑わい。
というのもこちら女神茶屋、人気の百名山「蓼科山」の登山口なのです。
11時に到着して駐車できるはずもなく、かなり下まで下って路肩に駐車。
モタモタと準備をして登山口まで歩いて、ようやく登山開始は11時25分。
この時間なら蓼科山も登れなくはないですが、
女神茶屋からのルートって個人的にはそんなに面白くないんですよね。
なので初志貫徹、八子ヶ峰へ。いやー、実にひさしぶりです。
実はスノーシューハイクを楽しもうと、6年前に購入したMSRのスノーシューを背負ってきたのですが、
残念ながら(?)かなり踏まれていて、スノーシューを着けるまでもありませんでした。
久しぶりですが、八子ヶ峰自体は5〜6回登っているので、馴染みがあります。
八子ヶ峰は天候に恵まれることが多く、過去に1回だけ吹雪かれましたが、
あとは青空を拝むことができました。今日も含めて。
なんといいますが、どこで写真を撮っても絵になるのが八子ヶ峰です。
気持ちのいい稜線です。この時期にしては、かなり雪が少ないですね。
蓼科山の山頂に陽がさしています。
今日、蓼科山に登った人たちは、山頂から全方位の眺望を楽しんでいることでしょう。
しかしながらこの空の抜ける感じ、八子ヶ峰ならではですね。
毎回、感銘を受けるのですが、6年ぶりに来てもやはり同じ感銘を受けました。
この稜線の抜け感、不思議な魅力があります。
こんなに気軽に登れて、こんなに抜けのいい稜線はなかなかないのでは。
八子ヶ峰「東峰」頂上到着です。
標高では、ここ東峰が最高点になります。
せっかくなので、もう少し稜線歩きを楽しみましょう。
普段それほど歩かない人の雪山デビューにも、もってこいだと思います。
おいしいとこ取りができますよ。
美しい稜線を歩いていると、リフトが見えてきます。
そう、ここは「しらかば2in1スキー場」のゲレンデの頂上部にもなるのです。
このスキー客と交差する感じも面白いですね。
ゲレンデを見下ろすと客もまばら。
そうはいってもなかなかお金のかかる遊びなので、バブル期のように猫も杓子もというわけにいかないでしょう。
ちょうど、その時期にスキーをやっていた世代とその子ども世代は多く見かけますが、
その間の世代は少ないように見受けられます。
というわけで、八子ヶ峰にて敬礼っ!
バックの蓼科山の山容が美しいですね。
さて、ターンして戻ります。
八ケ岳の全容を眺めながらの稜線歩き、また帰りも楽しい稜線歩きです。
写真から伝わるでしょうか、この素敵な稜線。
かなり久々に来たのですが、やはりここはいいです。
よしんば、蓼科山の駐車場でなく、八子ヶ峰単独の駐車場であれば、
駐車に苦労することもないのになぁとは贅沢な願い。
少し戻った地点で、ランチタイム。
本日のランチは、豚汁温玉のせ。人参と八ツ頭は自家製。
まだ充分暖かく、景色とあわせて堪能しました。
身も心も温まったところで、名残惜しいですが下ります。
地図をみてチョロいと思って「八子ヶ峰」を候補から外していた方、
女神茶屋まできたら普通「蓼科山」登るでしょうという常識に囚われいてる方、
ぜひとも、八子ヶ峰に登ってみてください。
初日、蓼科山に登って麓に宿泊して、翌日に八子ヶ峰というのもオツかもしれません。
かつて、そのオーダーで何度か楽しんだことを懐かしく思い出しました。
女神茶屋まで自宅から50分。
東京在住時はここ目当てというのはなかなかありませんでしたが、
この距離感ならランチをしにフラッと訪れるのも楽しいですね。
よしんば、蓼科山の駐車場でなく、八子ヶ峰単独の駐車場であれば、
駐車に苦労することもないのになぁとは贅沢な願い。
女神茶屋に到着です。
そろそろ、蓼科山から下山してきて帰った車のスペースが空き始めました。
おつかれさまでございます!