愛鷹山(黒岳・越前岳)(長野県)
2016年1月24日(日)
ルート:山神社登山口〜▲黒岳〜▲越前岳〜十里木高原駐車場
ちょうど1年前の1月24日に登った愛鷹山。
今回は、
定期的に開催されている某社のハイキング部のイベントで、
雪山ハイクとしてこの愛鷹山が企画されました。
2ヶ月前には募集が開始されているため、雪の状況などは、
例年のこの時期を基準としてイベントが催されます。
しかし御存知の通り今シーズンは雪が少なく、
目論見通りの雪山とはなりませんでした。
今回の参加者は11名+名古屋から現地参加1名の、
オーシャンズ12です。
なお、バス(ハイエース)をチャーターしているため、
マイカーの人が歩く定番のピストンのルートではなく、
十里木高原駐車場まで縦走するルートをチョイス。
バスチャーターのメリットは、
マイカー登山では難しい縦走ルートを選択できることはもちろんのこと、
帰りに温泉に立ち寄って風呂上がりにプハーッ!とビール飲めちゃうのが
最大のメリットですね。
駐車場までの道もまったくの無雪、昨年とは打って変わって。
気温も高めで、まるで春山のような様相です。
そしてスタートからしばらくは、植林歩きです。
今日のためにアイゼン(チェーンや軽アイゼン)を購入した人もいて、
使えないのは残念ですね、などと与太話をしながら登ります。
避難小屋の脇を抜けていきます。
このあたりは雑木林が美しく、気持ちがいいですね。
分岐点でもある富士見峠に到着。
ここから、まずは右の黒岳を目指します。
黒岳に向かう途中の展望台。
宝永火口がもっとも近くで拝めるビューポイントです。
山梨側から富士を眺める機会は多いですが、
静岡側から宝永火口を拝める機会は筆者の私生活では滅多にないので、
テンション上がります。
ということで、黒岳山頂に到着です。
アッという間ですね。雪もほとんどありません。
もちろん、黒岳からの富士の雄姿も素晴しいです。
この時期にしては、富士の雪も少ない印象ですね。
みんなで集合写真をパチリ!
一行は一旦、富士見峠に戻って、こんどは本丸越前岳を目指します。
越前岳は愛鷹山塊の最高峰、標高は1504mです。
ちなみに、「愛鷹山」という山はありません。
八ヶ岳という山もありませんし、立山という山もないのと同じように。
そしてありがたいことに、路面が凍りはじめ、雪がつき始めました。
ようやく、アイゼンの出番ですよと。
みんなでワイワイアイゼンを装着しますが、約1名、
最若手のY山君は手持ち無沙汰の様子。
どうやらアイゼン忘れてきちゃったそうです。悲しいお知らせでした。
12名11組のアイゼンで、雪道を快適に進みます。
束の間であっても、雪山歩きを楽しめたので、
参加した皆もよかったのではないかと思います。
こちらは五十銭紙幣に使われた富士山の撮影地。
我々の世代で「銭」の単位で買い物をした経験を持つ人はいないでしょう。
「銭」は昭和28年に廃止されたそうなので、親の世代がギリ子ども時代に使っていたかも、
という単位です。
そういえば、二千円紙幣ってありましたよね。
そんな話をしながら(実際にはしていない)、雪道を進みます。
本日アイゼン初装着の人たちは、その安心感に感銘を受けていました。
そしてそんな安心感を微塵も味わうことができないのが、
前出の最若手Y山君です。
越前岳の山頂に到着しました。
山頂では、先着の団体様が既にランチタイムに入っており大混雑。
それほど広くない山頂が、数十名のランチ客でごった返していました。
やいのやいの。
みんな分散して、我々ものんびりめのランチタイムと相成りました。
念のため、敬礼っ!
越前岳からの下りは、十里木高原へと向かいます。
このルートは初めて歩きましたが、ちょうど富士山に向かって下るので、
素晴しい眺望を楽しみながら歩くことができます。
これは登りではなく、ぜひ下りで歩きたいコースです。
こちらは十里木高原展望台。下の駐車場から400mほどです。
登山目的でなくとも、ドライブがてらこの展望台まで登って、
ボーッと過ごすなんていうのも素敵です。
こんなイメージです。
駐車場に下りてきました。
この後、御胎内温泉に立ち寄り、風呂上がりにビールをプハーッ!
おつかれさまでございます!