魂の山
2016年12月31日(土)
ルート:仁科峠〜風早峠〜宇久須峠〜▲魂の山 ⇔ピストン
「魂の山」。
今年の登り納めは大晦日に「魂の山」での締めくくりとなりました。
2017年は、いままで近代人類が経験したことがないほどの、大転換が起こるでしょう。
物質文明から魂の文明への転換です。
そんな大転換期の夜明けを迎えるにあたり、
この大晦日に「魂の山」に登ることができることに感謝いたします。
「魂の山」はいままでノーマークで、地図上では目には入っていたものの、
登ろうと思ったことすらありませんでした。
そんな「魂の山」は、伊豆山稜線歩道の仁科峠から登ります。
最短ルートでは、土肥峠から登ると40分ほどで登れるようですが、
せっかくなので、景色を楽しみながら少し歩きたいと思い、仁科峠からのスタートです。
峠の入り口には先行者でしょうか、クルマが1台停まっていました。
登り始めから稜線を歩けるルートで、眺望が素晴しいですね。
右手には霊峰富士が、その雄姿を現しています。
新しい時代を迎える大晦日に、富士は相応しいかもしれませんね。
右に富士山、左に駿河湾、そして手前に広がる美しい高原が、
まるで一枚の絵はがきのようです。
牧場に沿った道を進んでいきます。
のどかな風景が広がり、登山というよりは高原散歩のような爽やかな印象です。
「風早峠」に到着しました。
常に海が見えている稜線というのも、伊豆らしくていいですね。
アセビの木には、すでに多くのツボミがついていました。
風の強いところでは、アセビが横に靡いて成長するので、オドロオドロしい雰囲気になりますが、
この稜線のアセビは割と素直にまっすぐ育っているようです。
この、ゆく先の道がずーっと見えている感じ、好きですね(笑
絵本にしたくなるような、そんな風景です。
右を見ると、雲の上にチョコッと、天城山(万三郎山)が顔をのぞかせています。
アセビのトンネルを抜けてきます。
やや、オドロオドロしいかもしれませんが、
場所によっては、もっとオドロオドロしい雰囲気なんです。
この、伊豆独特の原生林の雰囲気、いいですね。
これにシャクナゲとヒメシャラが彩りを添えると、完璧です。
そんな素敵な伊豆の原生林の中を歩き、
「魂の山」を目指します。
輪廻転生を信じるか信じないか、というような話がひと昔前は聞かれましたが、
いまでは事実として当たり前のように認識する人も多くいて、
新しい時代の流れを感じます。
ただ、ここまで読み進めてくれた大切な貴方に、
いまここで、謝らなくてはなりません。
というのも、おそらく大切な貴方は、
「魂の山」を「たましいのやま」として認識し、
黙読していたと思うんです。
でもこの山、実は、「こんのやま」なんです!
そんな「魂の山(こんのやま)」山頂にて、
敬礼っ!
今年も一年間、本当にありがとうございました。
また来世でも、よろしくお願いいたします\(^o^)/