苗場山(長野県・新潟県)
2014年7月26日(土)
ルート:小赤沢3合目登山口~山頂エリア木道入口~▲苗場山山頂 ⇔ ピストン
当初、祓川コースから登る予定だった苗場山。
フジロックフェスティバルの日程と重なるとの噂を直前に知り、
道が混むという結果的にはガセネタを受けて、
裏側から登る小赤沢コースを登ることに急遽変更しました。
しかしながら、土砂崩れにより国道353号線が通行止め、
予定よりも時間を費やして、ようやく小赤沢3合目登山口駐車場へ到着。
小赤沢3合目駐車場。かなり広いです。
山と高原地図では50台とありますが、余裕を持っても80台は駐車できそうです。
駐車場の奥が登山口となっています。
今日はかなり暑く、登る前からバテそうです。
そんな暑さに負けないように、元気よく参りますよ!
今日は山ガール3名と筆者の4名での山行です。
美しい雑木、そしてスケール感の大きな木々の間を抜けていきます。
樹林帯ならまだしも、遮るものが無い場所は、修行の場と化しています。
嗚呼、木陰が涼しそう。
少し空が曇ってきました。
この暑さの中では、うれしい曇り空です。
誰かが帽子を落としたようです。
標識は文字が薄らいでいて、残念ながら読めません。
それにしても、いい道ですね。
そして時には、急な場面もおとずれます。
参考までに斜面の角度を横から撮影しました。
こうした岩登りも、道中のアクセントとなって楽しいです。
クサリ場もありますよ。
実はここまでの道のり、結構長かったんです。
ようやく、稜線が見えてきて、心踊ります。
すれ違ったおじさんが、「楽しい木道歩きまでもうちょいだよ!」
と教えてくれました。
おじさんの言うとおり、ほどなくして木道入口に到達!
山頂付近のこのエリア、尾瀬などにも共通する湿地の素敵感が満載です。
いやぁ、なんとも美しいですね。
ワタスゲもたっぷりと咲いています。ふわふわですよ。
沼面に写る景色がまたいいですねぇ(中島誠之助先生風に)。
ガスっているのがかえって幻想的な雰囲気を演出しています。
想像していたよりも見事な湿地帯で、嬉しい限りです。
景色を堪能しながら、整備された木道をすすみます。
ワタスゲが楽しそうに、風にゆすられています。
まるで親子のように寄り添う沼がまた、βエンドルフィンの分泌を促しますね。
うだるようなこの暑さの中、なんと雪渓が残っていました。
ウヒョーッ、と思ったのもつかの間、全然涼しくありません。
この雪渓を超えると、山頂はもうすぐです。
小屋に向かえば近かったのですが、ちょっとだけ遠回りをして山頂へ。
苗場山山頂到着っ!
苗場山山頂ヒュッテで、CCレモン(350円)を購入!
そして外のベンチでお昼ごはんタイム!
それにしてもキンキンに冷やされたCCレモンはまさに至極の喉ごし。
いままで飲んだCCレモンのなかで、一番美味しかったですね。
さてさて、ランチも堪能したので、下山しますよ。
登りで見たはずの景色も、また下りでは違った表情を見せます。
ちょいとガスり気味ですが、これもまた幻想的。
まるで耳かきの反対側についているような、ワタスゲ。
木道は現在、交換作業中のようです。
次回訪れるときは、新しい木道に変わっていることでしょう。
比較的難所が多い登山道は、
登りよりも下りのほうがハードな場面が増えます。
こちらは7合目の標識。
と、近くに腰掛けているおじさんから教えてもらいました。
一度、道標は一式交換したほうがよいかもしれませんね。
最後の難所を抜ければ、あとはルンルン道です。
みんな大好きギンレイソウ。
儚く透きとおる感じが、まるで妖精のすみかのようです。
太く立派な木を見ると、どれだけ多くの登山者を見守ってきたのだろうと、
悠久の時に思いを馳せます。
まるで、森の結界を仕切る門といった出で立ちです。
今日も無事に下山することができました。ありがとうございます。
駐車場到着! おつかれさまでした!
■参考タイム(※食事休憩のぞく)
【登り】3時間8分
小赤沢3合目登山口 →(2時間23分)→ 山頂エリア木道入口 →(46分)→ ▲苗場山山頂
【下り】2時間42分
▲苗場山山頂 →(2時間42分)→ 小赤沢3合目登山口
【トータル】5時間50分