御嶽山(長野県・岐阜県)
2014年7月20日(日)
ルート:飯森高原駅~七合目行場山荘~八合目女人堂~九合目覚明堂~▲御嶽山山頂~(御鉢巡り)ニノ池~九合目~八合目~七合目~飯森高原駅
御嶽山。登りたいと思ってから数年、ようやく機会に恵まれました。
田ノ原からの南斜面ルートを登る人が多いみたいですが、
今回は御岳ロープウェイの飯森高原駅からのルートをチョイスしました。
ロープウェイ乗り場への自動ドア。お花畑が色鮮やかです。
こちらがロープウェイ乗り場。
所要時間は14分、料金は往復で2,600円となります。
飯森高原駅につくと、大黒様と恵比寿様が出迎えてくれます。
こういうのって、新しいとちょっとアレな印象を受けますよね。
気を取り直して、登山とまいりましょう。
頂上までは3.9kmとあります。
ミニ森林浴コース、しらびその小径です。
遊歩道にはウッドチップが敷き詰められており、
サラブレットになった気分を味わうことができます。
ここから先は登山道。装備のない方はお戻りください。
七合目にある行場山荘。名物はちからもちです。
さすがは霊山。たくさんの講の手ぬぐいがかけられています。
百間滝との分岐点。山頂方面を目指します。
ところどころ、太古の森のイメージを彷彿とさせる景色もあります。
それほど歩きにくいとは思えない道なのですが、厳しい道のりです。
というのも、
ものすごい数のブヨが、身体の柔らかい部分を狙い尽くしてくるのです!
虫除けネットは持っているのですが、家に忘れてきてしまいました。
というか、こんなに虫がいるとは思ってもみませんでした。
ジュース・ビールが冷えているようですが、
残念ながら瞼と耳、首を複数箇所、刺されてしまいました。
八合目女人堂到着!
ようやく、ブヨの呪縛から開放されました。
古い霊神碑も多い中、鳥居は新しいものが目立ちます。
ところどころ、雪渓が残っていますよ。
こちらの石像は古そう。表情と滑らかなかたちが、とってもいいです。
こちらの不動明王も、なんとも味わい深いですね。
この石碑は、かなり大きなものです。
永きにわたり、信仰を集めてきた山であることを感じさせます。
すれ違ったおじさんに、なぜか突然、かきの種を振る舞われました。
こちらの鳥居も新しいですね。登山道として通れるようになっています。
週間天気予報では雨予報でしたが、
今日の午後まではもってくれそうな天気に変わったのはラッキーでした。
こちらは弘法大師空海像。空海さんは、全国各地どこでもお会いできますね。
そしてこのガスりっぷり。
ラッキーなことに、雷鳥の後ろ姿を目撃しました。
天気悪くないと出てきませんから、悪いことばかりではなさそうです。
いかにも、火山らしい岩石です。色がステキです。
お、行く手に建物が見えてきました。
石室山荘です。なんと、露天風呂があるようです。
そして九合目の覚明堂に到着!
休憩所で山ガールが、ぜんざいとコーヒーを発注していました。
覚明行者の像です。木曽御嶽山を民衆のために開いた偉人だそうです。
ニノ池と頂上との分岐点。
まずは頂上を目指し、帰りは御鉢巡りをしてここに合流する予定です。
ニノ池。なんともいえない神秘的な緑色。
お、建物が見えてきました。まもなく頂上でしょうか。
見えていた建物は、御嶽神社奥社の社務所でした。
この階段を登ると、いよいよ山頂です。
御嶽山頂上にて敬礼っ!
嬉しい事に、山頂で青空が顔をだしました!
そして山頂から見下ろす御鉢。これは、ぜひ巡ってみたくなるステキな景色です。
御鉢巡りは、社務所の裏が入口となっています。
この案内盤は新しいですね。指がIllustratorのやつみたいです。
「これより三十六童子 御鉢めぐりして 万年雪の横に出る」
とあります。
おお、あれが万年雪ですね。
火口側は、地熱を感じます。暖かいです。
素晴らしい景色を堪能します。うひょーっ!と思わず声が漏れますね。
せっかくなので、ここでランチタイム。最近の山でのお気に入りはフルーツトマト。
あと、ゆで卵もはずせません。
この天気が下山するまでもってくれることを祈ります。
予報では、午後から雨となっています。
ニノ池が見えてきました。神秘的なグリーンですね。
せっかくなので、池の畔まで行ってみましょう。
空の青、雪渓の白、池の緑。えも言われぬ景色です。
手描きの道標が、とてもいい味を出しています。
肉眼では気付かなかったのですが、左上にうっすらと虹が出ています。
こちらは肉眼でハッキリと確認できました。
逆さの虹と、一部ですがもう一本虹が出ています。
これは今日、いいこと(か悪いこと)あるかもしれません!
雲の間に、三ノ池も顔を覗かせています。
こちらは行者の方。なんと今日で133回目の御嶽山登頂だそうです。
しかもいままで、雨に降られたことがないそう。
ということは、この方が山頂に登るまでに下山をすれば、
我々も雨にふられないということですね!
九合目の覚明堂に戻ってまいりました。
覚明堂を下から見上げます。こちらも霊験あらたかな雰囲気満載です。
少し下っていくと、だんだんと雲行きが怪しくなってきました。
空海さんのエリアまでもどってきましたよ。
こちらはハイマツの雌花。小さく赤く、控えめだけどたわわな感じが好きです。
八合目上の鳥居まで下りてきました。
この地上を見下ろすかのような後姿がイケてます。
八合目はもう少しですよ。
山頂方面を振り返ると、またもや天候が回復してきましたよ。
おそらく、先ほどの行者の方が山頂に近づいているのでしょう。
八合目女人堂が見えました。
それにしてもこの天候の回復ぶりはなんざんしょ。
そして、八合目からの道のり、思い出してください。
ハヒーッ! またもやブヨの大群です!
まとわりつかれないように、急いで下りていきましょう。
七合目行場山荘到着!
そういえばここに来る途中、
数年前にツアーでお世話になったガイドさんとバッタリ。
ウッドチップを踏みしめている最中も、
まだブヨがしつこくまとわりついておりました。
ロープウェイが見えましたよ!
おつかれさまでした!
■参考タイム(※食事・山頂休憩のぞく)
【登り】2時間34分
飯森高原駅 →(8分)→ 七合目行場山荘 →(43分)→ 八合目女人堂 →(1時間15分)→ 九合目覚明堂 →(28分)→ ▲御嶽山山頂
【下り】2時間37分
▲御嶽山山頂 →(47分)→ (御鉢巡り)ニノ池 →(12分)→ 九合目 →(52分)→ 八合目 →(38分)→ 七合目 →(8分)→ 飯森高原駅
【トータル】5時間11分