姫神山(岩手県盛岡市)
2014年5月17日(土)
ルート:一本杉登山口駐車場~八合目~▲姫神山山頂 ⇔ピストン
岩手の山に登るのは実に久しぶりです。4年ぶりでしょうか。
明日、岩手山に登る予定なので前ノリをした今日は、盛岡からほど近い、
この姫神山に登ることにしたのです。
姫神山第1駐車場です。今日は天気がいまひとつです。
あらっ。筆者らの車を入れて2台です。
200名山で気軽に登れそうな山なので、もう少し賑わっていると思ったら、
そうでもないようです。
駐車場の横から登り始めます。実はこの上にもう一段駐車場があって、
いったい何のためにこんな大きな駐車場があるのかと。
思ったらなるほど、キャンプ場になっているのですね。
夏のシーズン時は、きっと盛り上がることでしょう。
あらっ。駐車場が現れました。実はこちらが登山口最寄りの駐車場のようです。
写真に写ってないエリアを含めると、20台近くの車が停まっています。
普通、登山口に近い順に第1、第2、第3駐車場となっているものなので、
さっきの駐車場が最寄りの駐車場と勘違いしてしまいました。
そして、こちらの駐車場にはトイレもあります。
さぁ、仕切り直して、出発しますよ!
それにしても広いキャンプ場ですね。
テントなら何張りできるのか想像もつきません。
振り返ると、その孤高の姿を魅せつける岩手山。素晴らしいカタチですね。
山頂は怪しげな雲におおわれています。
一本杉登山口。
素敵な雑木が私たちを迎えてくれています。
少しすすむと、姫神山入口の標識とともに、各種案内が掲示されています。
雨上がりの雑木林は、植物が喜んでいるのを感じることができる気がするので、
人間としても嬉しくなります。
を、雑木に浮かれていたら、植林のお出ましです。
実はこの姫神山の植林、精英樹と呼ばれ、
成長が早く、太く、まっすぐで、病害虫にかかっていない、
まさに精鋭、選ばれた植林のエリートです。
右に植林、左に雑木。半雑半植の景色。里山ではよく見かける光景です。
名所一本杉。
確かに太めの杉ではありますが、「一本杉登山口」と象徴になるほどかといえば、
いささか弱いかな、というのが正直な、あくまで個人の感想です。
整備された階段を登ります。
登山をしていると、階段というのは実は登りにくいんですよね。
歩幅が微妙に合わなかったり、土が痩せてしまってもはや障害物になっていたり。
まさに、ざんげ坂といった様相です。
ざんげしないといけないこと、個人的にたくさんあると思いますが、
忘れっぽいので、まったく思い出せません。
中学校の同窓会に出たとき、オマエ当時本当に酷いイジメっ子だったよな、
と当時筆者にいじめられていた(らしい)級友に迫られたのですが、
天地神明に誓って、まったく思い出せないのです。
ごめんなさい。
そんなざんげ坂の階段は、まだまだ続きます。
五合目到着!
右のイラストの描かれた看板は、
「おいっ!手で取らずに写真で撮れよ!!」
と、高山植物を取ろうとする輩をたしなめている図です。
ちょっとした大きな岩が出てきました。
六合目を通過します。
わりと大きめの岩が多いです。楽しいですね。
ただ、階段もそれなりに現れます。
七合目通過。
間端折って、八合目到着!
山頂まで、あと720mとなりました。
けっこう大きな岩も散見されますよ。
前をゆく家族です。
お父さんはたぶん2歳くらいの子どもを背負って登っています。
山に本気(まじ)で登っている人は、ふくらはぎを見ると分かりますね。
スゲー歩くだろうなこの人、というオーラが、出ているのです。
このお父さんからは、そんな得も言われぬオーラが、
ふくらはぎから出ていました。
ちなみに筆者のふくらはぎからは、その手のオーラはまったく出ていません。
山頂近くなると、いよいよ大きな岩場が現れます。
岩場は楽しいです。
そして振り返ると岩手山。完全に雲にかくれています。
そういえば今日、ドーン、ドーンと、まるで武甲山の発破音のような音が、
ずーっと鳴り響いていたのですが、おそらく岩手山を包み込むカミナリグモの内部で、
音が発生していたのではないかと思います。
今日だったら、岩手山は登れなかったですね。
と思ったら「陸上自衛隊岩手駐屯地の演習」の音なのですね。
コメントで教えていただきました。
明日は晴れたらいいね!
ドリカムの晴れたらいいねを口ずさみながら、岩場を登っていきます。
もうじき山頂です。
山頂に到着しました!
朽ちかけた看板に、本宮神社とあります。
姫神山山頂にて、敬礼っ!
この後、山頂でランチタイムと洒落こみました。
おなかも満足したので、下りに入ります。
きた道を戻りますが、実は山頂直前で道が2つに分かれていたのです。
帰りは、岩場ではないほうのコースをすすみます。
こちら、薬師神社です。
そして若宮神社。それぞれ、御神酒が供えてありました。
ここです。ここが分岐点。登りは、ここを右にすすんだのです。
えっちら、おっちら、下ってゆきます。
八合目到着。五合目よりも、八合目のほうが節目的な雰囲気があります。
雨上がりの雑木林は、本当に美しいですね。
こうした里山は、のんびりと木々を楽しみながら、歩くのが醍醐味です。
そう考えると、階段も悪くはないですね。
半雑半植のエリアにもどってまいりました。
ふと右側に目をやると、羊歯(しだ)が成長しています。
ここにはシカは、あまりいないようです。
シカは、幼芽の柔らかいところだけを食べてしまうんです。
姫神山入り口にもどってきました!
キャンプ場のエリアから、眼前にそびえる岩手山。
なんというか、圧倒的な神々しさを感じます。神様がいますね。
そして駐車場到着! おつかれさまでした!
そして小岩井ブランドでお馴染み、小岩井農場のソフトクリームです!
なんというか、圧倒的な神々しさを感じます。神様がいますね!
■参考タイム(※食事休憩のぞく)
【登り】1時間24分
一本杉登山口 →(52分)→ 八合目 →(32分)→ ▲姫神山山頂
【下り】1時間8分
▲姫神山山頂 →(28分)→ 八合目 →(40分)→ 一本杉登山口
【トータル】2時間32分