【登山メモ】羅漢寺山（弥三郎岳・白砂山）

羅漢寺山（弥三郎岳・白砂山）（山梨県甲斐市 1058m）
2013年12月23日（月祝）
ルート：（ロープウェイ）→ パノラマ台～▲白砂山～白山展望台～パノラマ台～▲弥三郎岳～パノラマ台

えっ、だってロープウェイで登れちゃうんでしょ山頂まで。
ちょっと小バカにした感じで敬遠し続けていた羅漢寺山に、今年最後に登ってきました。

というか、羅漢寺山という山は無くて、弥三郎岳とパノラマ台あたり一帯をひっくるめて、
羅漢寺山というようです。

そういう意味では、白砂山も羅漢寺山の一員と考えてもよいのではないでしょうか。

まずはロープウェイでパノラマ台までアクセス。
10時ちょうどの便に乗ります。実に閑散としています。さすがに冬場は人が少ないですね。

ちなみにロープウェイを使わずに足で登ると１時間ほどですが、
車が登るための作業道なので、つまらない道だとの噂を聞きました。

迷わず、ロープウェイを使います。

５分でパノラマ台到着！ いきなり眼前に素敵な景色が広がります。

せっかくなので、八雲神社に参拝していきましょう。

せっかくなので、顔ハメ看板で武田信玄になりきりましょう。
実は某、前世で一兵卒として信玄公にお仕えしたので、懐かしいですね。

せっかくなので、うぐいす谷にも行ってみます。

甲斐駒ヶ岳、鳳凰三山、白峰三山と素晴らしい展望が広がります。
もう、ここでいいんじゃないの？ と思えるほどの見事な展望地です。

実は、白砂山へ向かう登山道が見当たらなくて迷ったのですが、灯台下暗し、
ロープウェイを降りて目の前が登山口でしたよ！

白砂山への登山口はここです。道標は薄れて見えなくなっています。

一歩足を踏み入れると、手付かずの雑木林が残っています。
頭の中で勝手に植林などが多い手の入った山だと思い込んでいましたが、嬉しい誤算です。

そしてチラチラと見える景色がまた素晴らしい。
いやいや、バカにしていて本当にゴメンナサイ。心から謝ります。

地蔵岳のシンボル、オベリスクもばっちり見えます。

いい山ですよ。山梨のいい雑木林そのものです。
半分観光気分で来ていたのですが、山モードに切り替わりました。

北斜面には雪が残っています。雪が彩る白を見ると気分も上がりますね。

鞍かけ岩だそうです。微妙な絵がいいです。

おお、たしかに鞍かけ岩ですね。ぷよぷよのカーバンクルにも見えます。

白砂山へと向かう分岐です。行く手を大きな倒木が阻んでいます。

白砂山へ向かう道。短い道ですが、何かがありそうな雰囲気の道です。

お、山頂付近で突然白い砂地が現れました！ 面白い様変わりです。

そして白砂山山頂！ 昇仙峡ならではの奇岩がまた素敵な景色を演出しています。

お約束の敬礼っ！ それにしても、なんともいえない独特の景観ですね。
向かって右手に見えているのが、弥三郎岳です。

名残惜しいですが、次の目的地である白山展望台を目指しましょう。

繰り返しになりますが、いい山ですよ。
ロープウェイが山頂まで通っている先入観から、
登山リストから外してしまうのは勿体無いと思います。

行程が短いので、例えば山梨観光と併せて、ぜひ歩いてみてください。

日陰は雪が残っています。この雑木加減だと、新緑や紅葉といった季節も楽しそうです。

アカマツも多いです。豊かな森です。

白山展望台の分岐にあった案内板です。この付近の地質の解説をしています。

また微妙な絵が現れました。白山展望台に向かいます。

白山展望台到着！ ここも嬉しくなるほど素晴らしい展望です。

白山展望台で、敬礼っ！

当初、刀の抜き岩までいってから戻ろうと思っていたのですが、
充分に堪能したので、ここから一旦パノラマ台に戻ることにしましたよ。

人はこういう岩を見ると、つっかえ棒を入れたくなる生き物なんです。

石に足場が切られています。配慮が感じられますね。

パノラマ台に戻ってきました。
下からザックを背負って突然現れた我々を見て、観光客がキョトンとしています。

人がずいぶん増えています。それでもシーズン中と比べると相当少ないでしょう。

次は弥三郎岳を目指します。20分とありますが、山と高原地図では15分の距離です。

まずは展望台を目指します。白い砂地に白い雪。なかなか面白い取り合わせ。

ここはたいして標高が高くないわりに、景色のステキさは特筆に価しますね。
空気が澄んで人も少ない冬の時期に、観光で立ち寄るだけでも楽しいと思います。

展望台へ向けて階段を登ります。登山の格好をしているのは我々のみ。

展望台到着！ いちいち、どこから見ても、ステキな展望です。

そして、弥三郎岳を目指します。雪がなければ、革靴でも歩けると思います。

マツが多く、趣のある登山道をすすみます。

お、あそこに見えるのは、白砂山で背景に写っていた奇岩ですね！

右に行くと、あの奇岩の横までいけるようです。せっかくなので行ってみましょう。

きました！ 思ったよりも角度がキツくて、これ以上進むとお陀仏です。

続けて、弥三郎岳を目指します。階段が整備されています。

雪がついているので、革靴などソールが滑りやすい靴では怖いと思います。

岩の上に雪が積もっています。今日、一番の難所（笑

弥三郎が祀られた祠がありました。なんでも酒造りの名人だったそうです。

大きな丸い岩に、階段が切られています。ここを登ると一番の展望ポイントです。

出ました！ 素晴らしすぎる景色ですね！
一見、山頂に見えるのですが、山頂はもうひとつ隣のこぶです。

弥三郎岳山頂で敬礼っ！
さっきのコブのほうが、眺めはいいですね。

展望のよいコブの上に、４人の若者がやってきました。
その前には、若い夫婦も登っていました。旦那は革靴で、超怖かったと言ってました。

この季節でもロープウェイで登ったついでにやってくるくらいなので、
雪のない季節は、観光客もそれなりに訪れることでしょう。

登山的な意味では、先ほどの白砂山方面のほうが、静かでよいかもしれません。

といいつつも、このコブの上で軽めのランチをとりました。

身体も心もあたたまったところで、パノラマ台へ戻りましょう。

今日は天気もよく、素晴らしい展望を堪能しまくれたことに感謝します。

展望台に戻ってきました。美しい自然を守ろう。

雪なのか砂なのか、一見しただけでは分かりませんね。正解は雪です。

パノラマ台が見えました！

パノラマ台到着！ おつかれさまでした！

ちなみにこのコーナーでは、
幸せの鈴をハートの穴めがけて投げて入ると願い事が成就するそうです。

な、なんて俗っぽいんだ！
フォントとか色とかをなんとかすれば、もう少しマシになると思いますよ！

■参考タイム（※食事休憩のぞく）
【トータル】2時間1分
パノラマ台 →（23分）→ ▲白砂山 →（26分）→ 白山展望台 →（39分）→ パノラマ台 →（21分 ※岩場寄り道）→ ▲弥三郎岳 →（12分）→ パノラマ台