八ヶ岳南麓在住。里山好きのおじさんのブログでありんす。

【登山メモ】竜ヶ岳

西上州に向かったはずが、なぜかダイヤモンド富士の観測ポイントとして有名な竜ヶ岳に登ってきましたよ。

竜ヶ岳(山梨県 1485m)
2013年12月7日(土)
ルート:端足峠入口~端足峠~▲竜ヶ岳~本栖湖遊歩道分岐点~(本栖湖遊歩道)~端足峠入口

先週、西上州エリアを歩いてみて、岩山の面白さを再認識。
そこで、今日は引き続き西上州の大岩・碧岩へ行くことにしました。

東京からのアクセスは、まずは関越自動車道にのります。

順調に進んでいたかと思いきや、渋滞を知らせる電光掲示板に映し出された文字は、
嵐山小川を先頭に、渋滞通過に190分かかるとのこと。

えっ! ひゃくきゅーじゅっぷん? つまり、3時間10分です。

この時点でまだ圏央道の手前を走っていたため、
とりあえず圏央道を使って中央自動車道に逃げることにしました。

この分岐を左にすすみ、圏央道経由で中央自動車道へ。

しかしながら、急遽の予定変更、どこの山に登るのかを決めなくてはなりません。
しかしながら、手元に地図はありません。

山梨の山は結構登っているので、いままで登った山であれば選択肢はあります。
が、やはり地図がないというのは不安です。

ところがどっこい、よく考えたら、iPhone版の山と高原地図のアプリが
インストールされたiPhoneが手元にあることを思い出しました。

しかも、山梨エリアの地図は購入済みです。

ということで、せっかくなので登ったことのない山に登りませんか、
という話になり、本栖湖畔から見える丸い山、竜ヶ岳に登ることに決めました。

どうやら、ダイヤモンド富士の撮影スポットとして有名な山のようです。

竜ヶ岳登山口(端足峠入口)

竜ヶ岳登山口(端足峠入口)です。
少し先に大きな駐車場があり、そこからもアプローチできるようです。
今回は路肩のスペースに車を停めて、ここから登ることにしました。

竜ヶ岳登山道~端足峠

歩き始め。少しだけ植林があります。
それにしても今日は意外と寒いです。

分岐点

10分ほどで分岐点。
我々は左手の本栖湖畔のほうからきました。
県道本栖湖畔線のほうは、広い駐車場に通ずる道だと思います。
ここから端足峠1時間00分、竜ヶ岳1時間50分とあります。

頼みの綱のiPhone版の山と高原地図。
GPSアプリを使ってるとバッテリーロスが大きいので、
通常は紙の地図の補助として使うイメージでいたほうがいいと思います。

端足峠登山道

左手に本栖湖を眺めながら登っていきます。山から眺める湖はキレイですね。

落葉と霜

落葉に霜がおりています。
東京ではあまり感じることのない、冬を実感する瞬間です。

端足峠登山道

葉もすっかり落ちて、彩りを添えるのは笹の緑ばかり。

竜ヶ岳

行く手に、柔らかく丸い山容の竜ヶ岳が見えています。

大きな霜柱

霜柱デカッ!

そういえば筆者が子どもの頃は東京でも普通に霜柱が見られましたが、
昨今は土が減ったのと気温が上昇したのとで、霜柱も珍しくなりました。

端足(はした)峠からの富士山

端足(はした)峠到着! 目の前に富士山が見える峠です。
ここを基点に西へ向かうと、雨ヶ岳から毛無山まで縦走できます。
東へ向かうと、本日の目的地竜ヶ岳です。

富士山と四角い用水池

おや、下に何やら四角い池のようなものが見えます。何かの用水池でしょうか。

端足峠から竜ヶ岳

稜線へ出ると、山の雰囲気が変わります。
登山道に陽があたって、暖かいのはこの季節ありがたいですね。

端足峠から竜ヶ岳

しばらく進むと、笹の群生地に出ます。
登山道の両わきは広めに笹が刈り取られているので、鬱陶しさはありません。

端足峠から竜ヶ岳

左手には白峰三山が見えます。白峰三山というのは、北岳、間ノ岳、農鳥岳の三山のこと。
日本で二番目に高い山は北岳ですが、意外と知らない人が多いことに驚きます。
しょせん、二番目とはそんなものなのかもしれません。

端足峠から竜ヶ岳

陽のあたる視界のよい道をすすみます。空もきれいです。

ある意味ダイヤモンド富士

お、さきほどの用水池です。ダイヤ型に見えますね。
ある意味、これもダイヤモンド富士なのかもしれません。

四角い用水池

こちらが用水池の拡大版。ちょっと行ってみたくなるような興味をそそられます。

凍土

土が凍っています。
軽アイゼンをザックに詰めっぱなしにする季節が近づいてきました。

南アルプス丸見え

南アルプス丸見えですね。
赤石岳は登ってみたいですが、その前に、甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳に登らないといけません。
筆者は日帰り登山がメインなので、なかなか大きな山には登る機会がないんですよ。

端足峠から竜ヶ岳

陽射しのありがたみを噛み締めながら歩をすすめます。

竜ヶ岳稜線

笹薮の一本道には、青い空が似合います。

竜ヶ岳稜線から富士

富士山はけっこう風が吹いていますね。山頂付近から雲が吹きおろされているのが見えます。

竜ヶ岳稜線

笹薮の背が高くなってきました。左右の視界が遮られます。

竜ヶ岳稜線から南アルプス

一部やぶの低くなった場所で南アルプスをパチリ。
個人的には、北アルプスよりも南アルプスのほうが雰囲気的に好みです。

竜ヶ岳稜線

笹の間の道をすすみます。山頂はもうすぐですね。

笹の向こうに富士

背伸びをすると、笹の向こうに富士。慌てなくても、山頂に着けばたっぷり拝めるでしょう。

竜ヶ岳山頂

じゃじゃん! そして山頂に到着!

竜ヶ岳山頂で敬礼!

竜ヶ岳山頂で敬礼! 山頂の真ん中にヒョロっと生えている木がファニーです。

竜ヶ岳山頂は広々しています

ご覧のとおり、山頂は広々としています。ベンチは2つあります。

竜ヶ岳山頂からの富士山

山頂広場の目の前には、見事な富士山がこちらを見下ろしている姿。

竜ヶ岳山頂から見える山々

うぉっ、どれだけ道分岐してるんですか!
と思ったら、山頂から見える山を標していました。

さて、山頂を堪能したら、まだお腹は空いていないので先を目指します。

竜ヶ岳から御坂山塊

山頂から少し下ると、御坂山塊が見えてきます。
低い山々ながら、カッコイイですね。見えている部分はほとんど歩いています。

竜ヶ岳分岐点

分岐点。本栖湖のほうに下ります。
ハイキングコースの垂れ幕は、ツアーのもののようです。

竜ヶ岳から御坂山塊

ふたたび御坂山塊。写真ではわかりにくいですが、西湖が最高にきれいです。

竜ヶ岳から本栖湖畔へ

本栖湖へ向かって降りていくので、常に湖の青を楽しみながら歩くことができます。

竜ヶ岳から本栖湖畔へ

ところどころ、木階段が整備されています。道を遮るこちらは倒木ですね。

竜ヶ岳へ団体さん

団体さんが登ってきました。この手のツアーは年配の方が多いですね。
たまにツアーに参加すると、最年少ということも珍しくありません。

本栖湖周遊道路

お、湖の周囲を走る道路が見えてきましたよ。

ミズナラの巨木

こちらはミズナラの巨木。
ミズナラといえば細いイメージがありますが、太くなるものですね。

本栖湖遊歩道分岐点

本栖湖遊歩道の分岐点。すぐ下は道路です。

「県の推奨コースではないのでやや道が荒れています」とありますが、
荒れていようが車道よりはずっとましでしょう。

端足峠登山口まで1500m約40分とありますが、
手元の山と高原地図では1時間5分とあります。ずいぶん差がありますね。

本栖湖遊歩道

たしかに荒れ気味の道が続きます。あまり踏まれてないようです。

本栖湖遊歩道は北斜面

北斜面の道は陽が当たらないので、寒いですね。冷え冷えします。

サワグルミの巨樹

サワグルミの巨樹。
サワグルミの平均的な姿がわからないので、その巨樹ぶりがわかりません。

木製の橋

木製の橋を渡ります。とにかくずっと日陰なのが意外と堪えますね。

本栖湖遊歩道

倒木を越えていきます。思ったよりも道が荒れています。

本栖湖遊歩道ベンチ

ポツンとベンチがありました。せっかくなので、ここでランチタイムにしましょう。

本栖湖遊歩道から本栖湖

湖の向こう岸に当たっている陽をうらやましく眺めます。

さて、寒い時は腰も軽くなります。なぜなら動かないと寒いですから。

本栖湖遊歩道

ランチタイムもそこそこに出発しますよ。

本栖湖遊歩道

おお、ありがたい。西陽があたりはじめました。

本栖湖遊歩道と端足登山道の合流点

出発時の分岐点に合流しました。この瞬間って、けっこう嬉しいですね。

竜ヶ岳登山口(端足峠入口)

竜ヶ岳登山口(端足峠入口)到着! おつかれさまでした!

■参考タイム(※食事時間のぞく)
【登り】1時間51分
端足峠入口 →(1時間5分)→ 端足峠 →(46分)→ ▲竜ヶ岳
【下り】1時間49分
▲竜ヶ岳 →(54分)→ 本栖湖遊歩道分岐点 →(本栖湖遊歩道)→(55分)→ 端足峠入口
【トータル】3時間40分