茂来山
2025年1月12日(日)
ルート:【槙沢コース】槙沢登山口→大栗の木 ⇔ピストン
茂来山は過去3回登っています。
令和元年の台風19号で道が崩落してからは来ていませんでしたが、久々にやってきました。
過去3回とも霧久保沢コースから登ったので、今回は初の槙沢コースから登ることにしました。
登山口駐車場に到着。駐車場はガチガチのアイスバーンです。
ウチのデリカミニを含めて4台の登山車。
それではさっそく参りましょう。ちょうど下山をしてきた人が先に見えます。
近くにきたので挨拶をすると、「フルアイゼン持ってます?」と聞かれました。
見るからに山を歩いていそうなオーラを放つ、熟達者の面持ち。
「いえ、チェンスパだけですが…」
すると、「大クリの木の先がガチガチのアイスバーンで、チェンスパだと危ないですよ」と。
自身が過去に、チェンスパでアイスバーンをトラバース中に滑落、入院した経験を持つと。
親身になって心配をしてくれており、こういう先輩のアドバイスは素直に聞くに限ります。
「じゃぁ、大クリの木まで行って折り返します」とお礼を行って別れました。
先行する3人パーティにも同じアドバイスをしたとのこと。
確かにこのアイスバーンが急斜面だったら、けっこうヤバイですね。
しばらくすると、先行する3人パーティに出会いました。
「大クリの木まで行かれました?」と聞くと、
「いえ、話を聞いてすぐに折り返してきました」とのこと。
山頂を踏めないなら進んでも仕方がないと、即座に折り返したのでしょう。
我々はピークハンターではないので、行けるところまでは登りますよ。
それにしても、里山といえどもこの季節は侮ってはいけませんね。
次回は、フルアイゼン装着で臨むとしましょう。
こうした落葉の下がアイスバーになっていたりして、気を抜くことができません。
大クリの木の手前の急斜面、ガチガチのアイスバーン。
確かに、これ以上の斜面だと、登りはいいとしても、下りはヤバイですよ。
お、大クリの木が見えました。
大クリの木に到着。永きにわたってこの森を見守ってきたのでしょう。
ここから30分ほどで山頂かと思いますが、今日はここで折り返します。
茂来山大クリの木で、敬礼っ!
こちらが山頂方面。斜度がきつくなるので、確かにチェンスパでは危ないかもしれません。
と思っていたら、ニコニコと笑いながら登ってくるお兄さんがいます。
こんにちわと挨拶をしながらふと足元を見ると、なんと何もつけていないノーマルシューズ!
「えっ!ノーマルっすか!」
「ええ、ノーマルっすね!」
シューズはノーマルでも、あなたはアブノーマルですよ!
世の中、いろいろなスキルを持った人がいるものです。
次回、近いうちにまた登ることを約束して、折り返しの下りに入ります。
久々に来ましたが、なかなか雰囲気のいい山です。また来ようと思います。
そうそう、山頂から下りてきて我々を追い抜いていったおじさんも、長靴でした。
いわゆる、猟師が使うスパイクのついた長靴だそうです。
「いやー、チェエスパなら登れるんじゃないかな」と言っていましが、
きっとそれはスキルなんでしょう。
里山とはいえ、侮ってはいけません。
今年は暖かく雪も少ないので、ついつい油断していましたね。
おかげさまで、いい気づきを得ることができました。
登山口駐車場に到着。
すると道中、我々を追い抜いていったおじさんがまた登ろうとしています。
「えっ!また登るんですか!」
「そうそう、もう一回登ろうかと思って」
なんでも、茂来山1,000回登頂の目標を立てたそうで、次が865回目だそうです(笑)
そりゃ、スキルだけじゃなくて道も知り尽くしているわけです。素直に折り返して正解でした。
そして今回の学びがもうひとつ。
デリカミニで雪の林道を走ってみたのですが、正直、オフロードはてんで弱いですね。
まず腹が低いので、かなり気を使って走る場所を選ばないと下を擦ります。
それから、アイスバーンでの四駆の制動がいまひとつで、滑ってからのリカバリーが遅い。
要するに、シビアコンディションで乗っていて、怖いんですよ。
デリカの弟分を名乗るには、もうちょいオフロード性能を高めないとダメでしょう。
いままで、ジムニーやパジェロミニといった、オフロードを走れる小型車を常時所有していて、他に、
デリカ(大人数乗れてオフロードも走れる)、アトレーワゴン(普段遣いで4人乗れて荷物も積める)、
と3台体制を維持してきました。
が、さすがに3台維持は厳しいなと思い、アトレーワゴン(4人+荷物)とパジェロミニ(小型オフロード)を
1台に集約できるかも、とデリカミニをチョイスしたのですが、残念ながら見立てが間違っていました。
荷物はそこそこ積めますが、オフロード性能は「デリカ」の名を冠していいのかと思うほどショボい。
いまはまだ人(高齢者)を乗せる機会も多いので、しばらくはデリカミニでいきますけど、
乗せる人(高齢者)が亡くなったら、またジムニーに戻そうと決意したのでした(笑)
あるいはその頃は、新型のパジェロミニが復活している可能性もあるので、だったらパジェロミニかな。
パジェロミニは、3台乗り継いだくらい愛着があったんですよ。雪道はジムニーよりも強かったですし。
それではまた!(๑•̀ㅂ•́)و✧