御正体山(山梨県都留市・道志村 1682m)
2013年2月24日(日)
ルート:三輪神社側からのピストン
御正体山(みしょうたいやま)。たいそうな字の山です。
字はたいそうで200名山でもありますが人気薄の山です。
交通の便があまりよくないのと、地味だからでしょう。
2年半ほど前に、道志村側から登っていたので、
今回は都留市側から登ってみました。
都留市街地方面から車で走ると、右に三輪神社、
左に「御正体山登山道入口」の看板があります。
ここを鋭角に右折して登山口へ向かいます。
ちなみに御正体山は、
山と高原地図の「富士山」と「高尾・陣馬」のちょうど境目にあって、
200名山のわりに不遇な扱いを受けています。
山と高原地図「富士山2010」によると、
登山口手前に駐車スペースがあるとのことなので、
車で進みます。
路面はツルッツルに凍結していて、四駆+スタッドとはいえビビリながら進みます。
おそらく二輪駆動車では登れないレベルの凍結路面具合です。
そして残念なことに橋の先のゲートが封鎖されていました。
橋手前のスペースに車を停めて、登山開始です。
ちなみに帰ってきてから調べて分かったのですが、
現在林道工事中のため、平日はダンプなど工事車両がガンガン通るみたいです。
そして三輪神社から先は一般車両は基本的には入らないでね、
という類の話が山梨県のHPに載っていました。
事前の下調べは大切ですね。
ちなみにこの日は日曜日のため、工事は行われていませんでした。
こんな感じの舗装された林道をすすみます。
天候には最高に恵まれており、幸先がよいですね。
林道の分かれ道。ここを右にいくと登山道があります。
じつは、ここまで車で上がれると目論んでいたのです。
残念なことにゲートから1時間弱かかりました。
登山道入口です。ようやく舗装路から開放されます。
雑木林のゲートが、登山者を迎え入れてくれるかのような登り口。
こういう景色はワクワクします。
雪が増えてきました。深いところでは膝上までもぐります。
トレースはおそらく単独行ひとり分、あとは動物の足跡です。
登り始めて1時間もしないうちに、トレースが完全に消えました。
風がかなり強いので、すぐにトレースが消えてしまうようです。
ロープが雪に埋もれています。
トレースのない雪道を進むのは、何度経験してもやっぱりハードですね。
かわいらしい動物の足跡です。
そういえば、動物の足跡はたくさんありました。
分岐点到着! 登山口から2時間15分。雪道はそれなりに時間がかかります。
ここであわてて御正体山を目指さず、
右側のベンチのあるスペースへ向かわないと損をしますよ。
なぜなら、素晴らしい富士山を拝むことができる展望スペースがあるのです。
ここでちょっと小休止をしましょう。
御正体山へ向かう道中、分岐点からすぐのところに、峰宮跡があります。
ご挨拶をして、先へと進みます。
雪の上には動物の足跡しかありません。
ジャン! 御正体山山頂到着!
分岐点から55分かかりました。
山頂はこんな感じ。とても静かな時間が流れています。
この日は風がかなり強かったのですが、
山頂はまるで結界がはられているかのように穏やかでした。
基本、展望はありませんが、冬は木々の隙間からチラリ展望があります。
他に登山者はいないので、ベンチでのんびりランチをします。
2004年10月15日に皇太子殿下も登られています。
さて、下りはピストンで、登ってきた道を戻ります。
先ほどの冨士展望のある分岐点到着。山頂より35分。
ここからは足早に下っていきます。
風が抜ける場所では、
行きにつけてきたトレースが消えかかっています。
それでも、登りよりずっと楽ですね。
登山口到着。分岐点から55分。
それにしても天候に恵まれました。ありがとうございます。
ゲート到着。登山口から25分。
おつかれさまでした!
■有雪期の参考タイム(※食事時間のぞく)
【登り】4時間5分
ゲート →(55分)→ 登山口 →(2時間15分)→ 分岐点(富士山展望) →(55分)→ 御正体山山頂
【下り】1時間55分
御正体山山頂 →(35分)→ 分岐点 →(55分)→ 登山口 →(25分)→ ゲート
【トータル】6時間