八ヶ岳南麓在住。里山好きのおじさんのブログでありんす。

【登山メモ】編笠山

およそ一ヶ月半ぶりの登山。山を登りはじめて8年。こんなに間隔が空いたことはありません。人生、いろいろあります。

編笠山(八ヶ岳)
2017年7月25日(火)時間をはずした日
ルート:観音平 〜 雲海 〜 押手川 〜 ▲編笠山 ⇔ピストン

およそ一ヶ月半ぶりの登山。山を登りはじめて8年。
こんなに間隔が空いたことはありません。人生、いろいろありますね。

そんな今日7月25日は、
マヤ暦における「13の月の暦」で「時間をはずした日」です。

何を突然いってるんだあんた、という諸兄に簡単に説明すると、
マヤ暦とは、1ヶ月が28日×13ヶ月で1年が構成されています。

28日×13ヶ月=364日、太陽年に1日足りないため、
毎年7月26日の元旦の前に「時間をはずした日」が加えられたそうです。

そう、マヤ暦の新年は7月26日から始まります

そんなマヤ暦を意識して生活をするようになったところ、
面白いことにいろいろなシンクロが起こるようになりました。

そして、マヤ暦でいう最後の月、まさに師走にバタバタと忙しい展開となり、
山に登ることもままならないまま、生活環境や仕事などすべてが激変しました。

都心(東京都新宿区)から、八ヶ岳の南麓に移住することになったのです(笑

東京で生まれ育って半世紀には届きませんが、
人生のすべてを東京都民で過ごしてきた自分には急展開。

そしてマヤ暦の新年をまったく新しい環境で迎えることになります。
人生、いろいろあって面白いですね。

ということで、ようやくひと段落ついたこのタイミングで、
実に一ヶ月半ぶりに山に登ることにしました。

せっかくなのでまずは、
自宅から最寄りの山に登ることにしましょう。

そう、編笠山です。

編笠山

編笠山の登山口、観音平までは自宅からドアtoドアで20分。近いです。
山好きにはきっと羨ましがられる環境ですね。

夏季の観音平といえば、駐車場に停められない車が路肩に溢れているのですが、
流石にど平日で未明まで雨のコンディションのうえ時刻は5時40分。

先行車は1台のみでした。

品川ナンバーだったので、おそらく前日に編笠〜権現と縦走し、
折り返して青年小屋に宿をとってドンちゃん騒ぎをして、
いまごろ二日酔いで痛い頭をさすっていることでしょう(完全な邪推)。

編笠山

ということで、久々の登山。
今日は「時間をはずした日」なので、のんびり自然と対話をしながら登りましょう。

編笠山

雲海を経て編笠山頂上です。味のある字ですね。

編笠山

毎度おなじみ、オバマ元大統領の横顔です。
ピエロにも見えますが。

編笠山

久しぶりの山ですが、やはり自然はいいですね。

ただ、新しい自宅もわりと自然の中にありまして、
朝は騒がしいほどの鳥たちのさえずりで目覚めます。

バルコニーで珈琲をのんびりと飲んでいると、
まるで山で珈琲を飲むのと同じような感覚を味わうことができます。

標高が高いので、東京での暑さがまるで嘘のよう。
今日も朝は20度を切っているので、半袖では寒いです。

東京で生活している時は、
ある種の癒やしと再生を求めて山を歩いていた面もありますが、
このような環境で生活すると、日常的に精妙な波動の中で過ごせるため、
かえって山に登る頻度が落ちるかもしれませんね(笑

編笠山

そんなこんなで、無人の雲海に到着です。

もちろん、眺望はありません。
が、まだ雨が降っていないだけよしとしましょう。

編笠山

うひょー、まるで茄子のようです。

茄子と言えば、野菜の揚げ浸しが大好きです。
なかでも茄子は揚げ浸しには最高ですね。

特に好きなのが米ナスでして、
ネットリとしていてそれでいてしつこくなくて、
油を豊かに蓄えて舌の上でとろける様は、
まるで美味しんぼの世界です。

近くの市場で、無農薬無化学肥料の野菜が安価に手に入りますし、
自分で畑もやっているので、野菜にはとても恵まれています。

東京で、同じものを揃えようと思うと、
なかなか大変だなぁと考えると、豊かであることを日々実感します。

編笠山

編笠山

鹿避けでしょうか。特定の種のみに巻かれています。
オオシラビソかしら。木には疎いので分かりませんでした。

編笠山

おお、この時期まだシャクナゲが咲いているのですね。

編笠山

この雰囲気、まさに八ヶ岳のこのあたりを象徴する景色です。

編笠山

押手川に到着しました。
ここにも、シャクナゲがきれいに咲いていますね。

編笠山

ごらんのとおり。まだ、蕾もあります。

編笠山

さて、雨上がりでしっとりとして、より、もののけ姫的な道をすすみます。

編笠山

まるで、なにかの角のような見事さです。

編笠山

この鉄ハシゴを見ると、山頂が近い合図です。

ただ、瑞牆山の場合、鉄ハシゴのあと本当にすぐに山頂ですが、
瑞牆山と同じ感覚でいると、もうちょっと山頂まではかかります。

編笠山

最後の登りは、岩の道。意外と急登です。

編笠山

出ました青年小屋の看板。これが、本当に山頂間近の目印です。

「冷た〜い ビールや かき氷 あります。
 あったか〜い コーヒーや ラーメン あります。」

で、オールシーズンにアピールしています。

編笠山

だれもいない山頂が見えました。

編笠山

編笠山の山頂です。

山頂標の2,524が割れて傾いているのが気になります。
気になったので、可能な範囲で直してみました。

編笠山

編笠山山頂にて、敬礼っ!

編笠山

この天候ですから、山頂はふたり占めです。

さて、ますます天候が怪しくなってきたので、下りますよ。

編笠山

やっぱり。

下り始めたら雨が降り出し、本降りになってきたので、
雨具を着てザックカバーを着けました。

この時期の雨具、暑いんですよね。

編笠山

そして、こう木の根っこが濡れたのって、超滑るじゃないですか。

もう、ステーンと2度ほどダイナミックに転びましたよ。

編笠山

いやー、シャクナゲきれいですね。

しかしまぁ、こんな天候でしかも平日ですと、
学校の遠足とか事前から決まってるイベントでもない限り、
誰も登ってこないでしょうなぁ。

などとつぶやいていたところ。

編笠山

学校の遠足です。

大人の参加人数が多めですが、私立の中学校かなにかでしょうか。

編笠山

それにしてもさすがに一ヶ月半ブランクがあると、身体がなまります。

編笠山とか、超余裕のイメージがあったのですが、
今日はそれなりに、歩いたという感覚がありました。

やはり、最低隔週のペースは維持できるようにすると、
身体もなまらずに済みますね。

編笠山

駐車場到着です!

編笠山

戻ったら、駐車場には12台の車が停まっていまいた。
それでも、週末に比べるとガラガラです。

今後も、可能な範囲で平日に山歩きができると嬉しいな。