多峯主山(山梨県笛吹市)
2017年4月1日(土)
ルート:飯能市民会館駐車場〜▲天覧山〜▲多峯主山 ⇔ 往復
埼玉県の飯能にある「多峯主山」。「とうのすやま」と読みます。
なんの前触れもなく、ただ単に「レッドアローに乗ってみよう」という思いつきで、
訪れた飯能。今から7年11ヶ月前の話です。
当時、山歩きなどは一切していませんし、ですからもちろんのこと、
まったくの普段着で、水筒のひとつも持っていませんでした。
そんな飯能駅でたまたま目にしたハイキングマップ。
そこに、多峯主山が載っていたので、じゃぁ登ってみようかと。
手ぶらに普段着、装備なし、時刻は既に午後でしたが、
多峯主山に向かいました。無知は罪ですね。
そしてここから、登山用具を揃え、毎週のように、
この奥武蔵エリアに足を運び続けること60週、
もう奥武蔵はほとんど歩き尽くしてから、他の山にも手を出して、
今日に至ります。
そんな登山の原点ともいえる多峯主山、
標高は271mという里山で、地元の人が犬の散歩なんかに訪れる、
今となってはあまりにお手軽な山ではあるものの、
初心を忘れないために、今でも年に2度ほど足を運ぶのです。
話が長くなりました。
最近は車で訪れることが多いので、
飯能市民開館の駐車場に車を停めて、スタートです。
70歳を過ぎた伯母と旅行の帰りしな、この多峯主山に登ることにしました。
つまりそれほど、気楽に登ることのできるのも、ザ・里山の多峯主山の魅力です。
好天時ですと、この駐車場が満車で停められないこともあるほどなのですが、
さすがに小雨の降るこの天気でやってくる物好きは、ほとんどいないようです。
ガラガラの、飯能市民会館駐車場です。
能仁寺を経由するのもお約束です。
時間の許す時は、拝観料を払って庭園を見学するのもまたオツなものです。
禅寺は庭の景色がよいお寺が多いですね。
アッという間に天覧山の中段です。
どうやら、新しいウッドチップが敷き詰められたようです。
まだ、木の薫りが残っています。
山ツツジも、咲き誇りからすでに終わりに向かっている様相。
この多峯主山と天覧山、標高300m未満の里山ながら、なかなか豊かな植生を誇ります。
地元だったら、もう、しょっちゅう登っていることでしょう。
あるいは、リタイア後であれば、毎日登っているかもしれません。
そんな天覧山の十六羅漢像。いつきても、心のこもった花が活けられています。
日本は、森羅万象が信仰の対象とされ、人々の想いを集める山も多く、
そうした信仰の心が蓄積している山の持つ力というのは、
海外にはなかなか無いものです。
天覧山の展望台が見えてきました。
さすがに雨まじりの天気、展望はほとんどありません。
天覧山から階段を下り、多峯主山を目指します。
相変わらず、まむしに注意の看板です。
こちらにも、新しいウッドチップが敷き詰められていました。
まだ、木の薫りが残っています。
まむしの写真も掲載されています。
そういえば以前、単独でマイナーな山を登っている時にマムシに出逢いまして、
かなりの至近距離でマクロ撮影をしたのですが、噛まれていたら事でした。
見返坂を登ります。意外と長いです。
を、ツチグリ発見です。なんとも愛らしいフォルムですね。
そうこうしているうちに、「雨乞池」に到着です。
特に雨乞いをしたわけではありませんが、雨乞池に着いたとたん、
なかなかの雨が降ってきました。
さすがにたまらず、傘を取り出します。
多峯主山山頂に到着です。
誰も、いません。
傘をさしたまま、敬礼っ!
雨も降っているので、早々に退散します。
このベンチの並んだ景色、当時を思い出す思い出のシーンです。
市民会館の公園では、飯能さくらまつりが催されていました。
本番は夜のようですが、今年は桜の開花が遅いので、まだ二分咲きといったところでしょうか。
屋台を見て回ると、結構懐かしい昔ながらのものも出ていますね。
ただ、綿アメが500円なのはちょっと驚きました。
おつかれさまでございます!
そして、帰りに立ち寄ったのが、道すがらにあるこの「百烈軒」。
たまに、無性に食べたくなるラーメンなんです。
いや、ラーメン食べるのは月に1〜2度程度なんで、ラーメン好きとは程遠いのですが、
そんな、それほどラーメン好きでもない筆者が好きなラーメンがこちら。
北海道民にはお馴染みの、「おろちょん」です。いわゆる辛味噌ラーメンですね。
個人的にはこの、オロチョンがラーメンの中ではお気に入りなのですが、
なかなか、おろちょんを出すラーメン屋自体が都内近郊には少ないので、
多峯主山の帰りに立ち寄れる場所にあるのは、ありがたいです。
ごちそうさまでした!