八ヶ岳南麓在住。里山好きのおじさんのブログでありんす。

【登山メモ】多峯主山

すべてはこの「多峯主山」から始まりました。もう7年7ヶ月も前の話です。ここをキッカケに登山に勤しむようになったのです。

多峯主山(埼玉県飯能市)
2017年1月14日(土)
ルート:飯能市民会館駐車場〜▲天覧山〜▲多峯主山 ⇔ 往復

埼玉県の飯能にある「多峯主山」。「とうのすやま」と読みます。
なんの前触れもなく、ただ単に「レッドアローに乗ってみよう」という思いつきで、
訪れた飯能。今から7年7ヶ月前の話です。

当時、山歩きなどは一切していませんし、ですからもちろんのこと、
まったくの普段着で、水筒のひとつも持っていませんでした。

そんな飯能駅でたまたま目にしたハイキングマップ
そこに、多峯主山が載っていたので、じゃぁ登ってみようかと。

手ぶらに普段着、装備なし、時刻は既に午後でしたが、
多峯主山に向かいました。無知は罪ですね。

そしてここから、登山道具を揃え、毎週のように、
この奥武蔵エリアに足を運び続けること60週、
もう奥武蔵はほとんど歩き尽くしてから、他の山にも手を出して、
今に至ります。

そんな登山の原点ともいえる多峯主山
標高は271mという里山で、地元の人が犬の散歩なんかに訪れる、
今となってはあまりにお手軽な山ではあるものの、
初心を忘れないために、今でも年に2度ほど足を運ぶのです。

話が長くなりました。

最近は車で訪れることが多いので、
飯能市民開館の駐車場に車を停めて、スタートです。

多峯主山

飯能市民会館の向かいにある、こちらは能仁寺。曹洞宗のお寺です。
室町中期文亀元年 (1501年)、
飯能の武将中山家勝が名僧斧屋文達師を招いて小庵を結んだのが始まりと言われています。

庭も見事で、拝観料を払って見る庭園は特に素晴しいです。
紅葉の時期を筆頭に、季節をかえて訪れたい名刹です。

多峯主山

そんな能仁寺の脇から、まずは天覧山中段を目指します。

ご老体のパーティが元気に登っています。
こうした里山は、老若男女が楽しめるところがよいですね。

多峯主山

天覧山中段に到着です。
トイレも完備されており、季節によっては右の建物が売店として開くようです。

まだ一度も開いているのを見たことがありませんが、ウェブで調べてみると、
天覧山スペシャル汁・コーヒー・チャイ・ゆず茶・おしるこ・甘酒・ホットワイン」
といったメニューが用意されているようです。

天覧山スペシャル汁」とは、いったいどういった「汁」なのか、
興味がありますね。

多峯主山

そんな天覧山中段から山頂を目指す途中に鎮座する「十六羅漢」です。

「お釈迦様の教えを守り命あるも全てを正しい道に導く」

とあります。ありがたいお話です。

多峯主山

中央に鎮座するのは「如来」とありますが、これは釈迦如来のことですね。

「お大師様」といえば弘法大師、みたいなものでしょう。

多峯主山

岩場の横を抜けていきます。
ここの左下の崖ですが、よく、クライミングの練習に使われています。

この岩場を利用するためには、管理をしている能仁寺に、
事前に申し込みフォームからお申込みください。

多峯主山

「天覧山」です。標高は195mです。つまり、多峯主山との標高差は76mしかないのです。

多峯主山

そんな天覧山からの眺め。なかなかよいですよ。

多峯主山

そして一旦、下ります。

ですから、標高差76mといっても、累計標高差はもちろんもっとあります。

多峯主山

「まむしに注意」です。
あちこちに立っているところを見ると、結構いるのかもしれません。

そういえば以前、単独で誰も登らないようなマイナーな山に登っていたところ、
バッタリとまむしと遭遇して、噛みつかれそうになりました。

結局誰にも会いませんでしたので、あそこで噛みつかれていたら、
いまごろはアレでしたね。

多峯主山

こちらは「見返り坂」
源義経の母・常盤御前が、あまりの景色の良さに振り返り振り返り上ったとされるそうです。
歴史の残る地なんですね。

多峯主山

そして分岐点。
いつもは「雨乞池」を経由してから山頂に向かうのですが、
今日は気分を変えて、山頂を経由してから雨乞池に向かうことに。

いつもの通勤路も、たまには道を変えてみると、新しい発見があるかもしれませんよ。

多峯主山

さっそく、新しい発見がありました!

いつもは下りで使っているルートのクサリ場ですが、「子ども専用」だそうです。
もう十数回は登っている多峯主山ですが、初めて知りました(笑

多峯主山

そんな多峯主山の山頂で、敬礼っ!

多峯主山

写真ではわからないと思いますが、スカイツリーも見えています。

多峯主山

そして今日はいつもと逆回り。これから「雨乞池」に向かいます。

多峯主山

せっかくなので、「黒田直邦の墓」にも立ち寄ります。

上から立ち寄るのは、初めてかもしれません。

多峯主山

なるほど、「雨乞池」を上から眺めると、このような風情なのですね。
これも、新しい発見です。

多峯主山

こちらが、山頂付近にあり水源も無いにも関わらず、
一度たりとも枯れたことのないという言い伝えの残る「雨乞池」

多峯主山

子どもの描いたイラストがカワイイですが、「雨ごえ池」でなく「雨ごい池」ですのでよろしくお願いします。

多峯主山

そしていつもは左のルートから、天覧山の左側を下りるのですが、
せっかくですのでいつもとはルートを変えて右から下りたいと思います。

多峯主山

ここをまっすぐすすむと、登ってきた「見返り坂」ですが、
ここを右にすすみます。

多峯主山

すると、「見返り坂」の下に合流します。
キノコの季節には、けっこうキノコがたくさん出ていて楽しめるんですよ。

多峯主山

天覧山をスルーして、右側に回り込みます。

ここを通るのは5年ぶりくらいかもしれません。

多峯主山

集落を抜けていきます。けっこう、住んでる人多いですね。

多峯主山

能仁寺の陽だまりでは、梅の花がすでに咲いていました。

個人的には、桜よりも梅のほうが好きです。

多峯主山

無事、駐車場到着です。おつかれさまでございます!