守屋山(長野県)
2017年1月8日(日)
ルート:守屋山登山口(杖突峠)〜▲守屋山東峰〜▲守屋山西峰〜(八つかぶ)〜白沢口〜守屋山登山口
昨年、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳を登った時に、守屋山の駐車場の前を通りました。
ゆうに50台は停められる広い駐車場、そんなにメジャーな山なのかと思い、
愛用の山と高原地図で見てみようと思いました。
地酒を片手に山と高原地図を眺めながら、次はどこに登ろうかなぁという贅沢な時間がとても好きですが、えっ、載ってないですよ、守屋山。
ちょうど、地図と地図の狭間で、掲載されていない山だったのです。
どうりで、いままでノーマークだったわけです。
ということで、守屋山登山口の駐車場にやってまいりました。
車は少ないです。花の季節は賑わいそうな予感がします。
ソーラーパネルの横が、登山口となっています。
ちなみに写真に写っていない部分でこの20倍くらいのパネルが展開されているのですが、
年間の推定発電量は190万kWhだそうです。かなりの規模ですね。
植林された松林の間を登ります。
松は冬季に落葉するので、杉や檜よりは暗くなくていいですね。
登山道のそちこちで霜柱が隆起しています。
途中、別荘地を抜けていきます。
もう、ほとんど使われることもなくなってしまった別荘なんでしょう。
朽ちかけています。こういう別荘、多いですよね。
当時購入した世代はもう年老いてしまって使わなくなり、
かといって若い世代に別荘を買う余力のある人は稀なわけで、
こうして空き家が増えていく、というわけです。
一旦、林道に出ました。道標はこまめに設置されています。
「長くも短くも 息が絶えたらその時の宿命」
うーん、深いのか深くないのか、画を含めて微妙なところです。
しばらく林道を歩きます。
お、座禅草が咲くのですか。
まだ早いですが、旬の季節に訪れてみたいですね。
場所によっては、雪が残っています。凍結も気をつけないといけません。
「Mt. Moliyasan」の表記が。
もりやさんの「り」はriではなくて「li」なんですね。勉強になりました。
ここは胸突坂。東峰まではあと10分だそうです。
東峰の手前20分くらいから、急登になります。
東峰到着!
天気はいまひとつですが、なかなかの眺望を楽しむことができます。
ちなみに東峰はサブの山頂で、主峰は西峰のようです。
西峰には、一等三角点もあるようです。
ということで、もちろん西峰に向かいますよ。
東峰のちょい先に、守矢神社奥宮がありました。
どうやら賽銭ドロボウ避けのために、まわりに柵が設けられたようです。
賽銭ドロボウを働くとは、日本人の風上にも置けない輩ですね。
もしかすると犯人は日本人ではないかもしれませんが。
西峰の山頂が見えてきましたよ。
ラビットハウスという小屋がありました。
中には、6人ほど人が。
外から挨拶をすると、扉があいて「コーヒー飲んでって!」と威勢のいいお母さん。
とりあえず、まずは山頂を目指すことにしましたが。
そのパーティが引き連れていた柴犬。人懐っこいです。
お、山頂はあそこですね。
守屋山山頂で、敬礼っ!
みなさん、昨年最大のヒット作「君の名は」をご覧になったでしょうか。
小生、2度観に行ったのですが、
舞台となった糸守町の糸守湖のモデルが「諏訪湖」であることは間違いないようです。
糸守町に守屋山の「守」の字が含まれているのも示唆的です。
そんな守屋山から見下ろす諏訪湖は、なるほど確かに、君の名はの世界を確かに感じることができました。
そして下りなのです。
実は、手元の山と高原地図にはルートが載っていないことと、
ろくに地図を確認していなかったので、本来は東峰まで戻らなければならないところ、
「松尾峠・片倉口 下山口」のほうに下り始めてしまいました。
152号線に下りなければならないのですが、
松尾峠は、なかり先のほうのようなので、左の片倉口を目指します。
林道に出ました。どうやらここは「白沢口」のようです。
ここから、まずは152号線(杖突街道)まで歩きます。
23分ほど下道を歩いて、ようやく152号線に合流しました。
山道で23分は屁でもありませんが、舗装路だと長く感じますね。
こちらは守屋神社。なるほど、ここの奥宮が山頂にあったのですね。
おお、予定ではここに下りてくるはずでした。
152号線に合流してから30分。都合53分も下道を歩いてきました。しかもずっと登りです。ふー。
下道を歩くこと1時間10分。ようやく、駐車場にだどり着きました。
ふひゅー、おつかれさまでございます!