釈迦ヶ岳(山梨県笛吹市)
2016年11月20日(日)
ルート:すずらん群生地駐車場〜▲府駒山〜▲釈迦ヶ岳 ⇔ ピストン
釈迦ヶ岳ですが、定期的に、山頂の夫婦地蔵の衣替えをしています。
以前、この夫婦地蔵の身に纏った衣があまりにも汚れていたので、
替えてあげたいと思いつつも、勝手に替えてしまうのも心が引けたので、
その旨を笛吹市に連絡をしたところ、
檜峯神社に連絡を取ってくれて、ぜひ交換をお願いしますとのことで、
とりあえず一度のつもりが、今後ともよろしくということで、
まぁ、いわゆる挨拶的な意味での「今後とも」ですよね、
と言い聞かせながらも、やっぱり乗りかかった船的な感じもあって、
定期的に衣替えをしていたわけですが、
久しぶりに行ったところ、マフラーを巻いてくれている人がいて、
おお、これで心ある人が今後は引き継いでやってくれるかな、なんて、
邪(よこしま)な心が顔を覗かせていたのです。
すると、先日、甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳と登ったときに、
宿泊した「ひだまり山荘」で隣になった夫婦と話をしていたら、
山梨の地元の人で、釈迦ヶ岳の衣装が定期的に替えられているのは、
地元では有名な話ですよ!と言われまして。
いやぁ、そんなことはないでしょう、と思ったのですが、
「感動しました」とまで言われて、なるほど、これは、
夫婦地蔵からの「使い」だなと、ピンときました。
某の邪(よこしま)な心を見透かされ、
そろそろ寒くなるし、衣替えに来てよ、という思いを伝えるため、
このような計らいをしたのでしょう。
そう考えると、山頂によく見かける地蔵にくらべても、
それなりの力を持ったお地蔵様なのかもしれません。
わざわざ使いをよこすほどですから、
邪険にしてしまっては、バチがあたることでしょう(笑
という長い前置きのもと、24回目の釈迦ヶ岳に登ってきました。
すずらん群生地駐車場。
珍しく、10台もの車が停まっています。
すずらん祭りの時は別として、いつもよりも多い印象です。
もう見慣れた感のある登山口。
すっかりと葉が落ちて、冬の準備が整っているようです。
15分ほどで、稜線の分岐点に出ます。
日向坂峠からは10分ほどでアクセス可能です。
釈迦ヶ岳はその山容が美しいですね。
ちなみに全国の釈迦ヶ岳を見てみると、以外にも少なく、
7座しかないようです。あくまでwiki情報ではありますが。
そのうち、山梨に2座あるのですね。
もう一座の釈迦ヶ岳、ずいぶん前に登ってみようと思って、
結局足を運んでいませんでした。
いや、登ったかな?
ちょっと記憶が曖昧なので、登ってなかったら登りたいです。
いつものビューポイント。
今日はよく見えています。
かなり低い位置に雲海が立ちこめています。
富士山もバッチリですね。
やはり、雪化粧された富士は絵になります。
そんなこんなで山頂到着。
実は、どなたかのブログで、
両方とも帽子が取れてしまっていた写真を見たのですが、
気付いた方が戻してくれたようです。夫地蔵のほうは脱げかかっていますが。
そしてさすがに、毛糸の色も退色して汚れてしまっています。
衣替え完了!
マフラーは、昨年、どなたかが巻いてくれていたものを持ち帰り、
きれいに洗ったものをまた巻きました。
今日は富士山もいっそう神々しいですね。
ミッション完了!
敬礼っ!
帰りに手打ち蕎麦処「右楽」に立ち寄って、お蕎麦をいただきましたよ。
ご馳走さまでした!