エスカレーターでの話。
エスカレーターで2人分の幅のあるものの場合、
普通におとなしく乗る人は左側に乗り、
歩いて昇る(降りる)人のために右側を空けておくのが
慣例となってますよね。
高速道路でいうところの、追越車線です。
あの慣例はいつからなのか、また関西は逆なんですよ、
という話は置いておいて、
実際にあった出来事を忘れないように、
いまのうちにメモしておこうと思います。
エスカレーターの左側でボクの前に乗っていた人が、
速度の遅さにシビレを切らしたのか、
何の前ぶれもなく、右側レーンにスッと踏み出しました。
すると、下から勢いよく登ってきた人と
ぶつかってしまったのです。
怒ったのは当然、下から勢いよく登ってきたほうの人。
「危ねぇな!いきなり車線変更してんじゃねぇよ!」
と凄んできました。
すると、何の前ぶれもなく右側に踏み出したほうの人が、
「車じゃねぇし」
と、ボソッと言ったのです。
ボクは思わず吹き出してしまい、
つられて何人かがクスリと笑い、
その場は丸く収まったのですが、
右側に踏み出した人はその場を動こうとしなかっため、
微妙な空気のままエスカレーターが、
ゆっくりと進んでいきました。