立岩(群馬県南牧村)
2015年4月12日(日)
ルート:登山口駐車場〜コル〜▲立岩〜荒船山分岐〜威怒牟畿不動〜登山口駐車場
静かな山歩きを楽しみたい。
そんな貴方にぜひオススメしたいのが西上州エリアです。
交通の便が悪い、標高の高い山が無い、テクニカルな岩場が多い、
などの理由から、一般的な人気が低いエリアです。
人気が低いということは必然的に静かな山歩きが楽しめます。
しかも多彩な地質のおかげで、小さな山でも変化に富んだコースを楽しめます。
立岩の登山口駐車場にやってきました。
ご覧のとおり、他に駐車している車はありません。
周遊できるコースになっているので、反時計回りのルートで登ります。
まだ葉が落ちていて見通しがよい雑木林。
ガレ場を登ります。
かなりガレていて、気をつけて歩いても小さな落石が発生します。
立岩名物、崖のトラバース。
クサリの位置が低いので、ちょっと登りにくいですね。
コルに出ました。
痩せた土地にギチっと根を下ろす雑木は、
トマトに例えるとファーストトマトのような魅力にあふれていますね。
わずかではありますが、雪が残っていました。
稜線からは八ヶ岳もよく見えます。さすがに雪がまだ結構残っていますね。
木彫の像がやさしい微笑みをたたえています。
なんだかんだで、立岩山頂到着。敬礼っ!
山頂標識のちょうど後には、
浅間山がその素敵な雄姿を見せつけています。
見てよし、登ってよしの山の代表ですね。
時間が早いので、食事はせずに下ることに。威怒牟畿不動を目指します。
なんて素敵なんでしょうかこの感じ。わかります?
歩いていると、悦びがあふれてくる感じです。
西上州では、こんな感じの岩場もごく普通のルートとして存在します。
岩場は西上州の最大の醍醐味といっても過言ではないでしょう。
道標が折れてしまっていますが、ここが荒船山との分岐になります。
ここを左に下りていきます。
いい雑木林ですね。
5月下旬には純白のアオダモの花で埋まり、岩肌にはヤマフジが咲きます。
威怒牟畿不動に着きました。
切り立った岸壁に威怒牟畿不動が祀られています。
細かいシャワーのような滝がキラキラとふりそそぐ様が神秘的です。
威怒牟畿不動の習わし。
大正初期までは参詣者で賑わったようですが、いまはひっそりとしています。
カモシカの子どもに会いました。興味があるのか、こちらをジッと眺めています。
適度に間伐されている植林は陽の光が通り、明るい緑に輝いていました。
分岐点に合流しました。朝はここを右にすすんだわけですね。
駐車場に戻りました。トータルで5台停まっています。
ですが、山ではカモシカには会いましたが人には会わず。
とても静かな西上州の山を満喫することができましたYo!