山王帽子山(栃木県日光市)
2014年4月6日(日)
ルート:光徳牧場駐車場 ~(結構なロスト)~▲山王帽子山山頂 ⇔ピストン
今日は山王帽子山です。
登山口の駐車スペースまで車で登れればずいぶんと楽なのですが、
積雪で(物理的に)通行止めなので、光徳牧場駐車場に車を停めます。
やはりモノ好きな方はいるのですね。1台、先行者の車が停まっていました。
筆者らの車はレンタカー(マーチ)です。
さて、まずは登山道を目指します。まだまだ雪が深いです。
「太郎山・山王峠・切込刈込登山口200m」とあります。
この時点で、道が分からなくなりました。
(たぶんテレマーク)スキーのトレースがあるので、これを辿ります。
登山道からは外れていると思いますが、方向的には合っています。
雪山の景色っていいですね。何度登っても飽きることはないと思います。
登山道の東側を走っている林道に出ました。
このまま直進すると迷いそうなので、しばらく林道をすすむことにします。
そして林道を串刺しするように、直線的にショートカットで登っていきます。
その直線路に目印のリボンが巻いてあるのですが、
はっきりいってイタズラかと思うほど、巻きまくられています。
後にこのリボンに惑わされてひどい目にあうのですが。
林道に対して垂直に伸びるように見える道。正規ルートではありません。
まずは正規の登山道を目指して登っていきます。
お、ここでリボンを発見。おそらく、登山道との合流点でしょう。
山王帽子山の山頂を目指しますよ。
丁寧にリボンが巻かれています。これなら安心ですね。
それなりに進んだところ、えっ! 突然リボンがなくなりました。
しかも、道もなくなりました。
なんということでしょう!
あのリボンは、イタズラに巻かれたものだったのです!
か、作業用道の目印かどちらかでしょうが、おそらく前者の可能性が高いでしょう。
なぜなら、途中のイタズラかと思うほどのリボンの巻かれようからしても、
リボンを巻くのが趣味のおじさんの仕業であることは明白です。
きちんと経路を確認せずにリボンを信用しきって進んでしまったのはマズかったですね。
雪山ではこま目にルートや方角を確かめながら登らないとすぐにロストしてしまいます。
たまに、こういう目に遭うことによって、基本に立ち返ることができるので、
気づきをくれてありがとう、おじさん!(おじさんとは限らないと思いますが)
しかしまぁ、斜度が非常に急なうえに、木の密度も非常に高い。
木々の間を抜けるのも一苦労といった密林地帯の道なき道を、
ひたすらすすみます。
時おり踏み抜きもあり、ちょっとハードな進行となりました。
こんな環境でキノコに出会うと、心が癒されます。
いやいや、それにしても久々の厳しいロスト。
方角を確認しながら慎重にすすみます。
ひゃはー! ようやく開けた場所に出ました!
おそらく正規のルートに合流しました。
いやぁ、道があるって、本当に素晴らしいことですね!
山頂手前の展望のよいところ。
写真にうまく収まりませんでしたが、
男体山から戦場ヶ原、そして中禅寺湖が一望できます。
ふひーっ
山王帽子山山頂到着っ!
実は筆者、体調が不全だったのですが、無理してすすんでしまいました。
これはダメですね。アウトです。翌日より3日間寝こむことになりました。
今回は、学び直すことが多かったです。
そして追い打ちをかけるように、雪が降って参りました。
樹林帯の中で雪を避けるようにして、サクッとランチタイム!
とにかく、天候が悪化しないうちに早めに下山しないといけません。
ちょっと歩いただけで、あっという間に身体に雪が積もります。
けっきょく、下りもロスト。
一度、無雪にきてみないと、ちょっとルートが分からないですね。
ようやく、正規の登山道に合流。
帰りは、行きにつけてきたトレースを素直に辿ります。
ここまでくれば、もう安心ですね。
駐車場到着! おつかれさまでした!
■ぜんぜん参考にならないタイム(記録用メモ)
【登り】3時間11分
光徳牧場駐車場 →(3時間11分)→ ▲山王帽子山山頂
【下り】1時間53分
▲山王帽子山山頂 →(1時間53分)→ 光徳牧場駐車場
【トータル】5時間4分