茂来山
2025年10月30日(木)
ルート:槇沢登山道入口~大クリの木~▲茂来山 ⇔ピストン
茂来山、なかなか渋い通好みの里山です。
今年は縁あって、冬季の装備不足で撤退した時を含めると4度目の来訪です。
今日は「槙沢コース」から登ります。

平日だし、マイナーな山だし、ボッチ登山かなぁと思いきや、先行車が1台。
物好きな方もいるものですね(笑)

槙沢コースは山頂までおよそ2.5Km、標高差600m、コースタイムは2時間15分です。

この時期に登るのは初めてですが、森の感じがとてもいいです。

やたらとデカイ葉っぱ。なんの木のはっぱでしょうか。
幹も細くてたよりない木なのですが、葉っぱだけがデカイんです。

森がメチャきれい。
前回槙沢コースに来たのが厳冬期の1月だったので、この森の雰囲気は知りませんでした。

低木と高木が入り混じる、とても豊かな雑木の森。足元にはキノコもいっぱい。

色づいた葉も散見され、陽の光にきらめく様子は絶品です。

いやはや、とてもいいタイミングで茂来山を訪れることができました。

お、あれは「大クリの木」ですね。

実に見事な栗の木。平均樹齢50年といわれる栗の木で、いったい何歳なのでしょう。

大クリの木から先は、一気に急登になります。

赤く染まったヤマモミジと、黄色く染まった広葉樹が、青い空に映えますね。

久々にこのコースを登っていますが、こんなに急登続きだったっけ。
1月に来たときはフルアイゼンがなく、大クリの木で引き返したのですが、
引き返して正解でした。
この急登がアイスバーンになっている状態だと、チェンスパだと軽くヤバイです。

イワカガミの葉が登山道脇に群生しています。このシチュエーションは結構珍しいのでは。

急登をえっほ、えっほと登って行きます。この急登、けっこうバテますね(笑)

霧久保沢コースとの分岐点に到着。次回は、霧久保沢コースから登りましょうか。

そしてこちらは小海町側からの分岐点。
YAMAPのルートを見ると、登り35分と短いので、今度登ってみようと思います。
と思っていたのですが、山頂で会った御夫婦が小海ルートから登ったとのこと。
駐車場ゲートから登山道入口までの登りが50分ほどかかるそうで、
なるほどそんな落とし穴があったのですね。

山頂が見えました! けっこうバテてます!(笑)

茂来山山頂にて、敬礼っ!

今上天皇が皇太子時代に登頂した時の登山記念碑。もう43年も前のことですか。
そして山頂から少し先に下ったところに、登山記念の署名箱があります。

こちらの署名箱にあるノートをぜひ開いてみてください。
そこには、茂来山登頂1,000回を自らに課した漢、小林さんの記録が載っています。

ついに940回登頂まできたようです。
基本的に週末しか登れないという制約のなか、ある時は1日2回を登るなどして積み上げてきた、
そんな漢の記録がここにあります。

そして山頂カップ麺は中華三昧の味玉投入「豆乳担々麺」。
ひとくちすすってみると、
直接神経に作用するような鋭く不自然でいやらしい甘味、
そしていつまでもいつまでも舌に残り続ける極めて不機嫌な後味。
これ、確実に入ってますよねアレ!
老眼鏡を取り出して食品表示を見てみると、やっぱり入ってましたスクラロース(人工甘味料)。
これ入ってる食品、食べたら100%わかります。
カップ麺喰ってるやつが添加物について云々言うなよとお叱りを受けるかもしれませんが(笑)
食品添加物には神経質にならない程度に気を使っていて、亜硝酸ナトリウム、タール系着色料、人工甘味料が使われている商品はまず買わないんです。
ですが今回、商品購入時に老眼鏡を持ち合わせていなかったこともあって、不覚にも本商品を手にとってしまいました。
50代以上の諸兄には深く同意いただけると思いますが、老眼鏡なしで食品表示を読み解くなんて、まず不可能でしょう。
同じ轍を踏まないよう、今後は常時老眼鏡を持ち歩くことを心に刻んだ次第です。

自家製の完熟赤山椒粉を持ってきて正解でした。これがないと最後まで食べられませんでした(笑)

さて、舌に残る不快感を抱えながら(笑)、下山することにしましょう。

次回は霧久保沢コースからのぼりましょう。次は積雪がある季節かもしれません。

けっこう岩場もあるんですよね。
岩場は好きなので楽しいですが、一般的にはやはり霧久保沢コースをおすすめします。

登りと下りとでは、同じ森でも見える景色がかわります。

登りでは気づかなかったキノコの群生。ムラサキシメジでしょうか。

今日も美しい森に癒やされて、楽しい山行を満喫しました。
山頂ランチを除いて(笑)

無事に登山口到着! もしかしたら年内に、もう一度登りにくるかも。
それではまた!(๑•̀ㅂ•́)و✧