権現岳(八ヶ岳)
2017年9月13日(水)
ルート:三ッ頭登山口(鍵掛松)〜八ヶ岳神社〜分岐〜ヘリポート跡〜木戸口公園〜三ッ頭〜権現岳⇔ピストン
今日は三ツ頭登山口から権現岳に登ります。このルート、はじめてです。
今年の七夕にこの近所に移住したのですが、
そのことを権現岳山頂に鎮座するイワナガヒメに報告に行こう、
と思い立ったのです。
ちなみにウチからこの登山口まで、ドアトゥ登山口で8分でした。近っ!
さて、筆者が握りしめている山と高原地図は2009年度版。古っ!
「いい加減買えよ!」
と思わず自分でツッコみを入れてしまったほどです。
で、アプリ版は2015年度版なんですが、コースタイムが結構変わっているんですね。
普段登る天女山からのルートですが、
権現岳山頂までの登り時間、
2009年度版 4時間45分
2015年度版 5時間5分
と、20分ほどのびていました。
コースタイムは通常けっこう緩く設定されていて、
我々の普段のペースで、天女山ルート登り時間は実質3時間30分です。
で、今回の三ツ頭登山口からのルート。
2009年度版 5時間45分
2015年度版 4時間55分
と、50分も短縮されていたのです。
そんなに短縮されることってあるんですね。
2009年度版で今回のルートは、天女山コース+1時間なので、
実質4時間ちょいかなぁと踏んでいたのですが、
2015年度版では天女山コースよりも短くなってるので、
もしかして結構早く登れちゃう?と舐めてかかったのです。
三頭登山口から少し登った「鍵掛松」まで舗装された道路を車で登れます。
広くなったところに駐車します。
こちらが登山口。
実は一度下見に来たことがあって、サンダルで八ヶ岳神社まで行きました。
やっぱりサンダルは歩きにくかったです。
「親子石」という案内があります。どんな石なのか、楽しみです。
エッこれっ!というのが偽らざる気持ちでした。
笹とカラ松のコンビネーションは、お隣の編笠山と同じ布陣ですね。
こちらが八ヶ岳神社。祠は山頂のイワナガヒメのものと同じカタチです。
祭神は分かりませんでした。
八ヶ岳神社から少し登ると、観音平との分岐点です。
右に行くと、天女山にもつながっています。
我々はまっすぐ、権現岳を目指します。
それにしても、鹿の樹皮剥ぎを防ぐための不織布が巻かれまくっています。
小林製薬から発売されたら、「シカヨケール」とかになるのかなぁなどと邪推しながら登ります。
こちらは延命水。随分前から飲用不可とのこと。
このルートは樹林帯が長く続きます。
もちろん、笹のエリアもそこそこあります。
ヘリポート跡地に到着。富士山が顔を出しました。
このヘリポート跡地までは、視界はありませんので、突然開ける印象です。
それだけに、感動もひとしおですね。素晴しい眺望です。
このあたりはシャクナゲも多く、花の季節にはさぞかし美しいことでしょう。
お、権現岳の頭が見えましたよ。
もちろん、おとなりの編笠山も。相変わらずいい形ですね。
木戸口に到着しました。
ここで標高2240m。権現岳まではあと500mほど標高を上げるのですね。
こちらは櫻の古木にサルノコシカケが共存しています。
一部に縞枯れ現象が起きていて、幻想的な森の様子を演出しています。
アリさん、こんにちわ!
キノコさん、こんにちわ!
チョウさん、こんにちわ!
振り返って編笠さん、こんにちわ!
三ツ頭手前の分岐点に合流しました。
このルートは、前三ツ頭を踏まずに三ツ頭に到達します。
ほどなく、三ツ頭に到着。
ここから眺める権現から赤岳の稜線は素敵ですね。
たしかに、赤いイメージありますね、赤岳。
前三ツ頭と富士山も直線上に並びます。
鎖場もありますよ。たいした鎖場ではありませんが。
権現岳を象徴する2つに割れた岩。
特に名前はつけられていないようです。
今日のミッションである、イワナガヒメに移住の報告。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
イワナガヒメは、妹のコノハナサクヤヒメが祀られる富士山を常に見守っています。
あ、そうだ、山頂に行かないと。
権現岳山頂にて、敬礼っ!
結局、4時間10分かかりました。
コースタイムでは天女山ルートより短いなんて、おかしいですね。
そして振り返ってもう一度、敬礼っ!
イワナガヒメの場所まで戻って、ランチタイム。
黒米入りパンで作ったホットサンドです。
のんびりランチのあとは、登ってきた道を下ります。
登りで4時間10分かかっているので、結構、長いですね(笑
三ツ頭と前三ツ頭と富士山が一直線上にならぶ様が好きです。
ということで、おつかれさまでございます!
【参考タイム】登り:4時間10分 下り:2時間45分