小倉山(山梨県甲州市)
2014年4月27日(日)
ルート:ざぜん草公園駐車場~ ▲小倉山~▲上条山~ざぜん草公園駐車場
特に、ザゼンソウに興味があったわけではないのです。
地図を開くと恵林寺の東側にポツンと佇む小倉山が目に入ったのは、
かれこれ4年ほど前。
小さな里山なので、わざわざここに登りに行くのもアレだと思い、
気が付くと4年の歳月が流れていました。
今回、釈迦ヶ岳のミッションを遂行し、ドーミーインに宿をとり、
甲府の地ビール、アウトサイダーブルーイングで喉を潤した翌日、
帰京前にひと山登るチャンスに恵まれたのでこの小倉山をチョイスしたのです。
市営の「玉宮ざぜん草公園」の駐車場。
ザゼンソウは3月が見頃らしいので、遅きに失する感は否めません。
ただ、ザゼンソウに興味があったわけではないのですから、
むしろ空いているこの時期は絶好の日和かもしれません。
その代わりと言うのもなんですが、桜がまだ美しく咲いています。
登山口の入り口脇で、地元の方がお店を開いていました。
ザゼンソウのピーク時はきっと賑わっていたのでしょうね。
植林の間を抜けて、ザゼン草の群生地へと歩を進めます。
歩き出してすぐに、ザゼンソウ群生地到着。遊歩道が整備されています。
いくばくか、座禅を組んだザゼンソウも見受けられますが、
花を楽しむには、いかにも時期が遅いですね。
雪の残る中、花ひらいたザゼンソウが群生しているところを想像しながら、
のんびりと遊歩道を歩いていきます。
「小倉山展望台」の案内が出てまいりました。
植林を抜けると、よい雰囲気の雑木林が広がります。
いかにも山梨の雑木林ですね。好きです。
稜線手前の、おそらく植林地帯だった一帯が伐採されています。
稜線に出ました。まずは小倉山を目指します。
木々に葉が灯り始めるこの季節の里山は、
のどかな雰囲気の中にも生命力を感じるので、ウキウキします。
そして、ミツバツツジが彩りを添えてくれるのも嬉しいです。
お、あれが山頂の展望台ですね!
小倉山山頂です! 敬礼っ!
展望台からの眺望。
やや霞がかっていますが、目を凝らすと甲府盆地と南アルプスがよく見えます。
こんなイメージですね。左手には富士山も見えています。
ひとしきり眺望を楽しんだので、戻りますよ。
分岐点まで戻ってきました。
せっかくなので尾根道を歩いて、ひと回りしていきましょう。
これは見事なアカマツです。
見上げるとまるで、おおきな盆栽のような枝ぶりです。
痩せた尾根にミツバツツジ。西上州を彷彿させるエリアです。
そろそろ、西上州もまた歩きたくなってきました。
今年は妙義のちょっぴりスリリングな山も登りたいのですが、
そのためにはまず、ヘルメット買わないといけません。
ヒトクチタケです。枯れたばかりのアカマツに発生します。
このアカマツはこれから長い年月を経て、土に還っていくのでしょう。
えっ、上条山ですって!
地図上には山名すらのっていませんでした。
しかしながら、小倉山よりもこちらのエリアのほうが、雑木林がいい感じです。
ここで分岐点。上条峠駐車場までは、すぐのようです。
我々は、平沢集落方面に向かいます。
いい雑木林ですねぇ。
分岐点がちょくちょくあります。
「ざぜん草」というのが徹底していて清々しいです。
沢沿いの道をすすみます。水の流れる音を聴くと、心安らぎますね。
ちょっと笹がうるさいです。
船宮神社という神社があるようですが、今回はスルーします。
山肌のところどころに見える山桜がとてもキレイです。
駐車場が見えました!
おつかれさまでした!
周遊して2時間という気軽なルートながら、ザゼンソウに美しい雑木林、
岩場に沢ありと、チョイ歩きにはもってこいの、楽しい里山でした。
■参考タイム
【トータル】2時間2分
ざぜん草公園駐車場 →(40分)→ ▲小倉山 →(32分)→ ▲上条山 →(50分)→ ざぜん草公園駐車場