セカンドアルバムにしてラストアルバム。そしてコンセプトは一貫して「愛と平和」。
ファーストアルバムとセットにして持っておきたい逸品です。
愛の出発
次トラックの「愛のチャンピオン号」とセット。
チャンピオン号が発射される時に多くのあえぎ声が入っているが、 「ロケットに乗った女達」として、戸川純、東啓子、島津冴子、鵜飼るみ子など14人がクレジットされている。
愛のチャンピオン号
伊武「こちらチャンピオン号。地球へ愛をこめて。地球は青かった。どうぞ」
桑原「了解。こちら宇宙ステーション。地球へ愛をこめて。地球は青かった。どうぞ」
小林「了解。こちら地球本部。地球へ愛をこめて。地球は青かった。どうぞ」
スネークマンショーの3人が対等に出演している貴重なコント。
桑原茂一(本人)の、冷静で色気のある演技がステキ。
勘違いしている人もいるようだが、正義と真実の人 桑原茂一の声は伊武雅刀、
次に紹介する「愛の野球場」で「そーですねぇ桑原さん」と呼ばれる男の声は小林克也であり、
要するにコントに登場する「桑原茂一」の声を桑原茂一本人がやっているわけではない。
愛の野球場
「とくにね、彼のバットを注目してください。素人の皆さんには分かりにくいかも分かりませんが、すこーし曲がっているんですね。彼はこの曲がり方が気に入って、もう4年も使っているんです」
「そーですねー桑原さん」
「ここは緊張する場面です。ヘルメットをかぶりなおしております」
ヤックスと野球の実況をかけたコント。
愛のホテル
クリスタルな貴方に。ナイスミドルの貴方に。そしてオーディナリーピープルの貴方におなじみの 「ホテル ニュー越谷」。あいててよかった。
どんぐりころころ
「どんぐりころころ」 「いいきもち」
「お池にはまって」 「いいきもち」
愛の嵐
「ゴメンナサイ」
「君に踏まれた足は幸せだ」
「ゴメンナサイ。また踏んでしまって」
音声の定位(パン)を左右に振り続け、ダンスを踊っている様子を再現。
もちろん、お約束どおりにどんどんとエスカレートしていく。
「貴様それでも女かー!」
愛の匂い
「私の匂いをかぐのキライ?」
「君の匂いはとってもキライだ」
「じゃぁ、…ココは?」
「ぁあ、なんでこんなにキライなんだろう」
「本気?」
ジムノペティのピアノは坂本龍一。
そしてこの艶かしく色っぽい女性の声は、機動戦士ガンダムのフラウ・ボゥ役、鵜飼るみ子。
愛の戦場
世界平和をあなたと共に考える、愛と真のレポーター咲坂が戦場をレポート。
「あちらに、いまちょうど弾に当たった方がいらっしゃいますので、さっそくインタビューしてみましょう。お元気ですかぁ? … 失礼いたしました。いまちょうど、息を引き取られました」
といった、かなりブラックなコント。
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