八ヶ岳南麓在住。里山好きのおじさんのブログでありんす。

【登山メモ】別山~立山三山

別山~立山三山(富山県 3015m)
2013年10月13(日)
ルート:雷鳥荘~新室堂乗越~▲別山~▲真砂岳~▲富士ノ折立~▲大汝山~▲雄山~一ノ越~室堂

2年ぶりの立山に行ってまいりました。

人気の雷鳥荘に一泊です。本当は二泊の予定だったんですが、
帰りの飛行機がとれなかったので一泊になりました。

立山は東京からの交通の便が悪く、なかなか行きづらい印象がありますが、
飛行機(1時間5分)+室堂直行バス(2時間10分)の組み合わせでいくと、
羽田へのアクセスは別として東京から約3時間半で室堂入りすることができます。

しかもこの直行バス、室堂着は10時15分、室堂発は16時なので、
一泊二日でもほぼ丸二日間を有効に活用できるのです。

格安航空券を使うと、交通費も陸路と変わりませんし、
富山圏内での面倒な乗り換え・乗り継ぎもありませんので、
この黄金の組み合わせは、東京からの立山登山には超オススメですよ。

ところが室堂入りしてみると、雨・風・ガスの三重苦、
いわゆる軽い嵐の状態で、うーん、今日は登山はあきらめて
室堂平から地獄谷でも巡って雷鳥荘入りするかと思いきや、

なんとその地獄谷が、
火山ガス中毒の事故発生リスクが高まっているため通行止め!

地獄谷遊歩道通行止(立山町のサイトへリンク)

残念! ということで、行ったことのなかった正殿岩屋をチラ見、

そそくさと雷鳥荘に向かいます。

ただ、こんな時は文字通り「雷鳥」が出てくるものです。

雷鳥さんこんにちわ!

ということで雷鳥にも出会ったし、今日は店じまい!

雷鳥荘入りすると、まっ昼間から生ビールとワインをいただき、
ゴロゴロしながら骨休め、英気を養って翌日に備えました。

翌朝。

実は前日の夜から雪が降り始めました。
富山地方気象台は13日、立山の初冠雪を観測したと発表しました。

積雪はそれほどでもなさそうだけど雪山歩きができるとは、
アイゼン持ってきてないけど嬉しい誤算です。

雷鳥沢キャンプ場も寒そう。
装備によってはガタガタ震えて眠れなかった人もいたことでしょう。

わーい、雪だ雪だ♪ 元気よく雷鳥荘を出発します。

調子に乗っていきなり道を間違えました。

再び雷鳥荘。30分のタイムロスです。

今度は道を間違えませんよ。雷鳥沢ヒュッテが見えてきました。
雷鳥沢ヒュッテは前回立山登山に来たときに泊まったのですが、
とにかく寒くて部屋で息が白くなって、疲れちゃったのでもう泊まりません。

右手に雷鳥沢キャンプ場が見えてきました。
道が凍っていて滑ります。景色に見とれて足を滑らせないよう注意してすすみます。

本日の第一目標ポイントである別山へは、
雷鳥坂を登るルートと、新室堂乗越を回るルートがあります。
雷鳥坂は歩いたことがあるので、新道乗越から回ることにしました。

雪の木道が続きます。2年前に奥大日岳に登ったときに、この木道を歩きました。
懐かしい景色ですが、記憶に残っている美しい景色です。

それにしても今日は天候に恵まれました。嬉しいです。
昨日ゆっくり充電したので身体も快調です。

振り返ると雷鳥沢ヒュッテ、ロッジ立山連峰、その後ろに地獄谷の噴煙が見えます。
この景色は、立山ならではですね。

新室堂乗越到着。雷鳥荘から35分。道を間違えた分を取り戻そうと、
ちょっと飛ばして汗をかいてしまったので、衣服調整。

右にすすむと、剱御前小舎です。雷鳥坂との合流地点でもあります。

気持ちのいい稜線歩き。天気もよく、雪も溶け始めています。

振り返ると地獄谷。手前の建物と比べてみてください。ガス半端ないっす。
こりゃ通行禁止もやむを得ないですね。

これから歩く予定の立山連峰の峰峰。
この雄大な山々を前に、人間って思ったよりも速く移動できるものだと感心します。

おや、どうやら雲行きが怪しくなってきました。変わりやすいですね、
山の天気と女心は。

剱御前小舎が見えてきました。暖かい炎が私たちを迎えてくれています。

周辺の山小屋等の営業期間。
あらっ、雄山神社はもう終了しちゃってるんですね。残念無念。

剱岳が、かろうじてその雄姿を垣間見せてくれました。

剱御前小舎から別山を目指します。
上のほうは思ったよりも雪が積もっていますよ。

いまのところ天気は持ってくれています。勇壮な別山が目前に迫ります。

10分後。あらまぁ、まさに山の天気と女心は変わりやすいの実例です。

別山山頂到着!
天気がよければ北峰の往復をしようと思っていましたがやめます。

せめて「別山」の字は筆で書いてもらえると雰囲気が出ますよ。

次は真砂岳を目指します。風が強く、かなり寒いです。

標識は英語のほか、ハングルも完備。
韓国人の友人から韓国人は登山好きせよと聞きましたが本当ですね。

おや、ガスの狭間から陽射しがこぼれ始めましたよ。

ここも素晴らしい稜線ですね。スケール感が写真で伝わらないのが残念です。
ぜひ、一度ご自身の肉眼でお確かめください。

雪山 雪山 嬉しいな♪ (おべんと おべんと 嬉しいな♪ のメロディーで)

真砂岳はもうすぐかな。あれ?  通りすぎてますよ真砂岳!

振り返ると あっ、あれが真砂岳ですね。迂闊にも、山頂に気付きませんでしたよ。

気を取り直して富士ノ折立を目指します。ここも楽しい稜線ですね。
そこそこの人数が、こちらに向かって登ってきます。

すっかり太陽が顔を出しました。気温が低いので、陽射しは嬉しいですね。

室堂を見下ろします。ミクリガ池が見えます。
写真に納まりきらない景色とはこのことです。まさしく絶景ですよ。

富士ノ折立到着! ここはあの剱岳と同じ標高2999mです。

釈迦に説法で恐縮ですが、雄山・大汝山・富士ノ折立の三山で立山三山です。
この三山は往復で1時間程度なので、せっかくならまとめて登りたいですね。

そして、ここ富士の折立でランチタイム。
気温が下がるとオニギリはパラパラになるので、専らパンの季節です。

パンといえば、ファミマのこだわりパン工房がおすすめ。
これ、パンによって製造メーカーが違うので裏面をよく見てみてください。
個人的には山●製パン以外のものをチョイスします。

ただ、賞味期限を超越して長持ちをするパンを所望するのであれば、
●崎製パンのものをおすすめします。

さてさて、ランチタイムのあとは大汝山を目指します。
富士ノ折立からは15分ほどです。

あっという間に大汝休憩所が見えてきました。

大汝休憩所。休憩所は閉まっていますが、お昼時ということもあり賑わっています。

そして大汝山山頂です! 3015mですから、なかなかの高さです。

筆者は寒い季節はモンベルのフリース帽を愛用しているのですが、
このフリース帽の耳を捲り上げてかぶるとなぜかおじいさんに見えてしまう
という点がこの帽子の唯一のウィークポイントです。

続いてあそこに見える雄山を目指しましょう。
山頂に小さく見える建物が、雄山神社の社です。

近くまできたので、下から雄山神社を撮りました。
さすがに霊山だけあって、神気バリバリですね。

雄山から見下ろすミクリガ池。だいぶ池が近づきました。

そして雄山神社休憩所。人多いっすね。休憩所は神社とあわせて閉まっています。

開社時は500円を納めて参拝し、山頂の峰本社で神主さんがお清めをしてくれます。
いまの時期は神主さんはいませんが、
開放されているので、そのまま入ることができます。

雄山頂上! 雄山神社の前にこの標識があります。

社からはミクリガ池も見えます。

そして雄山には一等三角点もありますよ。ちなみに富士山頂は二等三角点です。

さて、参拝もすませたので下山です。まずは一ノ越を目指します。

歩き馴れない人がいるのでしょう。渋滞で完全に止まっています。
まるで週末の中央自動車道上り線上野原I.C.付近並みの混雑ぶり。
ここは左右に複数のルートをとれるので、裏道(?)から素早く下ります。

一ノ越から先は、道が整備されています。
ただ、歩きやすいかというと微妙な道です。

室堂は登山でなく、散策するだけでも充分価値がありますね。

素晴らしい景色と自然の雄大さを、まさに肌で感じることができます。
ただ、その一端を担う地獄谷の通行止めは残念です。

室堂ターミナルが見えてきました。おつかれさまでした!
バスの発車までまだ時間があるので、しばし散策を楽しみたいと思います。

■参考タイム(※食事・参拝時間のぞく)
【トータル】5時間45分
雷鳥荘 →(30分)→ [雷鳥荘] →(35分)→ 新室堂乗越 →(1時間50分)→ 別山 →(40分)→ 真砂岳 →(40分)→ 富士ノ折立 →(10分)→ 大汝山 →(20分)→ 雄山 →(25分)→ 一ノ越 →(35分)→ 室堂ターミナル

■おまけ

せっかくなので散策がてら、みくりが池温泉に立ち寄りました。
あ、温泉には入らず、まずは喉をうるおします。

きゃっはーっ! 乾杯~♪ 「喉にごちそう、目にもごちそう。みくりが池」
などとセンスのないアド街風のコピーを思い浮かべながら、至福のひととき。

ミクリガ池に映る立山連峰。申し訳ありませんが、肉眼で見ると128倍美しいです。

雷鳥に群がる人々。特に晴天時の雷鳥は大人気者です。

雷鳥さん、また会う日まで!